るりとうわた

日常をつづる

「大地のへそ」

友人がギリシャ観光に行った先から絵葉書を送ってくれました。
文面に「今日はギリシャ中部にあるデルフィという町にやってきました。ここは世界の中心だと思われ『大地のへそ』なる石があります。」とありました。
世界遺産のデルフィの遺跡と、アポロン神殿を訪れ、送ってくれた絵葉書です。

古代ギリシャ、紀元前5〜6世紀の話しでしょうか、当時地球は楕円形と考えられていて、ギリシャの国が世界の真中にあり、その中心がデルフィであり、世界の中心、大地のヘソ(オンファロス)と呼んでいたと。
ギリシャ政府観光局の案内によると

アテネより北西へ178km。かつてアポロンの神託(神のお告げ)が行われた聖域として、また世界の中心「大地のへそ」として有名なデルフィの遺跡は、パルナッソス連峰の南のふもとプレイストス河の深い谷を前に、天然の野外劇場のように広がっています。古代ギリシャ人にこのアポロンの神託は卓越した予知能力で知られ、その名声が高まるにつれてギリシャ各地からの代表や民衆が神託を受けに訪れました。そして、神託の御利益に感謝したポリスや植民地から寄贈された奉納品で豊かになり、アポロン神殿に続く参道にはそれらを収納した宝庫や像が建ち並び、自らの繁栄ぶりを誇示しました。

と載っていました。
さぞかし古代人の生き様が感じられる場所なんでしょう、写真を見ているだけでも伝わって来るようです。(笑)

また切手が面白いですが、服装が背広でネクタイみたいなのをしているし、自転車もあり、現代人ですが、麦を持っていて太陽が微笑んでいます。
0、79€となっています。Hellasと横書きされていますが、国名表記は英語表記のGreece でなくて、古代のギリシャのヘラス表記なんですね、いつもそうなんでしょうか。下に書かれているのが正式名称のギリシャ語で Ελληνική Δημοκρατία(「エリニキ・ジモクラティア」)。です。
その後ギリシャの経済危機はどうなったのでしょうか、そちらも気になります。

今日沖縄は、沖縄の全戦没者の霊を慰める「慰霊の日」を迎えました。1945年のこの日、3カ月近く続いた悲惨な沖縄戦で旧日本軍の組織的戦闘が終結した日で、くしくも日米安保条約の発効から50年の日と重なりました。
沖縄戦とは「1945年3月26日の慶良間列島上陸に続き、米軍は4月1日に沖縄本島中部西海岸に上陸。日本軍は本土防衛のため持久戦法をとり、多くの住民が巻き込まれた。日本軍による住民虐殺や避難壕(ごう)からの追い出し、住民の集団自決も起きた。犠牲者は一般住民9万4000人▽日本軍9万4136人(軍属含む)▽米軍1万2520人。県民の死者数は推計で12万〜16万人との見方もある。約4000人以上の遺骨がいまだに収集されていない。」ということです。

菅首相は就任後初めて沖縄入りし、追悼式であいさつ。沖縄の基地問題に触れ「いまだに沖縄には米軍基地が集中し大きな負担をお願いしている。全国民を代表しておわびを申し上げる。負担がアジア太平洋地域の平和と安定につながってきたことについて率直にお礼の気持ちもあらわさせていただく。今後、米軍基地にかかわる負担軽減と危険性の除去に一層真剣に取り組む」と述べた。一方、普天間問題で県民世論に反し、名護市辺野古を移設先とした日米合意には触れなかった。

これから難問が山積みですが、沖縄の方達の負担が軽減される方向で、進むと良いですね。