るりとうわた

日常をつづる

戦後最低の投票率59・32%

選挙前の自民圧倒的勝利と言うメディアの予想が、まさか本当に当たるとは思いませんでした。

総務省は17日午前、衆院選の確定投票率小選挙区が59・32%、比例代表が59・31%だったと発表した。2009年の前回衆院選小選挙区比例代表とも9・96ポイント下回り、衆院選で戦後最低を記録した。

 これまでの最低は1996年選挙(小選挙区59・65%、比例代表59・62%)。今回は小選挙区比例代表とも全都道府県で前回から下がり、期日前投票者数(小選挙区)も前回比13・91%減の1203万9570人に落ち込んだ。

 戦後の投票率は60%台後半から70%台後半で推移。96年の小選挙区比例代表並立制導入後は3回続けて60%前後だったが、05年の郵政選挙と、民主党政権交代した09年は60%台後半に盛り返した。

 総務省幹部は今回の下落の原因を「話題性の高かった前回、前々回の反動ではないか。忙しい年末だったのも一因だろう」と分析している。

 小選挙区都道府県別投票率が最も高かったのは島根の65・74%。山形64・86%、山梨63・67%と続いた。最低は高知の53・89%で、青森54・20%、栃木54・71%の順。男女別では、男性が60・14%(前回比9・32ポイント減)、女性が58・55%(10・57ポイント減)だった。

 当日有権者数は1億395万9866人で、うち在外投票の有権者数は10万5836人。在外投票の投票率小選挙区19・94%、比例代表20・34%となった。

昨日出先で、テレビを見たら、寝れなくなりました・・・

大震災があった後の大事な選挙と思ったのですが、なぜこんな低い投票率だったのか疑問です。
自分は無関心でも、政治は誰もかもをひとくくりにして動きます、消費税が上がれば、みんなそれを払わないといけないのですし、原発再稼働となれば、国はそちらの向きに、全員を巻き込みます。

その選挙で国民が直接候補者を選ぶことができる機会なのに、なぜ参加しないのか不思議です、無関心でも他人事ではないはずです。
59、32%の民意ということでしょうか?
せめて70%を超えていたら、どう変わっていたのか?と思うと残念です。

そして、小選挙区制で出る大量の死に票です。

小選挙区候補者の総得票のうち、比例復活も果たせず落選した候補者に投じられた「死に票率」は40・4%に上った。前回の33・5%から約7ポイント増えており、政党が乱立した影響といえそうだ。

 各党別でみると、前回は全滅し100%だった公明党が今回は全員当選を果たし0%となった。自民党は前回の57・1%から大幅に改善して3%弱。民主党は前回の1・2%から67%強へと大幅に悪化した。共産党は98・5%に上り、日本未来の党は81・8%、みんなの党は73・4%、日本維新の会は57・7%だった。

 逆に小選挙区の当選者に投じられた「生き票」のトップは公明党で100%、87・1%の自民党が続いた。

 前回86・8%で首位だった民主党は17・5%に落ち込み、日本維新は18・1%、日本未来は5・7%にとどまった。

4割の得票数で、8割の議席を取ったという結果です。
これでは民意の反映とは言えないですね。

自民党の政治では駄目だから政権が交代したはずなのですが、その機会に応えられなかった民主党・・・
でも後戻りさせて、どうするのでしょう、日本の将来が不安です。
孫が大人になるころの日本はどうなっているのか・・・。