るりとうわた

日常をつづる

鎌倉ぶらり(1)

円覚寺総門
今日もまた夏日ですね。
日は確実に傾き、朝夕の風も涼しくはなったのですが、日中の日差しはまだ夏のままです。
そんな暑い15日と16日に、友人と6人で、1泊2日の鎌倉めぐりをして来ました。

大台になった年から出身地の大阪で集まり始め、昨年は友人の持つログハウスに泊まり、その時に私が「一度関東でどう〜?」と声をかけたら。
「鎌倉なら行きたい」となり、4回目にして「いざ鎌倉!」となりました。(笑)
今年は残る1人も目出度く退職となり、平日の集合が可能となったのですが、皆さんの予定をカレンダーに貼り付けてびっくり。
予定の10月末は空きがなく、2日連続で空いたのはこの15日と16日の2日間のみでした、秋の行楽期は皆さんの芸術活動が活発で、旅行に発表会と大忙しです。
急遽ホテルを探し、皆に連絡をつけて計画を組みました。
8月に下見をしたのですが、その頃の盛夏と全く変わらぬ暑い気候ですが、まあ台風で雨よりはマシということです。

12時15分に鎌倉駅集合で、早々と12時過ぎには揃うことができました。
徳島からは夫婦で参加の友人は、早朝から大変だったことでしょう、と聞くと、なんと夜行バスで品川朝6時に到着というから若い!と皆で感心しました。
もっとも、やはりどこでもいつでも寝れる若者でないと大変だったということでしたが、経験してわかるその行動力には完敗です。(笑)
すぐ目的地の北鎌倉に行き、ここから寺めぐりをして歩いて鎌倉に戻ります。
1時予約の食事にはまだ早いので、先に円覚寺の見学です。

鎌倉五山第二位の円覚寺は、鎌倉幕府八大執権・北条時宗が弘安五年(1282年)に創建した臨済宗円覚寺派大本山で、文永・弘安の役で蒙古の大群を撃破し、両軍戦死者の菩提を弔ったそうです。
右の写真の素朴な三門に歴史を感じます。
仏殿前の広場で、近くの幼稚園児と先生が運動会の練習をしていたので、この三門に座り涼みながら見学しようとしたら、太鼓の合図で退場の練習をしていてすぐに終了してしまいました。(笑)
前日もニュースで、運動会の練習で熱中症と言っていましたので、切り上げがはやいこと、でも正解ですよね。
その後国宝の鐘楼を見に弁天堂まで階段を上ります。

仏殿を見て周り、三門の向かって左側にある松嶺院は花の寺と案内があったので百円を払って入りました。
牡丹の名所として知られているそうで、今は葵に秋明菊、萩、ワレモコウなどがありました。
また開高健(作家)、田中絹代(女優)、佐田啓二(俳優)など著名人の墓があリ、オウム真理教に一家が殺害された坂本弁護士のお墓もあるというのでお参りすることにしました。

東慶寺の前の鉢の木で食事、懐石弁当を食べながらクーラーも効いているので話に花を咲かせます。
身体も冷えたところで、鎌倉街道沿いに建長寺に向かいます、この道路が車が数珠繋ぎで走れないほどのろのろ運転です。

