るりとうわた

日常をつづる

秋・ノーベル賞


秋ですね。
家の中も庭も衣替えです。
ゴーヤのネットを2回のベランダからばっさり落とすと、右の写真の固まりになりました。
ネットからゴーヤのつるを外すのが一苦労でしたが、台所の前が明るくなりました。
ゴーヤの前に咲いていたのが、上の写真の、メキシカン セージです。

そして門のポストのそばにあるのが、金木犀です。

この甘い香りがすると、秋を感じると共に花粉アレルギーになります。
春同様に秋の花の多い季節出、眺めるのはいいのですが、目がかゆくなったりとちょっと困った時期でもあります。(笑)

また、この季節はノーベル賞6部門の発表の季節ですね。
残念ながら今年は日本人の受賞はありませんでした。
10月7日にノルウェーノーベル賞委員会はノーベル平和賞リベリア大統領ら女性3氏の発表をおこないました。

女性の権利向上を目指す「非暴力の闘い」に貢献したとして、アフリカ初の女性大統領エレン・サーリーフ・リベリア大統領(72)▽リベリアの平和活動家リーマ・ボウイー氏(39)▽イエメンの民主活動家タワックル・カルマン氏(32)の女性3人に授与すると発表した。女性への平和賞授賞は04年のケニア環境保護活動家マータイさん(故人)以来7年ぶり。

 ヤーグラン委員長は「女性の安全と、平和構築に参加する女性の権利を求める非暴力の闘い」を授賞理由に挙げた。西アフリカのリベリアでは03年までの14年間、内戦が続き、約27万人が犠牲になった。06年に大統領に就任したサーリーフ氏を、委員会は「和平の確保や経済、社会の発展、女性の地位向上を促進した」と評価。
同じくリベリアの国家再建に貢献したボウイー氏は「戦争を終わらせるために民族や宗教の壁を越えて女性を組織した」ことなどが授賞理由となった。


 一方、カルマン氏は中東アフリカでの民主化運動「アラブの春」に絡む授賞となった。イスラム教徒のジャーナリストで「アラブの春以前から(イエメンの反体制運動で)指導的な役割を果たした」と評価された。
 ヤーグラン委員長は「民主主義と恒久平和は、女性が社会の全てのレベルで男性と同等に影響を及ぼす機会を持たなければ達成できない」と述べた。女性、イスラム教徒、中東アフリカの平和賞受賞者が少ないという声を反映させた形となった。

 授賞式は12月10日にオスロであり、賞金1000万スウェーデン・クローナ(約1億1000万円)は3人で分け合う。


 ◇エレン・サーリーフ
 米国ハーバード大修士号行政学)。79〜80年財務相。80年の軍事クーデターで米国へ亡命。92〜97年、国連開発計画でアフリカ局長などを歴任。97年の大統領選で落選したが05年選挙で当選。06年に大統領に就任した。
 ◇リーマ・ボウイー氏
 米国で修士号(紛争学)。07年からアフリカのNGO「平和と安全の女性ネットワーク」代表。同年、米ハーバード大ケネディ行政大学院の女性指導者委員会から、平和運動への貢献を評価されブルーリボン賞を受賞。



 ◇タワックル・カルマン氏 イエメンの人権団体「束縛なき女性ジャーナリスト」代表として、サレハ現政権に対し平和的な抗議活動や女性の権利擁護運動を率いてきた。ジャーナリストでもある。父親はサレハ政権で法相を務めたことがある。



毎日新聞 2011年10月7日 18時22分(最終更新 10月8日 1時31分)