るりとうわた

日常をつづる

蜂の巣と原発と選挙

草木も成長すれば、虫も出て来るのですが、最近蜂が良く庭に来ると、家族みんなで言い合いました。
よそから飛んできたという感じでなく、悠然と花から花へ飛んでいる様子では、近くに巣がありそうです。
以前は南天の木の中にベル型の蜂の巣があったりしたのですが・・・・
どこから来るのかわかりません。
早く退治しないと大きくなると大変です。

夫が見つけました、しかも玄関の前で、いつも夫がタバコを吸う、その真上でした。
煙たくはなかったのでしょうか?
こんな近くにいることにびっくりしました。
いつも見つける3〜4倍ぐらいの巣の大きさです。

虫取り剤を噴霧すると4匹ほど苦しんで出てきました。
それを夫が踏み潰して、これが一番安全だと言います、中途半端に置いておくと姿が見えなくなって射されても困りますから。
箒の柄で落として、ビニール袋に入れました。
働き蜂には悪いですが、我が家での共存は無理なので、見つかって良かったです。
これでまた、安心して草取りや剪定が出来ます。

昨日の夜0時過ぎでしたが、寝ようと思ったらぐらぐらと地震がありました、最近では大きいほうでした。
神奈川西部で震度4でした、本当に忘れた頃にやってきます。
今日は昼か、午前かも知れませんがTVを付けていたら、東北で震度4の地震があったと報じていました。
まさに日本は地震の国です。
自民党は再稼働を急ごうとしていますが、廃止も含めてしっかり検討する必要があると思います。
昨日の東京新聞の記事ですが、

4社10基、再稼働申請 原発新基準満たさず(東京新聞


原発の新しい規制基準が施行された八日午前、電力四社は五原発十基の再稼働を原子力規制委員会に申請した。現時点では、どの原発も新基準で求められる施設や調査に不十分な点があるが、電力各社は原発停止の長期化による経営悪化を理由に早期の再稼働を目指している。新基準の施行日に、先を争うように申請した。

申請したのは北海道電力の泊1〜3(北海道)を皮切りに、関西電力の大飯3、4(福井県)、高浜3、4(同)、四国電力の伊方3(愛媛県)、九州電力の川内(せんだい)1、2(鹿児島県)の各号機。

いずれも、重大事故を起こした東京電力福島第一原発の沸騰水型原発(BWR)と異なり、加圧水型(PWR)というのが特徴。

九電は十二日に玄海原発3、4号機(佐賀県)を申請する予定。東電も柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の申請を目指しているが、新潟県などから「事前了解が必要だ」と反対され、初日の申請を断念した。

電力各社は、新基準への対応は済んだと強調している。だが、新基準で求められる設備の設置や、地震津波の新たな想定はまだ完了していない。

東京電力福島第一原発事故で、作業員の最前線基地となった事故時の作業拠点は、この日申請された中で完成済みなのは伊方原発のみ。他は「代用の施設を検討中」(北海道電)とするなど、対策未了のまま申請した。

そして福島で、自民党原発を語らないだけでなく、参院選からも争点になることを避けています。
昨日の朝日新聞
ー「原発再稼働」の倫理を問う新潟県知事の覚悟ーと題した記事がありました。その後半に

私が泉田知事の名前を聞いたのは、震災直後に「陸の孤島」となっていた福島県南相馬市桜井勝延市長からでした。泉田知事から直接電話があり、避難を希望する南相馬市民のためのバスを差し向け、県内に受けいれる、と申し出てくれた、というのです。今回の発言も、そうして福島第1原発事故に正面から向き合う姿勢を持っているからこそ出てきたものだと感じます。
参院選での関心は「経済」、そして「衆参のねじれ解消」との報道が続いています。仮に経済という視点で見たとき、福島第1原発事故がどれほどの打撃を与えてきたでしょうか。また、15万人もの人々が住み慣れた故郷を離れて、見通しのない避難生活を続けているのです。

猛暑とともに、ボロボロになったはずの「原発神話」を修繕し、再稼働ありきでひた走ることを「仕方がない」と追認するわけにはいきません。新潟県の泉田知事の毅然とした発言は、私たちが2度と同じ過ちを起こさないために福島第1原発事故から学ぶべき「倫理と覚悟」を伝えています。

このままでは、「3・11」前の電力業界の既得権は温存され、原子力ムラが復活し、報道管制の縛りが強まるばかりです。福島第1原発事故から何も学ばない社会を、子どもたちに見せたくはありません。

猛暑の中で続く参院選。「再稼働の可否」をめぐる議論ができる大きなチャンスととらえたいものです。

原発安全神話は崩れ去りました、本当に、2度と同じあやまちをおかさないための選挙にしたいですね。