るりとうわた

日常をつづる

66回目の憲法記念日

娘の家のベランダの花)
ゴールデンウィークの後半がはじまりました。
初日に孫と遊びに行って、お出かけは終わるかな?と思ったのですが、中々そうはいかないものです。
娘から連絡があり、上の子供が月曜日から熱が出ておたふく風邪で休んでいるので、娘も仕事を休んでいるそうで、昨日(2日)だけでも出たいというので、留守番に駆けつけました。
私もちょうど月曜日の日に、道路を箒で掃いてチリトリに入れようとした時に、腰がギクッとなり、これ私には魔の体勢みたいです。
これで、ぎっくり腰風になるのは、もう5回目です、でもその日はそのまま富士山を見に行き、翌日の方がひどかったのですが、何とか少しましになったので、また車で孫のところへ行きました。
娘の家のベランダの花)
片方の頬はまだ少し晴れていましたが、熱が下がったからか、子供は意外に元気にしていました。
それで暇なときに、娘の家の花の写真を撮りました。
今日の写真は娘のところの花ばかりです、年代も違うし、何よりセンスが違うので、まったく雰囲気が違います。
変わった花が多いので、花の名前が分かりません、切り花で家に挿してあったのは、捨てる花をもらってくるそうです。
娘の家のベランダの花)

今日は66回目の憲法記念日です。
安倍首相が、トルコでの会見中にわざわざこの憲法について言及したのは、憲法記念日を意識してのことでしょう。
その前に、あの美しいトルコに原発が出来ること、しかもそれが日本からの輸出でということがショックです。
前に話を戻して、安倍首相は改正と言いますが、私には改悪にしか思えないですし、多くの方がそう感じていると思います。
1票の格差の問題も解決していませんし、その国会の過半数で、憲法がコロコロ変わるなんてあまりにも軽過ぎませんか。
娘の家のベランダの花)
今日の毎日新聞の社説から、

社説:憲法改憲手続き 96条の改正に反対する

毎日新聞 2013年05月03日 02時30分(最終更新 05月03日 16時17分)


 上映中の映画「リンカーン」は、米国史上最も偉大な大統領といわれるリンカーン南北戦争のさなか、奴隷解放をうたう憲法10+件修正13条の下院可決に文字通り政治生命を懸けた物語だ。彼の前に立ちはだかったのは、可決に必要な「3分の2」以上の多数という壁だった。

 反対する議員に会って「自らの心に問え」と迫るリンカーン。自由と平等、公正さへの揺るぎない信念と根気強い説得で、憲法10+件修正13条の賛同者はついに3分の2を超える。憲法10+件とは何か、憲法を変えるとはどういうことか。映画は150年前の米国を描きつつ、今の私たちにも多くのことを考えさせる。

 ◇「権力者をしばる鎖」

 安倍晋三首相と自民党は、この夏にある参院選の公約に憲法96条の改正を掲げるとしている。かつてない改憲論議の高まりの中で迎えた、66回目の憲法記念日である。

 96条は憲法改正の入り口、改憲の手続き条項だ。改憲は衆参各院の総議員の「3分の2」以上の賛成で発議し、国民投票過半数を得ることが必要と規定されている。この「3分の2」を「過半数」にして発議の条件を緩和し、改憲しやすくするのが96条改正案である。

 憲法には、次に掲げるような基本理念が盛り込まれている。

 「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪え、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」(97条)

 「この憲法は、国の最高法規であって、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない」(98条1項)

 その時の多数派が一時的な勢いで変えてはならない普遍の原理を定めたのが憲法なのであり、改憲には厳格な要件が必要だ。ゆえに私たちは、96条改正に反対する。

 確かに、過半数で結論を出すのが民主主義の通常のルールである。しかし、憲法基本的人権を保障し、それに反する法律は認めないという「法の中の法」だ。その憲法からチェックを受けるべき一般の法律と憲法10+件を同列に扱うのは、本末転倒と言うべきだろう。

 米独立宣言の起草者で大統領にもなったジェファーソンの言葉に「自由な政治は信頼ではなく警戒心によって作られる。権力は憲法10+件の鎖でしばっておこう」というのがある。健全な民主主義は、権力者が「多数の暴政」(フランス人思想家トクビル)に陥りがちな危険を常に意識することで成り立つ。改憲にあたって、国論を分裂させかねない「51対49」ではなく、あえて「3分の2」以上の多数が発議の条件となっている重みを、改めてかみしめたい。

私もまったく同感です、「その時の多数派が一時的な勢いで変えてはならない普遍の原理を定めたのが憲法なのであり、改憲には厳格な要件が必要だ」と思います。
”改正”だと思うのなら、それだけの支持が得られたなら、変えればよいことだと思います。
娘の家の中の花)
この花は玄関にあった花で、後ろに子供たちのファーストシューズが置いてあります。