るりとうわた

日常をつづる

ならんだ、咲いた

勢揃いしてならんだラッパ水仙が咲き出しました。
昼間は暖かくなりましたが、朝は外の水盤に氷が張っていました。
これで例年より1ヶ月は遅い開花です。
鉢の中の長い葉っぱを掻き分けるとムスカリの蕾が並んでいました、こちらも出番を待っているようです。

今日東京へ出かけたのですが、その道中の電車の中から、各庭の梅の花の満開の様子が見てとれました。
ようやくですね、遅い春がやってきました。
庭の椿も咲きはじめましたが、今年は花が小さいです、寒さに耐えていたのでしょう。

春は来ても、原発事故は中々進みません。

東京電力は27日、福島第1原発2号機格納容器内で最大毎時72.9シーベルト(同7万2900ミリシーベルト)の高い放射線量を計測したと発表した。放射線量が高い環境では内視鏡などの機器類が故障する。東電は「廃炉作業用に、高線量に耐えられる機器を開発する際に参考にしたい」としている。事故で炉心溶融が起こった同原発1〜3号機で、格納容器内の線量を測ったのは初めて。
 調査では、東電と東芝の作業員計35人が、毎時1000シーベルトまでガンマ線を測定できる線量計をケーブルの先端に装着。前日に内視鏡を入れたのと同じ格納容器側面の配管から挿入した。格納容器底の水面から約4〜7メートル、内壁から約50センチ〜1メートル離れた範囲で、計8カ所で測定した。

 その結果、線量は毎時31.1〜72.9シーベルトを記録した。人間の致死量は7〜8シーベルトとされている。高い放射線量について、東電は「原発事故で溶け落ちた燃料や格納容器内を漂う放射性物質の微粒子などが原因と考えられる」との見方を示した。政府と東電による廃炉工程表では、格納容器に水を満たす冠水(水棺)を実施した上で回収用アームで溶融した燃料をつかみ取ることにしており、高線量による廃炉工程への影響はないという。

 東電の松本純原子力・立地本部長代理は「測定した地点が少なかったので、今回の調査では溶けた核燃料の分布までは分からない」と話した。【比嘉洋】

要するに格納容器内の具体的な状況が何も把握されていないということのみが、解かっているという状態です。

26日にわかったことは、2号機の水位は底部から約60センチしかなかったことですし、原子炉への注水量から東電が予想していた水位より約3メートル低かったということです。
格納容器下部の圧力抑制プールが破損し、原子炉建屋地下に漏れている可能性が高まった、ということですが、その放射能を含んだ水はどこへ流れたのでしょうか。
地下へ海へということなら汚染は拡大し続けています。

今夜も東北で地震がありました、原発への不安が高まるばかりです。
一日も早い解決を望まずにはおれません。

でないと本当の春は遠いままです。