るりとうわた

日常をつづる

富士五湖


本栖湖より
連日続く青空に誘われて、木曜日は富士山を見に行くことにしました。
これまで伊豆に出かけた帰りも両親と箱根に出向いた時も富士山はその姿を見せてくれませんでした。
ここ最近の冷え込みで、雪の量も増えたようだし、その姿が見えるのではと期待しました。
道中、私が「もう黒富士には見飽きたわね」と言うと、夫は「山を黒とは言わないだろう、緑だから青じゃないかな」と言います。
「普通の山は緑だけれど、富士山は溶岩だから、黒か赤」と言い合いましたが・・・、何と言うのでしょうか。(笑)

御殿場を過ぎても雲はなく富士山が綺麗に見えるので、いつもの山中湖、河口湖より足を伸ばそうということになり、五湖めぐりが叶うかも、となりました。
やはり雪は北側が多いようで、その姿も静岡側から見る表富士は男富士、山梨側から見る裏富士は女富士と言われ、細めで優美と言われています。
まず一番奥の本栖湖に着きました。

千円札と同じ方向で

ここは千円札の裏の富士山の絵で有名で、一度同じ位置で眺めてみたいと思ったところです。
写真家の岡田紅陽氏(故人)が本栖湖畔から撮影した『湖畔の春』という作品をベースにデザイン化したものだそうで、その撮影場所に案内の看板がありました。
ただ角度的にはもう少し高い位置のように感じました。
湖面が波打っていて逆さ富士は写っていません、以前河口湖で知り合った方が逆さ富士は朝方でないと、波が立ち写らないと指南を受けたのですが、やはりそのとおりでしょう。
写真の感じはこんなものでどうでしょう。(笑)
ただ日差しが強すぎ、逆光気味で富士山が白く浮き上がって見えます、そういう意味でも早朝が撮影にはいいようです。
裾野は青木ヶ原の樹海です。

精進湖より
次は精進湖です。
周囲わずか5km。富士五湖で最も小さい湖です。
与謝野晶子の歌碑の裏に 上九一色村と刻んであるのに目が留まりました。
やはりオウム真理教事件で印象に残っている地名で、こういう豊かな自然の中に恐ろしい集団がサリンを製造していたのですね。
16年経ち、ちょうどオウム真理教事件のすべての刑事裁判が21日の夜に終わりましたが、遺族や後遺症に苦しむ人々とその家族に終わりはまだ来ないでしょう。
朝日新聞に、「あの時代の後に」と題して、今はカルトがスピリチュアリと名を変えて、ソフトな形で広がりをみせているのでは、と警告しています。
それは「オウムを知らない世代が拡大し、カルトに対する社会全体の免疫力が落ちている」と恵泉女学園大学の川島教授(宗教学)の言葉を紹介しています。
6000人近い死傷者を出した犯罪史上に例をみないこの事件を風化させてはいけないと思いました。

西湖より
3つ目は西湖です。
写真を撮ったのは、すごく端っこで、これも意外と大きな湖でした。

その後河口湖により、富士ビューホテルでカレーランチを頂きました。
この富士山が可愛いです、六穀米+白米で出来ています、サラダとコーヒーがついて1800円です。

河口湖より?
実は1時半を回っていたので食い気だけで、写真を撮り忘れました。(笑)
その庭園の紅葉を眺め、ほぼ終わっていましたが一本だけ葉が残っていました。

もみじの背景に偶然河口湖が写っていました。(一応)
最後に山中湖で、ダイヤモンド富士をねらいます。
4時前だったと思います、2月の頃は頂上と合致したのですが、頂上より下で日の入りも早い時刻でした。

山中湖より
岐路に着くと夕焼けに照らされて、北斎の絵のような赤富士を見ることが出来ました。
一日中雲に隠れることもなく、日本一の山の勇姿を披露してくれました。