るりとうわた

日常をつづる

ゴールデンウィーク前半


ゴールデンウィークが始まりましたね。
前半は天気も良く孫守です。(笑)
まあこちらも遊んでもらっているようなものですが、今回は映画を観たいというので、上の子の希望で「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」に行くことにしました。
何でもライダーも戦隊も勢揃いということで、子供は900円ですが大人は1,700円でシニアは1000円ですから、値段的にもジジババの役割になりそうです。(笑)
今回は2才の弟も初参加です。
上の子が2歳から見ていて、集中できていたので、大丈夫だと思ったのですが、予告編のところで泣き出して焦りました。
映画の前に昼食を取ったのですが、ずっとベビーカーで寝ていて映画館で目覚め、いきなりポップコーンを与えられても、意味不明だったのかも・・・
それと寝る時も暗いと怖がったので、それも嫌だったようで、横から抱きしめて「大丈夫だよ、いま仮面ライダーが出てくるからね」と囁いてやりました。
それでもまだ2回、3回と泣くので、出るようかな?と思ったところで本編が始まりました。
もう画面に釘付けです。(笑)

これまで仮面ライダーものとドラエモンを付き合ったことがあるのですが、友情に厚く、弱い者を助け、正義感に溢れていて、子供映画と侮れない内容で、大人が見ても感動すると言うか通用する内容でした。
それにヒーローものですから、勧善懲悪ですっきりもしました。

ただ今回に限っては、何これ?という感じで、ちょっと戸惑いました。


これまで地球を守ってきた海賊戦隊ゴーカイジャーのリーダー、ゴーカイレッドことキャプテン・マーベラスが、悪の一味・大ザンギャックの大帝王となり、すべての仮面ライダーを襲い始めた。時を同じくして、仮面ライダーディケイドこと門矢士も大ショッカーの大首領となり、すべての戦隊ヒーローたちを襲い始める。ゴーカイジャーのジョーやドン、仮面ライダーディエンドの海東大樹らは、レッドやディケイドの真意がわからず苦悩するが…。

要するに、ヒーローが大悪党になって別のヒーロー達を倒し始めるのです。が、まったく意味不明です。
今回、「40周年と35作目をそれぞれ超えた仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズが総出演し、ヒーローと悪の組織が入り乱れての大バトルを描く特撮アクション大作。」と銘打っていますから、総出演するためのこじつけストーリーです。
どちらも子供達の好きなヒーローがヒーローを倒すのが意味がわからないし、友情が次々と壊れていき、真意がわからず登場人物も苦悩するのです。だから観客もそのまま苦悩します。
そういう場面が長く、最後になって実は中に隠れている真の敵を欺くための作戦だったと言うのですが、すでに裏切られた気持ちの方が強くて、すっきりしません。

まあ6歳と2歳では、次々出てくるライダーや戦隊の面々に目が行き、内容までは良くわからないだろう?と逆の期待を込めて見ていました。
最後に150人ぐらいが勢揃いで悪を倒していました。最後良ければすべて良しかも知れませんが、あんな風に仲間を欺くやり方を子供に見せたいとは思いませんでした。
それなら単純明快にそれぞれの得意技の紹介で、ちょっとした悪者をやっつけに登場するだけでも豪華版で楽しめたと思いました。

この映画が今は興行成績NO1です。
会場も親子世代や家族総出や若者も多く賑わっていました、きっと当時子供で懐かしく観に来た方も多かったのでしょう。
パンフを買うと、中は小さな字で出演者のコメントも詳しく、とても子供用とは思えないものでした。
それでもパンフを見て、登場した名前を言い合う子供たちです。(笑)
終了後娘達と合流すると、子供だけでなく今は主婦層にも人気があるそうで、それぞれにファンが付いていると話してくれました。
佐藤健はもう出てこないよね」「出演料が高くて、呼べないでしょう」と話しているので、私も佐藤健なら知っています、大河ドラマに出ていたし、ドラマ主演も多いです。
そういえばイケメン揃いでした、なるほどそういう世界になってきているのですね。(笑)
でも内容は男らしく正義に溢れたものにして欲しいです。
いつもは子供たちの歓声も上がるのに、いやに静かでした。(正直です)
子どもたちにもっと夢と希望のあるものを!(笑)

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