るりとうわた

日常をつづる

五月は税金の月

五月と言えば税金の月で、自動車税や年金からの引き落としになった所得税や住民税、固定資産税も今年分の納税が始まる月です。
見事にきっちり取られていく中で、来年には消費税が上がります。
そして今年の夏にある参議院選挙を控え、安倍首相のパフォーマンスというか、経済政策「アベノミクス」のアッピールが続きますよね。
大手の会社に利益があっても社員のお給料が即上がるわけでもないし・・・年金生活者には関係もありません。
福島の原発を解決しないまま、原発の再稼働に、海外トルコとアラブ首長国連邦への輸出を決めました、どんどん国民と距離が開いていく感じがします。

安倍首相は「過酷な事故の経験と教訓を世界と共有し、原子力安全の向上に貢献していくことは日本の責務だと考える」と言ったそうですが、まだ福島第一原発事故の収拾の目途もたっていません。

東京電力福島第1原発事故で増え続ける汚染水を減らすため、敷地内の地下水をくみ上げ海に流す「地下水バイパス」計画について、福島県漁業協同組合連合会(県漁連)が、認めるかどうかの決定を見送った。汚染水が廃炉作業の支障となる中、漁ができない立場でありながら、実施を左右する判断を迫られたことに、漁業者は「本当に決断すべきは国と東電」と訴えた。


 ▽行き詰まる処理

 第1原発では、原子炉建屋に1日約400トンの地下水が流れ込み、汚染水が増加。4月に来日した国際原子力機関IAEA)の調査団も「汚染水が直面する最大の課題だ」と指摘した。
 東電はタンクを増やす自転車操業を続け、敷地内の汚染水総量は7日現在で約38万トンに。4月には6万トン近い容量を持っていた地下貯水槽が汚染水漏れで使えなくなり、処理は完全に行き詰まっている。
「ためているだけではどうしようもない」。東電幹部は早期の海洋放出の必要性を訴えるが、バイパスは地下水の建屋への流入量を減らすだけ。汚染水が増え続ける状況は変わらない。
 東電は地下水の放射性物質濃度を試験的に確認したとして「周囲の河川と変わらない」と安全性を強調する。
 だが、いわき市内の漁師の男性(59)は「東電がいくら安全だと言っても、消費者が納得するとは思えない。地下水を海に流すのは、不安をあおるだけではないか」。そう言って、人けのない漁港を見つめた。(共同通信

単純に考えても、原発には水を掛け続けないといけないわけで、日々溜まる汚染水に地下水が流れ込んでさらに増える、汚染水をため込んでいる地下貯水槽は水漏れで使えない。
こんなに緊急を要する問題さえ解決が出来ていません。

さらにもんじゅ

もんじゅ:使用停止命令も視野…規制委、15日に検討

毎日新聞 2013年05月13日 21時33分(最終更新 05月13日 21時42分)
高速増殖原型炉もんじゅ福井県敦賀市)で約1万個に及ぶ機器の点検漏れがあった問題を受け、原子力規制委員会は13日、運営元の日本原子力研究開発機構に対し、保守管理体制が確立されるまで、施設の使用停止命令なども視野に、行政処分する方向で検討に入った。15日の定例会で議論する。

約1万個に及ぶ機器の点検漏れ?気が遠くなります。
これらのどこに、事故の経験と教訓と言えるものがあるのでしょうか?さらに不安しか感じませんが。
原発の再稼働も輸出も無責任すぎます、簡単に考えることは出来ないと思います。
憲法96条の改正(改悪)も安倍首相と自民党の先走りにしか見えませんが、こちらはしっかり時間をかけて討議して欲しいと思います。
アベノミクス憲法96条改正(改悪)も参議院選挙への目くらましで、本当はもっと別のところへ日本をもっていこうとしているのでは・・・、その次に来るものが怖いです。
そして急がないといけないことと時間を掛けないといけないことを区別して、早く福島の問題を解決してほしいです。