るりとうわた

日常をつづる

ワルシャワ(1)ショパンめぐり、つづき

夜の7時半から、ショパン国際ピアノコンサートの本番が行われるワルシャワフィルハーモニーホールでの演奏会に行きます。

これは、今年がショパン生誕200年に際して8月1日から31日まで様々な演奏が行われているもので、ショパン国際ピアノコンサートの本番と同じ会場ということでワクワクします。

私たちは26日のプログラムです。
少しお洒落をして向かいました。
一番上の写真が、夜のフィルハーモニーホールの写真です。
7時ごろに着いたのでまだ時間があるので、会場の散策を一人でしました。
まず階段を登ると大きなショパンのポスターと同じ絵があり、ホールがあります。


そのホールから左右に階段があり、1階席に入ります、その入り口付近もホールのように広いです。

会場ではすでに各楽器の演奏者がチューニングに、出たり入ったりです。
ホールで話す方が多く、客席はまだ閑散としています。

7時半開演ベルがなり、いよいよはじまります。
ピアノ演奏者と指揮者が同じで、オーケストラはローザンヌ室内管弦楽団というのでスイスの楽団で、2000年から現在までクリスティアン・ツァハリアスが芸術監督兼Chef titulaireを務めている、とあります。
1曲目はカンタータで、ソプラノが、クリスティーア・イヴェンと言う女性で、素晴らしい声量でした。
2曲目はモーツアルトのアリアを2曲。
休憩の後がショパンのピアノ協奏曲第2でした。
ピアニストが指揮者ですから、ピアノは客席の方を向き、ピアニストは後ろ向きになりますが、凄い情熱的な演奏で、ピアノを弾いて、終わるや立ち上がって、指揮をして楽団を締めくくるという二刀流に観客も引きつけられました。

このピアノ協奏曲第2が、今年の国際コンクールの本選での課題曲です。
ちなみに発表された審査員は委員長に予定されている アンジェイ・ヤシンスキー教授、 マルタ ・アルゲリッチダン・タイ・ソン、 アダム・ハラシェヴィッチ、 ピョートル・パレチニの5氏と、新しく ウラディーミル・アシュケナージ、 ベラ・ダヴィドヴィッチ、 フー・ツォン 、 ネルソン・フレイレケヴィン・ケナー小山実稚恵、 ニコライ・ルガンスキー、 カタジーナ・ポポワ=シドロン、 フィリップ・アントルモン ら9氏の合計14氏です。
もう有名人ばかりで、こういう方の前で演奏できると言うのは凄いことですね。
第3次予選本選とあるので、体力的にも精神的にも大変でしょう。
入賞者コンサートの会場は「ポーランド国立歌劇場」ということです。