るりとうわた

日常をつづる

これから


昨日のことですが、同じ組の12軒のうち10軒が集合して昼食をはさみながらお喋り会のような時間を4時間ばかり過ごしました。
住んでいる所は450軒近くの分譲住宅地で一番最初の分譲はもう40年ぐらい前だと思います。
私たちは最後から2番目の10期ぐらいで、昭和51年の9月に分譲された12軒で、抽選会が行なわれた当選組です。
その12軒がひとつの班になり、組長を出しています。
早くも35年が経ち、初代半期が我が家で順に回り、3周り目が完了する今年はお隣のAさんが組長担当です。

4月に担当になってから「しばらくぶりなので、皆で集まって何かしたいね。」としきりに言っておられました。
自治会の役割も時代の流れと共に変わり、子ども達が学校に通う頃は2クラス分の百人近い児童数の通学風景で通学路の点検や交通整理をしたり、
また自治会の運動会も盆踊りも大盛況でした。
成長するにつれ、今度は電車通学や通勤等の防犯や夜回りが中心となったり・・・
今は子ども達がすっかり巣立ち、我が家はまだ1人いるので3人ですが、ほとんどが夫婦2人か、1人の生活となっています。
最盛期の時の人口から比べると半分以下でしょうね。
お昼などなんと静かなことか!!
12軒のうち勤め人はAさんのご主人のみで、11軒が退職しうち1軒は週に2、3日元の会社へ勤めておられます。
2人の方は未亡人となられ住宅内の高齢化が進んでいます。
  
(トマトの収穫も進み、すでに15個目です)

これから先の人生をどう暮らしていくのか?どう生きていくのか?ということは今後重要な問題だと思います。
お隣の物音は聞こえても数日間は顔も合わさずに過ぎてしまうことも多々あります。
うちの横と後ろはちょうど未亡人で1人暮らしなので、気に掛けるようにしているのですが、私もぎっくり腰をしたりすると、家に篭ることも多くなりそれどころではありません。
先日は救急車が3軒先に来て、驚いたのですが、最近足腰の弱ったご主人が家で転び頭を切ったということでした。
幸い出血はあったものの意識はしっかりあり、歩いて救急車に乗られました。その方はこの日はタクシーで通院に付き添われてお休みでした。
その方が最高令で85歳で、下が62歳ぐらいという幅です。
これからが大変になるという世代の集まりです。
そういう意味でも、もっと絆を強めよう、もっとお節介をしようというのは意義があると思います。

ワンコイン(五百円)でお弁当を近くのスーパーから配達してもらうので、主人にもワンコインを渡しておいて、男性が一人でも居たら連絡するから来て、と話していたのですが残念女性陣ばかりでした。
その上にどういう名称の会にするか?と、話し合うと、「嫁の会はもう無理かな?」とか、「今流行の女子会はどう?」という意見が出て、どうも男性は無視のようです。(笑)
ただしっかり主人の意見は反映してきました。
「同じ通りに面した方のお顔は何とか判るのですが、面していない通りの方の顔を覚えて、挨拶ぐらいはしたいと言っていました。」と言うと、拍手が起きたような。(笑)
そして「男の方たちは家で何をしているのかな?と、話を聞いてみたいようです。」と言うと。
Bさんは、うちの1ヵ月後に退職されたのですが、「主夫に目覚めて、家事に勤しんでいます、昼食は主人担当で、うどん、スパゲッティ等麺類が中心で、もちろん後片付けもします。」
Cさんは「朝が早起きで、私は寝ているのですが、5時に朝食を作って犬の散歩しています。庭弄りや大工が大好きで、電気ノコで、いつも五月蝿くて済みません。」
Aさんところも「勤めていても、土日に台所に立ちます、全く苦ではありません。」
主人の予想とは予期せぬ答えでしょうが、私も驚きました。
しかもその分かれ目が見えた感じでした、うちは21年生まれで、家事をするという方は22年と23年生まれなんです。
21年以前の方は、家庭菜園や庭弄りはするけれど家事は一切しないでしたから、21年と22年の間が境目のようです。
偉いな〜、団塊の世代は流石です!
これは、ひょっとして、日本の縮図でもあるのかしら?
早計〜かな、10軒では駄目かしら?(笑)
   
(枝垂桜の枝を伐採したら、可愛いさくらんぼがついていました)

そんなこんなで話に花が咲き、中でも転入組みが2軒あり、その方たちが、こういう輪に入れて頂いて嬉しかった、いつでも声を掛けてください飛んできます。と大変喜んでおられました。
ただ次回は?ということになると、「していただけるのなら有り難いです、でも自分にと言われると、とても出来ません」というお返事が大半でした。
Aさんは月一位の会合になればという思いもあったようですが、次回は秋にということに決まりました。
私は来年組長なので、来年も是非続けますと、そして来年こそ主人に念願(?)の男子会を開いてもらおうと思います。(笑)

ともかく、生き抜くためには家事でも何でも出来なくては・・・
そして、隣は何する人ぞ!?でなくて、仲良く繋がりを持って、
遠くの親戚より近くの他人!が本当に大事なのでは、と感じました。