るりとうわた

日常をつづる

文化の秋

やはり文化の日は晴れの特異日でしたね。
青い空が広がりました。

この日は市民ホールで行われる、市民祭りで日本舞踊を披露しました。
日頃公民館を利用しているサークルや会が一堂に会して、日頃の成果を発表しようという自主活動です。
お仲間の一人がその実行委員長ということもあり、応援の意味でも大賛同で出演をOKしました。
市は会場を提供してくれますが、後の照明や舞台設営は最小限の3人で、いつもよりお安い額で手弁当で参加して頂きます。
その費用は参加グループで平等に割り振り、さらに私たちは曲数で割り、1曲だけ出演の私は1800円の負担でした。
私だけが1年と少しで、後のお仲間は15年から20年の経歴を持つ大先輩ばかりで、2曲踊ります。
その中で浮くのはわかるけど、新人がいるのも親しみを感じてもらえていいかも〜、とのん気なものです。(笑)
ナレーションも自分達でつくり、アナウンスも他のグループの方が担当しました。
出演グループも、ハワイアンあり、よさこいあり、日舞も古典から新舞踊までとさまざまです。
菊の模様で季節にぴったり(偶然に)
20日が最後の練習日で、先生に見てもらったら、「一応踊れているけれど、細部が違う。」と言われ、「個別指導しましょう。」と言われてしまいました。
日頃「踊りは踊れてからが踊りだ」と言われているので、一曲こなすにも奥が深く、会得する事が沢山あります。
それから徳島行きや大阪行きがあり、中々時間が取れません、しかも大阪から帰宅する1日の日の6時からリハーサルという慌しさでした。
リハーサルで舞台上の位置を決め、2度踊ったのですが、先生は何も言わずで、私もこれで良かったのかしら?どうかしら?と思っていましたら・・・
終わってから、側へ来て「大阪へ行ってる間に、すっかり忘れたわね。」と、「明日時間ある?特訓しましょう。」と、言われました。
そこで、一人の踊りではないので、踊りをそろえること、大きな踊りをすることなど注意を受け、その後袖から時々覗く襦袢の袖色の話になりました。
着物に合った薄黄色の長襦袢があるのですが、今着ている二部式(上と下が分かれている)の襦袢の方が後で調整が利くので愛用しています。
その色が薄い緑色なので、白い袖に変えたほうがいいと言われ、それから変え袖を買いに行きました。
華やかな帯(借り物)
2店舗回ったのですが、変え袖はなく、仕方なく二部式の白い襦袢を買いました。
夜に先生から「白い袖はあった?」と電話があり、無くて白い襦袢を買ったのでそれを着るつもりと返事すると、「今着ている襦袢の襟元が綺麗に合っている。」と言われ、もう、「分かりました、袖を付け替えます。」と言うしかありません。(笑)
最近視力が落ちて(老眼?)から、夜に針仕事をすることなどありませんが、ここは頑張るしかありません。2枚分の袖を外して付け替えました。

最近になって先生が求めているものが良く分かるというか、日本舞踊が美意識の追求だというのが理解出来ます。
その先生の美へのこだわりは、踊り方から作法に至るまで、ましてや人様に見せるとなると髪形から襦袢に至るまで・・・。
ただ私が踊りを始めた動機が、身体を動かしたいことと、タンスの肥やしと化した着物に袖を通したいことで、最近しばしばその先を求められることに違いを感じています。
会のほうの発表会はもちろん鬘をつけ、化粧もプロの方に頼み、当然料金も掛かりますが、参加は自由というので、進められても私は参加しません。
この趣味が第一で一途に打ち込むのなら、出費も費やす時間も惜しくは無いのですが、旅行や観劇の趣味の方が順位が上ということかな?(笑)
海外旅行へ行かなければ着物も買えるでしょうが、そういう気にはなりませんので、公民館活動の範疇です。(笑)
最近3人も新しいお仲間が増え、私のはじめての後輩たちですが、その方たちが、やはり大先輩の方との差を感じたり、付いて行くのに不安を感じると、先生は、「そんなに心配しないで、○○さんのようにお気楽な方もいるのですから。」と私のことを名指しします。(笑)
それで、いつも私は励ます役になります、これってきっと相互理解だと解釈しています。(笑)

晴天の下、私の晴れの初舞台も、近所の友人や家族が観に来てくれ、無事に終えることが出来ました。
達成感を感じるとともにほっとしました、今度はまた一年後かしら〜。(笑)
1日新幹線より
追、
先生は次の舞台の方の着付けで忙しく、私の晴れ舞台を観ていません。
でも、お仲間の家族がビデオを撮ったと言っていたっけ・・・