るりとうわた

日常をつづる

冬晴れの富士山

例年2月は三寒四温で、寒い日と暖かい日を繰り返すのですが、今年は本当に寒さがいつまでも厳しいですね。
やはり異常気象でしょう、雪国も被害が大きくて大変です。

関東も、中々天気が安定せず、さらに富士山の方向はいつも雲が被り、山の姿を見ることが出来ませんでした。
それが土曜と今日、月曜には青空の下、雪を被った富士山の姿を見ることが出来ました。
新松田にある松田山から撮った写真です。
自然は美しいですが、反面厳しいです。
ここ地震もよく起こっているので、やはり不安に感じます。
気候も穏やかになり、復興が早く進む日が待たれます。

東京電力福島第1原発が20日、報道陣に公開されたそうですが、まだまだ事故収束の道のりは遠い感じがします。

昨年12月に政府が「冷温停止状態」を宣言してから初めてで、事故収束への作業状況を知ってもらうのが目的。だが、依然として放射線量は高く、冷温停止状態を支える原子炉注水ポンプでは凍結による水漏れが相次ぐなど、事故収束への道のりは遠い。高橋毅(たけし)所長(54)は「重要な設備を重点的に保温対策してきたつもりだったが、想定が甘かったことは否めない」と謝罪した。

 敷地内の公開は昨年11月に続き2回目。前回と同様、1〜6号機の周辺をバスで移動した。高い放射線量のために、車外に出られたのは全行程1時間のうち約15分だった。

 廃炉への作業が最も進んでいるのは4号機だ。数人がクレーンで足場材の上げ下ろしなどをしていた。13年末から使用済み核燃料プールから燃料1535本を取り出すためで、既に天井のはりが2カ所撤去されていた。

 今回初めて、原子炉注水ポンプが公開された。原子炉建屋などにたまった汚染水を浄化して冷却に再利用する「循環注水冷却システム」の要で、事故後急ごしらえされた。1号機北西の高台(海抜約35メートル)に止まったトラックの荷台に、常用と非常用が各3台据え付けられている。だが、今年1月末に凍結で水漏れが多発。ゴム製保温材でホースを覆うなどの対応に追われた。

 2号機原子炉圧力容器底部の温度計が故障で急上昇した問題では、炉内を十分把握できていない現実を突きつけた。だが、高橋所長は「格納容器の圧力などの数値を総合的に勘案し、判断できる」と釈明した。

 経済産業省原子力安全・保安院は今月6日から、冷温停止状態を維持する体制がとられているかを確認するために保安検査を実施。20日は、汚染水の処理・貯蔵施設の運用について東電から事情を聴いた。【岡田英】

写真は建屋が吹っ飛んだ4号機で、作業をする人たちが写っています。