るりとうわた

日常をつづる

懸案の木


あさがおは涼やかですね。
毎日たくさんの花を咲かせてくれます。

二番成りのゴーヤのそばにも咲いています。
その奥に見えるしだれ桜の木がデカい。

今の我が家の心境は、孫が去り
「閑さや枝にしみ入る蝉の声」でしょうか。

いや、やっと静かな自分の生活に戻って周りを見回したなら、もう草が伸び、木の枝が伸び、芝生の中にも草がはびこっています。
でもこの木のおかげで、孫は毎日蝉取りが出来ました。
桜の木肌と同じ色で、見つけにくいですが、低い位置に6匹ぐらいいます。

虫が怖いのはお兄ちゃんの方で、下は去年まではお兄ちゃんに合わせて、「こわい〜〜」と言っていたようで、今年は個性が出て来たようで、弟の方は怖がりません。
それで、毎朝庭で蝉取りをしました、中々よい環境だと思いませんか?(笑)

それが、娘に「いい加減に桜の木を切ったら?」と意見されました。
「夏祭りの公園へ行く道中の、余所の庭木を見ていたら、こんな大きな木を植えている家は一軒もなかった」と、そんなところを見ながら行っていたなんて・・・
私は勉強に躓いているお兄ちゃんが気になって仕方がありませんでしたが、娘はこの大きくなった桜の木が気になっていたようです。
自分のことは気がつかないですが、人のことは良く見えるようです。
で親子ですから、そこは隠さず直接対決です。(笑)
「東京に植木関係の人を知っているから、聞いてみようか?前は1本1〜2万で切れると言っていたけど」
私は「こちらにも探せば植木屋はあるから、いい。切っても切った枝を全部運び出してもらわないといけないから。東京だと高くつくから、貴女に心配してもらわなくてもこちらでするから」と。

上の写真は我が家のWカーテンです。
手前のゴーヤのグリーンカーテンの向こうに、枝垂れ桜のグリーンカーテンがあり、南の道路からは家の中は見えません。
ちょっと山の中にいる雰囲気で、キッチンに座って、この庭を眺めながらのPC打ちは中々良いものです。
パパの家族は東京暮らしで、最近箱根にセカンドハウスを購入されて、夏の涼を求めて箱根で過ごされます。
我が家は居ながらにして、半分緑の環境にもはまっていますし、2階のベランダからは富士山が見えますし、それで東京まで観劇やショッピングももちろん日帰りで可能です。
とても優れた環境だと思います。(自画自賛
そう思っているのは親だけで、中学を出たら、娘たちは東京へ東京方面へと向かって出て行きましたが。(笑)

「それに両脇と裏はジャリを敷いて、草が生えないようにすれば良い」、娘は営業で外回りをすることもあり、その時に、暑い中草取りしている人が「草に殺される」とも言っていたと教えてくれました。その気持ちは同感です。
桜の木の下の秋海棠
まあ、心配して言ってくれるので「ハイ、ハイ」と聞いておくとして、あんまりお金を使いたくないのもあるし、出来る限りのことは自分でしたいし。
本当にお互い、よく他人のことは見えるものです。

しかし、この木、ここまで来たら来年の花も見たい気がしますが、そうなるとまた遅くなってしまう。
潮時か・・・、まさに懸案の木です。