建長寺の中に入るのも久々です。
鎌倉の寺は花の寺と言われるぐらい、季節の花が咲いているのですが、この時期はまさに端境期で、夏の花が終わり、秋の花にはまだ早い時期ですが、ここでも萩が良く咲いていてラッキーでした。
鎌倉五山第一位の臨済宗建長寺派大本山で、 建長5年(1253)北条時頼蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)を開山として創建した、わが国最初の禅の専門道場です。
総門をくぐると正面に高さ約30メートルの三門(写真)がそびえ立ち 安永4年(1775) に再建した重層門で、楼上には五百羅漢像が祀られているそうです。
その三門と仏殿の間に道の両側にある柏槙(ビャクシン)の木 が凄い貫禄というか巨大な古木で驚きました(樹齢750年)。
それにひきかえ方丈横の唐門が新品同様に黒と金縁でぴかぴかです。
他が落ち着いた歴史を感じる味わいのある建築なのに、「興ざめよね」と文句を言い合っていると、1人が「これだって百年後は落ち着いたものよ」、続いて「そりゃこちらも最初は極彩色だったでしょうし」「後々の人のために修復してあるのよね」「そういうことよね〜」と「そうして歴史は続くのよ」と納得のいく会話に収まりました。(笑)
これも、800年近い歴史のホンの一こまの会話に過ぎないのでしょうね。
左の写真はその7本の古木の柏槙、そして仏殿、法堂、本院が少し見えています。
左側にその真新しい唐門と方丈があり、その裏に庭園があります。
この青空に照りつける太陽ですから、真裏は日陰になり涼しいです、方丈の建物の周りには廊下があり、椅子が置いてあるので、外人観光客やカップルが座っていました。
昔ヤングだった私たちも端の椅子に、よっこいしょと腰を下ろします。(笑)
池があり緑の芝生が綺麗です、そしてそこは芝を刈る若者の独断場でした。そこしか見るものが無い。(笑)
しゃがみながら電動バリカンで進んでいるのですが、日陰とはいえ、このテンポではいつ終わることかと、皆で心配です。
するとそこは細かい部分で、今度は長い電動草鎌切(チエンソーの平ら)を持ち出して刈りはじめました。
写真に独り舞台の若者がちゃんと影で写っていました。
すると誰か?これ欲しいと・・・、言うのが聞こえました。
これを庭で使う気???と、誰?そこまでする?と笑いそうになったが、その声の主はログハウスの主だった。(笑)
先日の大雨で、下の散歩道が崩れて、業者さんに石を組んでもらい修理したそうで、そこは持てる者の悩みですね。
素朴な木造建築とこの静けさに、ゆっくりと座禅を組んでみたくなる心境が理解できます。
私たちは急ぐ旅なので、建長寺を後にして鶴岡八幡宮目指して炎天下の鎌倉街道を進みます。
後ろから、「かき氷の看板があれば入ろう」と声が掛かります。
「そば」に「イタリアン」の看板はあれど「かき氷」はなく、洒落た洋菓子のお店を見つけたので寄ることに、ちょっと神戸風。
水分補給とエネルギーの補給をすませ、お喋りだけはその心配がないようです。(笑)
鶴岡八幡宮から由比ガ浜まで続く街並みを見下ろし、若宮大路に続く鳥居を目指します。
雰囲気が前回の下見と違うのはお祭りでもあるからでしょうか、子供神輿が次々と入ってきます。
鳥居に近づいたわき道で、木の柵を打ち、土を寄せているところがありましたが、どうやら流鏑馬のようです。
「例年4月第三日曜と9月16日に行われる流鏑馬は、鎌倉武士の気概を伝えてくれる。狩装束の射手が一直線に馬を走らせながら鏑矢で3つの板の的を射る流鏑馬神事は、豪快さと繊細さを求められる騎乗の妙技である。鶴岡八幡宮のそれは、武士の旧都で行われるだけにとりわけ迫力がある。」
とありますが、これはテレビで見るより、ずっと狭い道幅で行なわれているのだとわかりました。1日違いのお祭りでした。
この時刻5時ごろになって、ようやく写真のように日が傾き涼しくなってきました。
女子チームはここから、また元気が回復し、小町通ぶらぶらりのスタートが切って落とされます。(笑)
箸屋が意外に多いこと、てぬぐい屋を目指してあっちこっち、店によってデザインや傾向が全く異なります。
洋服や雑貨屋にも足を停めて、男性は焼きたておかきを加えて後をうろうろ。
6時に鎌倉駅前の鳥居に到着です。
ほぼ3時間のコースをゆったり歩いたり寄ったりと6時間の行程で一日目終了でした。
1時間半ぐらい食事に掛けて、由比ガ浜のダイヤモンド鎌倉別邸ソサエティで宿泊です。