るりとうわた

日常をつづる

「時の鐘」のある光景

昨日川越へ写真を撮りに出かけました。
以前から、主人が蔵のある街、時の鐘のある光景を雑誌等で見て行きたいと話していました。
神奈川からのバスツアーでも探すようかしら、と思ったのですが、先日彩の国埼玉劇場に「ムサシ」を観劇に行った時、この会場には4度目だったのですが、はじめて与野本町駅の次の次が大宮駅と知りました。川越はその先です。
埼京線だと新宿から快速で川越行きがあることがわかり、電車で行くことにしました。

9時前に家を出ると川越に11過ぎに着きました。川越駅からはバスでまず喜多院入り口で下車しました。

山門

鐘楼門

慈覚大師が830年(天長7)に創建した天台宗名刹で、正式には星野山無量寿喜多院という。
江戸時代初期、名僧天海大僧正が住職をつとめた寺として、また江戸城から移築された三代将軍徳川家光春日局ゆかりの建物をはじめとする、多くの文化財を所蔵している喜多院の名は川越をというより、埼玉県を代表する寺院として全国的にも有名である。
徳川家康の信任を得ていた天海僧正が第27世住職になると、幕府からの厚い庇護を受け、江戸城から豪華な壁画や墨絵で装飾された「客殿」と呼ばれる家光誕生の間や、3代将軍家光の乳母として知られる春日局が使用していた「書院」と呼ばれる春日局化粧の間などが移築された。江戸城ゆかりの建造物に加え、山門・鐘楼門・慈眼堂などが重要文化財に指定されており、また隣接して、駿府で没した徳川家康公の遺骸を日光山へ運ぶ途中で法要が行われたことから建設された日本三大東照宮の一つである仙波東照宮もあり、江戸時代の香りを色濃く残す徳川家とゆかりの深い寺である。


この奥に客殿・書院があります。

慈眼堂
喜多院巡りを終え、お昼はnet検索で美味しい鰻屋を探しておき、一直線です。
小川菊は創業100年以上と言う老舗です、建物も古い落ち着きがあります。
上鰻重2100円です、お米がもっちりして、タレがご飯に絡み、鰻は焼きたてで香ばしく、とても美味しく、本日の第2の目的でもありました。(笑)
 
そしていよいよ第一の目的の蔵のある街、時の鐘の光景です。

本当に蔵造りのお店になっていて独特の光景で、進むと右手側に時の鐘がそびえていました。
「蔵造りの町並み同様城下の頃の面影を残す建造物で、江戸時代初頭から城下の町に時を告げ、庶民に親しまれてきた時計台」で、今から約400年前、当時の川越藩主だった酒井忠勝(さかいただかつ)によって創建されたといわれています。
現在のは4代目で、明治26年に起きた川越大火直後に再建されたものだそうです。
木造で3層のやぐらで高さは約16メートル、午前6時・正午・午後3時・午後6時の1日4回鳴る鐘の音は、今は機械化されていますが、響きの良い音色は平成8年、環境省の「残したい“日本の音風景100選”」に認定されたそうです。