るりとうわた

日常をつづる

雲過知禅意泉流見道心


梅雨に合う花はアジサイと上の写真のクチナシの花でしょうか。
ようやく庭のクチナシも咲きだし、遠くからでもよい香りがします。
梅雨も後半になったという感じです。
関東の方は雨が降り続くこともなく、雨の予報でも降らないことも多く、昼過ぎに、習字に行く時間帯も曇りでした。
これなら自転車で行けそうと10分あれば間に合うとあれこれして表に出ると、突然の雨で、予定が狂い歩いていくことになりました。
歩きだと25分は掛かるので大誤算でした。
硯が重くて早足で歩くので、汗だくです。
途中自販機があったのですが止まってお金を出すのも時間が掛かるしで見送ると、今度は100円の自販機があり、100円ならすぐ出せるので買うことにしました。(笑)
15mぐらいしか離れていないところに同じ商品が120円と100円の違いってなんなのでしょうか?
安かろう〜悪かろう〜では困るし、と恐る恐る飲んでみる、大丈夫のようです。(笑)
会館に着いたら雨は止んでしまいました。早く出れば自転車で行けたのですが、ギリギリまで何をしていたかというと・・・
先生に置いたまま上から見るだけでなく、掛けて眺めてみなさいと言われていたので、冷蔵庫に磁石で張り付けて眺めてみました。
今まで行書を5字しか書いたことがないのに、今回は10字もあるので、新人には手強いです。一字一字もそうですがバランスが難しいです。
「雲過ぎて禅意を知り、泉流れて道心を見る」
雲や泉を見ていてどうして禅や仏道が分かるのだろう?と、思いますが、そういう悟りの心境になれということなのでしょうね。

さてリアル社会ですが、ようやくニュースに登場するようになりましたね。
「先週の金曜日、総理官邸前を包囲した脱原発を求める抗議デモ。大飯原発3号機の運転停止などを求めて、6日も夕方からデモが始まりました。」等NHKでも民放でも夕方流していました。参加されている方々に拍手です。
また

東京電力福島第1原発の事故を「人災」と断定した国会事故調の報告書は、規制当局と事業者の立場が逆転し、「原子力安全の監視・監督機能が崩壊した」ことを事故の根本的な原因と指摘。規制当局は規制の先送りを許し、東電など事業者の「虜」になっていたと厳しく批判した。

 「能力や専門性、安全への徹底的なこだわりという点で、国民の安全を守るにはほど遠いレベルだった」(産経新聞

と報じています。
大飯原発はこういう世論の高まりや国会事故調の報告の前に、急いで再稼働を始めたということですが、これでは福島の原発事故の教訓は何も生かされていないということです。
先の漢文(詩)ではありませんが、自然を侮ってはいけません、自然に沿って暮らさなくては。
想定外はありうるのですから…、最近の自然はそれを語っていると思います。