るりとうわた

日常をつづる

夏の孫嵐

昨日孫を連れて芦ノ湖へ行ったときに撮った写真です。
夏の入道雲が湧き、太陽が燦々と照りつける、夏らしい絵です。

例年なら、高校野球も終わり、秋風が吹く〜という一日もあるものですが、今年はどうしたことでしょう。
暑さに一休みがありません。
延々と猛暑が続くようで、夏の終わりが見えません。

我が家の8月は孫嵐に始まり、孫嵐に終わるという感じで、はじめの六日間の襲来に次いで今回は3日間です。
娘の前日の「明日も仕事に出たいから、出来れば出社前に迎えに来てほしい」という要望に応えて、当日6時40分ごろに家を出ました。
着いたのは8時過ぎで大成功、すでに娘宅では旦那の出勤もすみ、洗濯も干され、部屋も綺麗に片付き、掃除機を仕舞うところでした。
この家庭は一体いつも何時に起きて働いているの?という感じがしますが、ただ我が家が夫の出勤がなくなりのんびりしただけかも知れませんが、そういう時代は過ぎ去ったという感じです。
ただ孫たちが、いつも飛び出してくるのに、起こされた感ありありで寝とぼけ顔で座っていました。
前日の夜にあちらの実家のお泊りから帰って来たそうで、夏休みだから、孫のたらいまわし?(笑)

頼まれついでにまた頼まれて、「上の子の目が赤いから、出来たら眼科に連れて行って欲しい」と。
木曜日だったので掛かりつけは休診日で、初めての眼科に行きました。
すいていてホッとします、保険証を出していると孫たちの姿が消える?
預かっている子たちなので、これはまずい、と思えば、待合室のソファーの後ろにあるキッズコーナーに正座して、アニメのテレビを見ていました。
子供たちのほうが慣れています。
すぐに呼ばれて夫と中待合室に入ったので、私は問診票に保護者気取りで、話していた会話から、症状は大体五日前から、体重は?私の半分か、それ以下かな?と、適当に書き込む。(笑)
行って大正解で、「結膜炎」と言われ、2種類の目薬を1日4回ずつつけるようにと指示されました。
それからは、みるみるよくなりました。

薬をさすとそれが流れたりするので、「ティシュ!ちょうだい」と言うと、弟が素早く取ってきて、それからは、目薬をさすというと弟がティシュを持って待機するようになりました。兄弟愛です。

2日目に、箱根に行き、芦ノ湖の海賊船に乗りました。
まずは夫の計らいで、伊豆のスカイラインを走り、あいにく富士山は上に雲がかかっていましたが、その富士山の反対側に芦ノ湖を見渡せる見晴らし台に来ました。
二人は大喜びで、下の子は「海なの?」って聞きますが、それは反対側と教えつつ、小さく見える船に「動いた」「また来た」「あっちにも」と感心です。
山を下ると桃源台に着きます。
ここはロープウェイも見えるので、「あれにも乗りたい」と言うので、「楽しみは取っておくもの、今日は船に乗るから、また今度ね」と言うと、一応納得したのかそれ以上は言いません。
ラッキーなことに赤い海賊船の横に、黒い海賊船が着き、両方を見ることが出来ました。
見晴らし台で見た時は小さかったので、「大きい」「大きい」「デカ」と大喜びです。

甲板の舳先のほうに柵があって行けなく、前のほうの船室も特別室になっていて、入ることが出来ません。
前に人がいるので、何度も、「あっちへ行きたい」「何故いけないの?」と聞かれ、一般チケットだからと、こんなところで「普通」と「特別」の違いを教えることになりました。(笑)
その分、往復チケットだから2回乗れるからね、と説明すると、「2回も乗っていいの」と大喜びです。
ただ単に駐車場に車があるから、帰るしかないだけです。
それで、乗った船からは一旦降りて、次の船に乗ることにしました、来た時は黒い船で、帰りは赤い船と両方に乗ることが出来、すれ違った海賊船は2回とも緑色の海賊船でした。

なんでも「自分でする」の楽な弟くんですが、その帰りにちょっとした事件(ハプニング)が起きたのです。
手を繋ぐのが、幼児に見えるらしく、まだ2歳ですから立派な幼児ですが、お兄ちゃんのしていないことはしたくないので、「手は繋がない」と言い張ります。
こっちは気が気じゃないのですが、まあ横にくっついて歩いてくれるので、いざと言うとき手を出せる距離だし、と気を緩めました。
エスカレーターに乗るとき、掛け声で飛び乗っていたのですが、その時はタイミングが合わず、弟が乗らなかったのです。
夫とお兄ちゃんが前、その後ろに私と弟が一緒だったので、一瞬のことでびっくりです。
2段3段進むので、私は飛び降りようかと思った時、後ろに来た奥さん(40才ぐらいの)が、「一緒に乗りましょう」と後ろから両脇を抱えてくださいました。
頼もしいおっかさん風で手慣れた様子です。
その抱えられた手の中で、その弟はまだ「自分でする」「自分でする」ともがいています。
皆が振り返るので恥ずかしかったです。
「ほら着いたよ」と、その奥さんが渡してくださり、「ありがとうございました」とお礼を言っているのに、私の手の中でも「自分でする」「自分でしたかった」とあばれています。
エスカレーターの出口を塞いでしまうので、夫が抱き上げてくれました。
私は去年ぎっくり腰をしているので、小さいけど重い子を怖くて抱き上げることが出来ません。
家の中では確かに手がかからず、自立気味のたくましい子なのですが、これが外に出るとちょっと不便です。

そういえば昨日も娘に頼まれていたおしめパンツを買ったところ、それ嫌だ、お兄ちゃんと一緒のパンツでなきゃ嫌だと、喚いて、仕方なくパンツも買ったのです。
車の中で、そのパンツを嬉しそうに宝物のように「パンツ」「パンツ」と言って、ずっと持っていました。
家についてパンツにすると大喜びで、2度ほど便器に座った時には出なくて、「おしっこ」と言った時にはもう出てしまった後でした。
お兄ちゃんも本人も皆で大笑いしました、で納得しておしめパンツに逆戻りしました。
背伸びしたいけれど、中身は〜、というところです。(笑)

「家の中でボールをけっちゃダメ」と言っておいたら、紙を丸めて、戦隊ものよろしく、お兄ちゃんが「がったい!」と言って紙どうしをくっつけ、セロテープを貼って紙ボールを作りました。
うまく考えるものです、それを家じゅう蹴り歩きだし、「えいやー」と賑やかな声です。
まあご近所はクーラーが入っているから、こちらは窓開け放題でもいいかと・・・放任です。

今日は娘が迎えに来たので、夜に地域のお祭りがあるからと帰りました。
驚くぐらい静かになりました。
日々の暮らしは、こんな感じだったのか?というぐらいです。
これで私たちの孫守りの夏休みの宿題は終了かな〜。