るりとうわた

日常をつづる

世界遺産サフランボル


庭にサフランの花が咲きました。
こういう秋が深くなってから咲く花だったのですね。
・文目(あやめ)科。・学名 Crocus sativus Crocus : サフラン属 sativus : ・クロッカスの一種。 ”秋咲きクロッカス” とも呼ばれる。 ・ペルシャ地方原産。 江戸時代末期に オランダ船によりもたらされた。・サフランの名前は、 ”黄色”を意味する、 アラビア語の「zafran」 からの変化らしい。 ・赤い花柱(めしべ)を集めて 乾燥させたものを、 古代ローマギリシャでは 高価な薬として利用した。 日本ではお湯で煎じたものを せき止めや強壮作用などの薬 とするほか、 食品などの着色料や 香辛料としても使用されている。 そのいろんな価値ゆえ、 「薬用(やくよう)サフラン」 とも呼ばれる。 (サフランライス、 というのもありますね)(季節の花300より)

そのサフランの花がかつてこの地に群生していたことからサフランボルと地名がつき、香料サフランの集積地として発展した歴史があります。(ギリシア語名はサフラムポリス)
黒海から約50km内陸に入った標高600mに佇む小都市は、宿場町として大いに栄え、保存状態のよいオスマン民家が密集し、美しい景色が広がっています。

サフランボルを一望できるフドゥルルックの丘から眺めます。
サフランボルは景観保全のための、保護活動が続けられ、基本的に新しい建物を建てることはすべて禁じられています。
古い建物をリノベーションするときも出来るだけ建物にダメージを与えないように細心の注意が払われています。

↑チャルシュ広場から見た土産物店、この地の有名な菓子ロクム(左)にサフラン茶(右)があります。
この町が歴史の表舞台に立ったのは、11世紀以降で、世界遺産に登録されているサフランボル旧市街は、乾燥した峡谷に位置しています。
最も栄えた14〜17世紀はシルクロードへの通過点でもあったため、当時は馬の鞍や革靴作りを中心とした商業都市でした。

↑ぶどう棚のある道です。
サフランボル旧市街には、多くの古い建築物が保存されています、私立の博物館が1つ、25のモスク、5つの霊園、8つの歴史的な噴水、5つのトルコ式浴場、3つの隊商宿(キャラバンサライ)、1つの歴史的な時計等、1つの日時計及び数百に上るイスラーム建築によって建設された住居があります。

↑水汲み場と石壁のところに花嫁と花婿も記念撮影です。
フドゥルルックの丘でも、別の一組が撮影中なのに出会いました、車に花やリボンがついていました。↓

現地ガイドさんの話では最近トルコでは世界遺産の場所で記念撮影するのが流行っているそうです。

↑トルコの方は人懐こい感じで、親日家で、「ジャパン?」とすぐ寄ってきます。
こちら道で出会った親子です、撮った写真を送ってくれと、名刺(店の住所)もくれました。

それにお店の人たちは凄く日本語がうまいです。
すぐ商売につながるから上達するのでしょうか。

こちらはサフラン茶のお店のご主人で、自分を写して欲しいとポーズです、写真を送ってほしいと言われず、サフラン茶の試飲をくれました。
手書きで「ようこそ」と日本語の看板もあります。

で、結局お買い上げしました、商売上手です。(笑)

↑広場から見えるモスクです。

↑ランチを食べた食堂もその前のホテルも木枠に白い壁です。

落ち着いた感じの中世の街並みにタイムスリップ、素敵な雰囲気でした。

猫も絵になる石畳です。
サフランボルを行程に入れているツアーは少なく、入っているのを確認して選んだので良かったです。