るりとうわた

日常をつづる

大気が不安定


今朝は短時間の大雨で被害の出た宇治川の様子が映し出されていました。
2年前世界遺産の宇治の平等院を訪れたことがあり、その時は大きな川ですが、穏やかに流れていました。
右の写真はその時に写した平等院鳳凰堂です。
その川が水嵩も増し、黄土色の水は流れも速く、道路に泥水まで流れ込んだ様子でした。支流が決壊したそうです。


 宇治川に流れる支流が決壊し、住宅街が浸水した宇治市志津川地区。老夫婦が行方不明になった民家は川沿いにあり、周辺の土手が崩落。近くに住む主婦(63)は「川幅が普段の2倍に見えた」と振り返り、別の女性(58)も「泥水で橋も家も見えなかった」と動揺した様子だった。

 宇治市平等院では、境内の庭園の丘が約10メートルにわたって崩れた。平等院によると、庭園は「史跡名勝平等院庭園」。樹木が倒れ、ベンチが土砂に埋まって無残な姿になり、学芸員は「こんな光景は見たことがない」と嘆いた。

お盆休みで、多くの方が新幹線や高速道路を通って移動されるでしょうから、気を付けていただきたいです。

最近の自然はおかしいというか、予測がつきませんね。
これぐらいの雨が・・・、これぐらいの地震が・・・、これぐらいの高さの津波が来る・・・、とは言えないものなのかもしれません。
そういう大地に、危険極まりない原発があるということが、正直考えられないことです。
すでに福島の原発がその危険性を露呈し、安全神話が壊れたのですから、そこから人は学べばよいということです。


これまで原子力擁護派だったドイツのアンゲラ・メルケル首相が、日本ほど技術水準が高い国でも、原子力のリスクを安全に制御することはできないということを理解し、福島事故は、私の原子力に対する態度を変えたのです。として、ドイツでは10年後末(2022年末)までに、原発廃止を決定しました。
スイスでは人間は過ちを犯すものとして、幾重もの安全対策を考え、それを行うと原発の電力は非常に高くつくと、廃止を決定しました。
福島も原発事故そのものも未だ可決していませんし、その補償、賠償となると、とても高いものになるでしょう。
原発の電力はお安くないということです。
それ以前に、安全に対する十分の対策も中途半端のまま大飯原発は再稼働されています。
人間らしい安全な暮らしが出来る政治を願います。