るりとうわた

日常をつづる

文月7月

今日から7月です。
今年もはや、半分が終わったということで、後半戦がはじまります。
そんな今日のニュースは富士山の山開きからです。

 世界文化遺産に登録された富士山で1日、山開きが行われた。

 気象庁によるとこの日の山頂の気温は0度前後。午前4時35分頃、雲海があかね色に染まり、雲の間から途切れながらもご来光が見えると、山頂で待ち構えた登山者からは拍手と共に大きな歓声が上がった。

 山頂の登山者は約800人。関東や関西からの団体や個人のほか外国人も目立ち、標高約3450メートル(8合5勺)の山小屋「御来光館」の天野太市館長(72)は「ツアー客も多く、人出は例年の倍」と話した。

ご来光、いいですね。
どんな苦しい日が続いても、開けない夜はない、を実感します。

そして今月は参院選がある月です。
これから先の日本がどの方向を向いて進むのか、大事な選挙になりそうです。

安倍政権が、原発推進、再稼働、海外への売り込みを進めていますが、まるで福島をほっかむりして、原発事故を忘れたかのようです。
私たちは忘れる訳にはいきませんね、福島の人と同じ日本人ですから。

あれから2年4カ月、未だ放射能は出続け、溶けた燃料棒の状態さえ把握できていません。
さらに、東京電力福島第1原発2号機と海の間に設置した観測用井戸から高濃度のトリチウム三重水素)とストロンチウム90が検出された問題で、東電は29日、問題の井戸より19メートル海側に新設した井戸から、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質を1リットル当たり3000ベクレル検出したと発表した。この値は問題の井戸の検出濃度の2倍以上で、東電は「引き続き調査して海への流出の有無を判断したいと言っているそうです。
まったく解決していません。
産経新聞ではこう報じています。

発熱…増える汚染水 燃料取り出し 廃炉へ遠い道のり


単独取材が許された福島第1原発では、4号機の建屋カバーの建設が進むなど、廃炉に向けた作業が目に見える形で進んでいた。ただ、トラブルも相変わらず発生しており、30年以上ともされる廃炉への道のりの遠さも見せつけた。


内部は薄暗く


 「燃料取り出し用のカバーです」。担当者の案内で、4号機原子炉建屋カバーの内部に入った。

 カバーといっても、厚さ約3メートルの鉄骨で組まれた建造物で原子炉の約半分を覆っている。高さは約53メートルもある。巨大なクレーンを鉄骨に設置し、燃料を冷やしたままつり上げて搬出するため、これだけの施設が必要となる。現在は外壁のパネルを張る作業が行われていた。

 4号機は3号機で発生した水素が配管などを通じて建屋内に入り水素爆発したとされている。原子炉には燃料はないが、燃料貯蔵プールには事故のあった4基で最多の1533体の燃料が保管されている。

 プール階下の壁の一部は水素爆発により吹き飛んでおり、プール崩壊の危険性を指摘する声も根強い。東電も4号機からの燃料取り出しを最優先課題の一つとしている。

 燃料は今でも崩壊熱が発生している。このため燃料はつねに水で冷やし続ける必要がある。専用の容器に水と一緒に燃料を入れ、カバーに設置されたクレーンでプールから引き上げ、地上まで下ろすことになる。

カバーの内部は薄暗く、鉄骨で組まれた無機質な空間が広がっていた。中央付近は天井まで吹き抜けで、ここからクレーンを使い、燃料が地上に下ろされるのだという。巨大で堅牢(けんろう)な施設を目の当たりすると、取り出し作業がいかに大がかりで慎重を要するものかがうかがえた。

 「カバーは10月末には完成し、11月には燃料の取り出しが始められる予定です」と東電担当者。廃炉までの工程全体から見ればわずかな前進だが、事態は良い方向に向かっていることが確認できた。
地下水も危険

 ただし、懸念もある。その最たるものは増え続ける汚染水の問題だ。汚染水は地下水が原子炉建屋に入り込むことで毎日400トンずつ増えている。

 汚染水の増加をくい止めるため、建屋に入る前の地下水をくみ上げたり、建屋の周囲の土壌を凍らせたりして地下水の流入を防ぐ計画も予定されているが、いずれも効果は未知数だ。

 最近最も懸念されているのが、2号機の海側の観測用井戸から見つかった地下水の汚染だ。

 井戸は事故直後に高濃度汚染水が海に流出した場所のすぐ近くにあり、高濃度汚染水が流れ込んでいる可能性がある。地下水脈を通じて海に流出している疑いもあり、原子力規制委も高い関心を示す場所だ。

 井戸の近くでもバスから降りた。目の前に見える海まではわずか27メートル。あまりの近さに不安がよぎる。

 廃炉への道のりは一歩ずつ前へと進んではいる。ただ、事故直後に緊急避難的に講じた対策には、懸念材料も残り総点検の必要性も強く感じた。(蕎麦谷里志、玉崎栄次)

福島は終わっていません、早い復興と解決を願います、こういう状態で再稼働も推進も、海外売込みなんて、とんでもない話です。
是非とも、原発のない安全な生活、社会を求めます。