るりとうわた

日常をつづる

チビゴーヤ1号


ゴーヤの花が咲いてから1週間ほどで、早くもチビゴーヤ1号の出現です。
2センチぐらいで、それはもう可愛いおチビちゃんです。
この猛暑ですから、プランターで育てているので、朝から土がもう砂のようになり1日3回水遣りをしています。
こんなに炎天が続くのなら、無理してでも太陽光発電を屋根に取り付けるべきだった・・・と思ったり。
ただ予算の関係で屋根はいじらなかったので、それ以前の問題ですが。
グリーンカーテンの実現と共に、実のほうも楽しみです。

ミニトマトも収穫が進みもう100個を超えたと思います。
日曜日には娘家族が来たので、孫用に2〜3日収穫を控えていたので赤い実、オレンジ色の実がいっぱいです。
5歳のチビが大喜びでミニトマト狩りです。
去年はブルーベリーの収穫をしたのですが、こちらは実が柔らかく強く持つと潰れて汁が出るのを嫌がって早々に退散でした。(笑)
ミニトマトは皮もしっかりしているので楽しく進みかごに入りきれないほど収穫が進みました。
30個以上収穫できました。

ただこんな庭遊びでは満足しない子供たちは、海水パンツを履いて来たといい、海へ行くよりか近いか?ということで、丹沢山系の大倉入り口にある戸川公園へ行きました。
この炎天下ですが、同じ年頃の家族連れで一杯でした。
ちょっと水に浸かるだけが、そうは問屋が下ろさない・・・
下のチビと日陰にいたのですが、しきりに水分を求め、お茶を飲むうち、アセロラ飲料を見つけ初体験です。
小さいだけに水分量の比率が高いというので、水切れで熱中症になると困るので、こちらも与えていると、飲むこと飲むこと3分の2を飲み干しました。

やっと川遊びから戻ったお兄ちゃんと合流して、大きな石の口、鬼の口の中で遊び始めました。
その後、お兄ちゃんは青空の下にあるトランポリンでひと遊びです、尽きることのないエネルギーです。(笑)
こういう子供たちを見ていると、逞しいし、どこの子も可愛い。
この子達が未来の日本を支えていくと思うと良い環境で育って欲しいと切に願います。

そうなるとやはり、今回の原発事故による不安は大きいです。
福島県南相馬市の農家が出荷した牛11頭から基準を超える放射性セシウムが検出され、検査中の2頭の牛の肉からは、これまでで最も高い1キロ当たり4350ベクレルと3710ベクレルの放射性セシウムが検出されました。(一般には流通していないという)
先に出荷された6頭すべてが国の基準(1キロ当たり500ベクレル)を超え、基準の約4〜9倍弱の放射性セシウムが検出されたということです。
これらは、牛の体表に付着した放射線を測定検査ではクリアしたのですが、汚染された稲わらを食べた内部被曝ということです。
お茶葉でもそうでしたが、ようするにセシウムは消えずに蓄積するということです。

今回のような原発事故の場合、ウラン235の核分裂でできるヨウ素131やセシウム137などの放射性物質は空中に舞い、風に乗って移動し、木の葉や樹皮に付着したり、土壌に落ちたりする。その場にとどまるものも多いが、拡散するなかで、原子核が壊れ、放射線を出す。
 セシウム137が壊れ、放射線を出し、全体の量が半分になるのが平均30年。これが半減期だ。100個のセシウムの原子が30年たつと50個。その後、30年たつと25個、さらに30年たつと12・5個になる計算だ。ところが、25年前のチェルノブイリ原発事故後の調査でセシウムが想定のように減っていないとの報告もある。

もちろん毎日汚染された牛肉を食べ続けることはありませんが、他に食べるものは安全か?という問題です。

静岡のお茶葉にまでセシウムが検出されているということは、空気中を漂って広がっているということです。

それらすべてが体内に蓄積されるのですが、その測定が可能かということです。

 国際放射線防護委員会(ICRP)は、自然界やX線検診など医療行為で受ける放射線を除き、公衆の被曝(ひ・ばく)量の上限を年間1ミリシーベルトと定めているが、原発事故などの緊急時は100ミリ〜20ミリシーベルトが暫定的な基準になる。その間のどこにするかは政府や自治体が決める。復旧期は20ミリ〜1ミリシーベルトの間に基準を設ける。

 福島第一原発事故後、文部科学省が、福島県内の校庭の屋外活動で受ける子どもの放射線量の基準値を年間20ミリシーベルトとした。大人の放射線業務従事者でさえ、線量限度は年間50ミリシーベルトであり、5年ごとの年平均は20ミリシーベルトを超えてはならない。この基準値に抗議し内閣官房参与(東大大学院教授)が「乳児、幼児、小学生には受け入れがたい」として辞任した。20ミリ〜1ミリシーベルトのどの値を妥当とするかは、非常に難しい問題だが、受け入れがたいと考えるのは同感だ。(県立県民健康科学大の杉野雅人講師)


昨日の朝日新聞は社説で、【提言 原発ゼロ社会―いまこそ 政策の大転換を】というのを出し、原発ゼロ社会へ向けての特集を組んでいます。
http://www.asahi.com/paper/editorial20110713.html
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201107130637.html?ref=reca
また今日のTVニュースでは

ソフトバンク孫正義社長が提唱し、太陽光発電風力発電などの普及・拡大を図る「自然エネルギー協議会」(会長=石井正弘岡山県知事)が13日、秋田市内で設立総会を開いた。

 事務局長に就いた孫社長は総会後の記者会見で、太陽光発電の実証実験設備を北海道帯広市に年内に建設する計画を明らかにした。

 総会には、大阪、神奈川など35道府県の知事らが参加し、自然エネルギーの全量固定価格買い取り制度の導入などを国に求める提言を発表した。全量買い取り制度を盛り込んだ「再生可能エネルギー特別措置法案」の成否を見ながら、今後の活動を進める方針だ。提言には、電力の原子力への依存度を中長期的に引き下げることなども盛り込んだ。当初、参加の意向だった福井県は「運営体制など明確に決まっていないところが多い」(政策推進課)として現時点で参加を見送った。(2011年7月14日 読売新聞)

流れは脱原発へと向かっているのでしょうか。
それに 菅直人首相は13日夕、総理官邸で会見し、今後の国のエネルギー政策について「原発に頼らない社会を目指すべきと考えるに至った」と述べ、脱原発依存を進める考えを示した。ということですが、

ニッカンスポーツの見出しが、「菅首相は自己中会見 脱原発表明」とあるし、テレ朝は「民主党の中堅・若手議員が菅総理大臣の即時退陣を求め、仙谷官房副長官に直談判」と。

党内からも、国民からも軽い、軽いとみられる首相の発言ですが、私は孫氏も菅首相の「脱原発」発言は大歓迎です。

ただ、どちらも、言うは易く、行なうは難し、です。

アッピールやアドバルーンでは困ります、即実行に移していただきたいと思います。