るりとうわた

日常をつづる

運動会


昨日は東京都の小学校は運動会でした。
これまでの練習の成果を見せると言うので、招待状をもらい、応援に行ってきました。

運動会の経験と言えば、もちろん子供たちの運動会ですが、それももう30年ほど前になります。
また神奈川県なので、当時も今も運動会は10月です。
子供の時と、孫の運動会を比べてみると、もちろん、世代の違い、地域の違い、学校の違いがありますが。
子供の時は、地域に根差した学校という方向が強かったのでしょう、PTA参加の競技が、午前に一つ、午後に一つと計二つもあり、父兄も、主にお父さんですが何チームも出来て、大盛り上がりでした。
その当時は、夫は会社人間というか、休みの日まで、会社へ行って野球をしたり、仲間とゴルフをするので、予定を開けてもらうのが大変でした、でも夫と私は1歳違いなので、当時はけっこう年齢差がある方が多かったのか、子供たちは「お父さんが若い」と言われるのが自慢でした。
お弁当の時間には、私たちは単独家族なので近所のやはり単独家族の方たちと一緒にお弁当を頂きましたが、地元の方はおじいさん、おばあさん、おじさん、おばさんと大家族の食事風景が多かったです。
私自身の子供の頃も、祖父母は早く亡くなり、また私たちも両親の実家とは離れていたので、子供共々もそういう大家族の経験はありませんでした。
ですからそれが今、経験出来ているという具合です。
それにここの街は多摩ニュータウンの一角にあり、全家族が新たに出来た街の住民ばかりということで、元からそこに住んでいたという家はありません、同居人以外の祖父母は皆他から参加しに来ているという共通点があります。

孫の運動会は、子供たちの体育の成果を見せる発表会のようなものです。だから父兄の参加する競技は一切ありません観覧のみです。
それと紅白対決になっていて、この勝敗を競い合うというかたちを取っています。
最近は、かけっこをしても、一位二位という順位を決めないと聞いたこともあります。それに先日留守番をしていて子供が帰宅してプリントをもっていたので、私が「何点?百点?」と聞いたら孫は「今はそういうのはないの」と見せてくれたら、マルだけがつけてあり、間違いには小さなチェックがついているだけでした。
もちろん通知表も数字でなく、三項目に〇があるものです。
それなのに、この運動会では、かけっこには1位15点、2位13点、4位9点、5位7点、6位5点と点数で、選抜リレーももちろんのこと、各学年にある団体競技も勝ち点50点、負け30点、引き分け40点、最後の全員で行う大玉送りも団体競技と同じ点数がつき、徹底的に戦うことが目標になっています。

スローガンもあり、始まるときに、各学年の代表が、「全力+協力+達成感=最高の運動会」を、皆で唱和していました。
これも皆で決めたのでしょうか。

そして嬉しいことにプログラムの1番は準備運動「ラジオ体操」ではじまりました。
私たちは月、水、金と公園でラジオ体操をしていますが、近所の子供たちはこのラジオ体操を学校でやらないから知らないと言っていて、「時代が変わった」と感じたものでしたが、孫たちは毎日ではないそうですが、週3,4回はやっていると言いましたから、世代間交流が可能です。

2年生の綱引きは引き分けでした。
昨年、初めてこの学校の運動会を見たのですが、私が好きなのは団体演技のいわゆるダンスです。
男女共に、活き活きとやっていてとても気持ちがいいです。
娘たちの時には、高学年になるにつれ、照れというのが出ていて、適当にやってる感がありましたが、ここの子たちに、そういう空気は一切感じられませんでした。

これは4年生の縄跳びで、隣の二人で飛んだり、一人で飛んだり、三人になったり、六人でロープを絡めて歯車のように回ったりしながら踊ります。曲はSMAPの「SHAKE togesher!!」で、親しみもあります。

6年生の騎馬戦は、見ている方も盛り上がります。
娘の時は、5,6年の男子のみでやっていましたが、ここは男女共にやり、背の高さで1陣、2陣。3陣と別れていました。
今はこの6年生が一番人数が多いそうです。

芸能記者も顔負けの撮影風景です。
本部席にテントが2つあるのですが、その両端はすべて観覧席で、立見席になっていて、各競技によって父兄が入れ替わり、撮影をしたり応援をしたりします。
それも、6ページにわたり各競技のその子の立ち位置が記された(本人が書き込んだ)プリントが事前に配布されています。
私の隣にいた方が、それを持って前の日に、どこにスタンバイすればよい写真が撮れるかチェックしに来たそうです。

孫の2年生のダンスはハンカチを頭にまいて「We are Kaizoku!」とこれはワン・ピースのオープニングの曲(We Are)です。
楽しみにしていました、それに事前の位置確認で、撮影場所もグッドでした。
でも、ママの提案の黄色い靴下は、ちょっと目立ち過ぎじゃない?(笑)
だって微妙に、ワンテンポ遅れている感じが・・・、私の踊りは早いと言われるけど、まさか、まあ言わないでおこう。娘かな?

輪が広がって大きくなった時に、私の真正面の位置になり、競技中だから私は笑ってはいけないと真面目にしていると、孫と目が合ってしまいにっこりと笑ったので、私も笑顔を返しました。

最後に被り物を振り上げて〜We Are!



午後の開始時に全員で行う応援合戦も面白いです、太鼓に合わせて、紅白の旗を持った6年生が観客席の前を通ると、立つと決めてあるのでしょう、ウェーブがおきます。
それに大きな声を出して応援合戦です、私の位置からは白組の声が大きかったです。
この学校では縦型のつながりも強く、孫はおたふく風邪で参加できませんでしたが、5月初めに遠足があり、6年生が1年生を、4年生が2年生を、5年生が3年生を連れて行き、面倒をみるという形式を取っています。
司会進行もすべて子供たちがやりきっていたのは感心しました。。
娘たちの時にも、アナウンスは子供がしていましたが、隣には先生がいて指導していましたが、今回はまったく子供だけでしていました。それまでの指導が良いのでしょう
先生が表に立ったのは、最後の校長先生の挨拶だけでした。

これは3年生のダンス「ソーーレ ソーレッ!はねこ 2013」
たすきをかけて、両手に手作りの扇を持って、ダンスです、これはかなり難しい感じですが、男の子でも上手い子は手首も使って扇まで一体感を出したダンスが出来ています。
ただ総じて女の子の方がリズムに乗っています。
来年は孫もこのダンスを踊るのかしら?とちょっと気になりました。

午後の競技はかけっこ「50m走」です。
昨年はスタート位置にいたので、今年はゴール位置に陣取りました。じじばば活躍です。(笑)
娘はPTAの役でパトロールに出たり、下の子はだんだん飽きて来て、タライ回しです。
ゴール近くまで1位か2位かという感じで来たのですが、ゴールとわかりスピードを落とした隙に、手前の二人が猛スピードでゴールし、3位でした。
いやこれは性格を表していますね、どんなことがあっても力を抜かずに最後まで走りぬかなければ負けですよね。惜しかった!です。

下の子が絡んでいたら、6年生の組体操、これも男女でやり見応えがあるのですが、これと大玉ころがしを見逃しました。
でも孫の紅組が600点台で、白組は400点台と大差で紅組が勝ちました。

最後に校歌斉唱は、子供たちの生演奏で歌います。

今どきの小学校の運動会の観察と、先日、レゴを組み立てているときは大きくなったと思ったけれど、皆が皆大きくなっているので、前から4蕃目の孫はやっぱりまだ小さいな〜、でも高学年のように、大きくなる日が来るのだと実感できた有意義で楽しい一日でした。