るりとうわた

日常をつづる

家騒動

20日大寒でしたね。
この日はリフォーム関係の現場監督や大工さんや会社の方が来る日でした。
それまでにショールームに行き、玄関ドアや部屋のドアを決めたり、床や壁紙も決めました。
ところがそのショールームに貼られていて、いいな〜と思った壁紙は3種とも廃盤になってしまっていました。
壁紙のサイクルが早くて3年もすれば廃盤になるそうです。
見本帳で数点を選び、後日30〜40cm×100cmのサンプル紙が送られてきました。

ひと巻き5〜7枚あるので、25枚も送られてきました。
これをというものを部屋別に、貼り付けて想像しながら選ぶのですが、中々意見が一致せず、娘も入れて3人で喧々諤々。(笑)

そのうち元のでいいじゃない?と言い出したり・・・(笑)
結局色々見すぎると、シンプルが一番!となり、廊下もトイレも部屋も全部同じで、寝室だけ変えることになりました。


1階の和室を空にして、2階の上の娘の部屋だったところへ移動するので、今納戸と化しているこの部屋も空にするので荷物をまとめています。


こちらは廃棄処分になる本箱ですが、かなりの本がありましたが、本当にもう古いです。

こちらは2階にあり、命拾いの本箱で、残すことに決まりました。
もう家中、引越しと同じで段ボール箱と処分品があっちこっちにあります。

大勢の方が見える20日の朝、2階の部屋を降りる際に、いつもは開いたままになっているドアを閉めました。
きっと余りに散らかっているのが丸見えになっても〜と無意識に意識が働いたのでしょう。(笑)
その時に、カタッと音がしました。
不吉な予感がして、もしや?と思い、急いでドアを開けたのですが、すでに時遅し!
10センチほどしか開かず、引き戸を開けたところに倒れこんだものがあるのです。
間もなく来客の時間なので、後回しにすることにしました。

台所で打ち合わせをしていましたので、その間に2階に上がった方があったかどうかはわかりません。皆さんあっち行ったりこっち行ったりでしたから。
午後になって終了し、ここからがお家騒動の本番です。(笑)
押入れの中にあった上の娘の番傘というか、蛇の目傘が出てきたのです。
何故こんな物をもっていたのか分かりませんが、廃棄せずにフリーマーケット(お売りください店)へ出そうかと思い、タンスに立てかけておいた物が倒れたに違いありません。
がんとして10センチから先、開きません。
傘を持ってきたり、ゴルフ道具を持ってきても反応がない、何よりどういう状態か見えないでいます。
主人が、鏡と懐中電灯と言い、それでなんとかタンスの隙間=引き戸の開いたところに傘が嵌っているのが見えました。
それでもドア越しに手だけ入れるので、その時には鏡を見ることが出来ず、まさに手探り、暗中模索です。
1階なら壁をぶち抜こうがドアを壊そうが、どっちみち新品にするのですが、2階の廊下までは替えますが、この2部屋はそのままですから寄りによってです。
しかもこれから使う予定の部屋です。
これは開いている状態です、このタンスの隙間に
兎に角見えないまま90センチ先の物を引き上げよう、立てようと必死です。
そのうち傘が15センチほど立ち上がり、ドアが20センチほど開きました。
私が顔が通れば行けるかも?と何とか覗けるのですが、顔が通れば通り抜けれるのは猫の話でしたね。(笑)
人間は骨盤の方が顔より大きくて無理でした。(笑)
今度はそのまま下から顔を出し、見ながらその傘を立てることにしました、せっかく少し立ち上がったものを滑らせては元も子もありません。
ゆっくり慎重に立てること30センチぐらいで、30センチドアが開きました。
成功です、今度は通れました!
なんと1時間弱の大格闘です、一体どうなることかと思いました。


犯人はこの傘です。

開いてみると、中骨の部分を飾る、糸と竹が細やかでとても美しく出来ています。
きっと手作業でひとつひとつ作られているのでしょう、これも美しい日本文化です。
ただ一箇所、穴を空けてしまったみたいです、売り物にならないですね。(笑)