るりとうわた

日常をつづる

一市民として


脱原発9件を訴える「さようなら原発10万人集会」が16日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれた。猛暑の中、主催者発表で約17万人、警察当局の集計で約7万5000人が参加。東京電力福島第1原発事故後に広がった脱原発9件運動の中で最大規模の集会となった。

昨日友人と一市民として参加してきました。

原宿駅からも人々が続々と会場まで繋がります。

こちら4トントラックの案内カーで、呼びかけや、音楽で盛り上がります。道路の両脇の緑の茂みにも大勢の人がいます。

こちら会場の入り口近くで、赤旗やのぼりも林立しています。東京近辺だけでなく京都や静岡からも参加です。

こちらは第2ステージの野外音楽堂です。

その奥に第一ステージがあり、ブルーのシートが敷かれた上に参加者が座っています、炎天下の日なのでビニールがまぶしく暑い感じで、周辺の土のところにも大勢の参加者がいました。

ステージが遠いので、ズームで撮る。
鎌田慧さんのあいさつから始まったのかな、坂本龍一さん、大江健三郎さん、内藤克人さん、落合恵子さん、澤地久枝さん、瀬戸内寂聴さん、広瀬隆さん(順序は怪しいですが)福井の方、福島の方、挨拶が続きました。

落合恵子さんのあいさつが余計なことを言わなかったので簡潔過ぎるけど記憶に残る(笑)、「17万人参加の集会を明日は新聞で何人と書くでしょうか?それが楽しみです。」


後ろを見ると、野外音楽堂に代々木体育館の屋根の先っちょが見えています。マスコミのヘリでしょうか5機も飛んでいました。
本当に、先日は主催者参加者20万人が 警視庁は2万人弱と発表し10分の一でしたから、いかに過小評価したいかがわかります。
下は私がいた真ん中端から見たステージ前方の写真です。

昨日は7万5千とでましたが、それはない10万人ははるかに超えていたでしょう。
大体これは私も友人も、コンサートやスポーツ、イベントの会場に集まった人数と比べて感覚的にわかります。(笑)
警視庁はなお見慣れていることでしょうから、ズバリと把握できているでしょう。(笑)
横浜アリーナが2万人、東京ドームが5万から5万5千人、先日借りて下の娘と観たDVDの嵐のコンサートが国立競技場で7万5千人、それと同じではないでしょう。(笑)
第一ステージ内はそれぐらいでしたが、そこを取り巻いている道路上の人数がそれ以上に多い感じがしました。

昨日は上の娘が仕事だったので前日から急きょ二人の子を預かり、この時間帯は夫が2人をピカチュの映画に連れて行ってくれました、終了時に合流なので、集会だけでデモには参加できなかったので途中で抜け出したのです。
その道路が会場以上に込み合っていて、第一ステージの外回りを一周することになりましたが、出るのに四苦八苦で凄い人でした。(私の予想は、15万人、それ以降も人は増えていたので17万人に達していたかも)
17万人分の2の役割(友人と)をしてきました。(笑)

その道中に、ステージから「枝野さんは悪い人じゃない、個人的に知っていますが、脱原発です・・・」と擁護論が、?なコメントでしたが中断されました。なんだったんでしょうか?

呼びかけ人の年齢も高いからでしょうか、参加者の年齢も高く、この炎天下熱中症にならなければいいのにと心配しました。
きっとこの現状に居ても立ってもいられなくなった思いがそうさせるのでしょう、同じ思いですから。
私たちに未来はさほどないかも知れないけれど、子供や孫たちの未来は安全で輝かしいものであってほしいと願っています。
ふくしまのように住めない地域がこれ以上増えてはいけないこと、処理できない使用済み核燃料がこれ以上増え続けてはならないこと。
私が死ぬ時に後悔しないための行動でしょう。

ただこれで政治が動くかというと、それは疑問です。
選挙で選ばれた政府なんですから・・・
いかに国民の代表を選ぶ選挙が大事か〜、痛切に感じます。
そこで一票の格差の問題は大きいです、2010年参院選では5.07倍となり、07年の4.16倍からさらに拡大したということで、都会の民意は死票(一部)となり反映されていません。

原宿駅へ戻る道中、行きはすいすい通れた道路上が、今はいっぱいで、案内カーの傍はパーカッションで大盛り上がりです。こんなところに若い方たちがいたんだ、とういう感じです。

原宿駅前から表参道へすでにデモは続き、駅前の陸橋も見物人で賑わっています。

あまりにも喉がカラカラで、友人とお茶しに立ち寄った後竹下通りを通ったら、もっと若い方たちが、毎日デモのように混雑して歩いています。(笑)

同じ日本の同じ日の原宿の姿です。

その後4時過ぎに、映画が終わった孫たちに合流です。
下の子(2歳)にはちょっと難しい映画だったそうですが、最後までちゃんと見たことが、本人の自慢のようです。(笑)

住んでいる駅まで送って行き、近くのイタリアンで仕事帰りの娘と合流して夕食です。ピザとスパゲッティ(この後)です。

娘に集会の話をすると、「皆脱原発を願っている。私たちは仕方ないとしても、子供たちの環境がどうなのか?不安に感じる」「一応水だけはペットボトルの水やお茶を使用しているけれど、本当にすべてのことが明らかにされているのか?政府はまだ何か隠しているように思う」「こういう段階で大飯原発を再稼働するのは早過ぎる」と話していました。

子育てや仕事だと忙しい世代は反対でも直接集会に参加することは無理ですが、そういう世代の思いも込めて、私たち世代は集まるのでしょう、可愛い孫の未来のために。

家に帰ると9時過ぎでした、何とも長い一日でした。(笑)