るりとうわた

日常をつづる

地震国日本


曇り空で撮った撫子の花ですが、満開です。

昨日真夜中に千葉震源地の地震がありましたが、もちろん就寝中でしたが、ガタガタと地面から揺れたので大きいのが来るのかな〜と心配になりました。

それでおさまりましたが、最近関東地方の一部地域で 千葉県・銚子付近や茨城・福島県境など、東日本大震災後から現在にかけて地震活動が活発な状態が続いていることが、気象庁の解析でわかりました。

30日の地震予知連絡会での報告です。
「 関東地方直下では、陸のプレート(地球を覆う岩板)の下に、南と東から海側のプレートが沈み込んでいる。

 解析によると、震災前は目立った地震活動のなかった千葉県の銚子付近や茨城・福島県境で、震災直後から陸のプレート内部を震源とするマグニチュード2以上の地震が多く観測された。関東地方東部では、海側のプレートで起こる地震も増えている。いずれも大震災でプレート内部にかかる力が変化した影響とみられる。

 地震活動は徐々に低下しているが、気象庁は「大きな地震の可能性は否定できないので、注意してほしい」と呼びかけている。(2012年5月30日21時33分 読売新聞)」そうです。

最近は地震が起きると、すぐに福島原発の4号機の使用済み燃料棒1500本余りは大丈夫なのか?ということが、頭をよぎり心配になります。

もうこれ以上は放射能の汚染を広げては大変ですから。

どう考えても地震の多い日本で、原発を動かすことは危険だと思います。

それを福島の原発は証明してしまったのですから、ほかのエネルギーを考えるしかないと思います。

同じ地震国のイタリアでも29日に大きな地震がありました。

ただイタリアには原発がありませんから、その原発事故の心配はいりません。(火力発電他+フランス、スイスから電気を買っています)
昨年のグラフですが、

これまでの原子力施設の事故を時系列と事故レベルで作図した図を同時に掲げた。原子力事故の国際評価によると今回の福島第一原発事故は米スリーマイル島事故と同等のレベル5とされていたが、4月12日に政府は、レベル7(暫定)に相当すると発表した。国際評価(INES)は国際原子力機関IAEA)が定めている世界共通の尺度であり、数万テラレベル相当の放射性物質の外部放出がある場合をレベル7と定めている。「チェルノブイリ事故で放出された放射能物質の量は520万テラベクレル。これに対し、今回の事故で放出された量を、保安院は37万テレベクレル、内閣府原子力安全委員会は63万テラベクレルと推定している。」(毎日新聞2011.4.12)

 以下に、各国の原子力事情と今回事故のインパクトを表に整理した(日本については後段参照)。福島第一原発事故スリーマイル島事故・チェルノブイリ事故以上に世界に大きなインパクトを与えたようだ。スウェーデンの元エネルギー庁長官のトーマス・コーベリエル氏はこう語っている。「世界中に衝撃を与えたのは、複合の過酷事故に加え、技術水準が高く、規律もしっかりしている日本で起きたから。すべての過信が打ち砕かれた」(東京新聞2012.1.10「こちら特報部」)

イタリアでは 原子力反対運動やチェルノブイリ事故の影響を受け、1987年11月に原子力発電所の建設・運転に関する法律の廃止を求めた国民投票が行われた。その結果、1990年までに全4基および燃料加工やサイクル関連の施設を閉鎖した。
また昨年の6月12、13日に行われた、原子力発電所の再開の是非を問う国民投票で、イタリア内務省の発表によると、最終投票率は54.79%で、成立の条件である投票率50%以上を上回った。反対は94.05%となり、「脱原発」が確実となった。

「この国民投票は、ベルルスコーニ政権が推進し、福島第一原発の事故を受けて一旦凍結されていた原発の再開計画の是非を問うもの。投票率が50%以上でないと成立しないため、賛成派は棄権を呼びかけたが、成立した。
これを受け、ベルルスコーニ首相は、原発再開を断念する意向を表明した。」
国民の意見が反映されています。

日本は狭くて地震国なのに何故にこんなに多くの原発があるのか?
危険と分かった今、早く安心して暮らせるように原発でないエネルギー政策へと転換してほしいです。