るりとうわた

日常をつづる

季節の味覚と、後手後手


季節の味覚梨を頂きました。
たっぷりの水分でずっしりと重いです、無農薬なので早く食べてくださいと追記がありました。
秋ですね季節を感じます。

ただこういう季節の味覚の収穫が出来ない地域が日本にはあります、そしてお魚も。
忘れてはなりません。

今日発表されたのですが、

汚染水問題で政府が総合対策提示へ、安倍首相「抜本策講じる」

[東京 2日 ロイター] - 安倍晋三首相(自民党総裁)は2日午後、官邸で開かれた政府与党連絡会議であいさつし、福島第一原子力発電所の汚染水問題について、国が前面に出て抜本的な対策を講じると強調し、解決に向け早急に基本方針を取りまとめる、と述べた。

会議では、菅義偉官房長官が3日の原子力災害対策本部において、政府としての総合対策を提示することを明らかにした。

安倍首相は、トラブルが続いている汚染水問題について「東電任せにせず、国が前面に出て、必要な対策を実行していく。抜本的な対策を講じる」と述べ、「早急に汚染水問題の解決に向けた基本方針をとりまとめる」考えを表明した。

会見した加藤勝信官房副長官によると、菅官房長官が汚染水問題について、3日に開催する原子力災害対策本部で、基本方針を踏まえた政府としての対策を総合的なパッケージとして提示すると会議で表明。政府として「予備費の活用を含め、できるだけの事を行う」と述べたという。

出席した公明党山口那津男代表も汚染水問題を「極めて深刻」とし、与党内の検討内容も踏まえ、政府が全面的に対応を行うよう要請した。

今頃になって遅いですよね。
総理になった時にすぐやるべきことです。
その前に、原発の海外売込みに再稼働推進ですから、まるで福島原発事故はなかったかのような扱いとしか思えませんでした。
全てが後手後手。
そしてもう一つ

汚染水「処理後の海洋放出に理解を」 規制委委員長

2013/9/2 18:57 (日本経済新聞
 原子力規制委員会の田中俊一委員長は2日、日本外国特派員協会で記者会見した。東京電力福島第1原子力発電所放射性物質を含む汚染水がたまっている問題では、放射性物質を基準値以下にした後に「海に放水することは避けられない」との見解を改めて示した。「精いっぱいの努力をしているので理解いただきたい」と話した。

 汚染水を海洋放出する場合は約60種類の放射性物質を取り除くことができる「多核種除去設備(ALPS)」で事前に処理することを説明。装置で除去できないトリチウムについては「希釈なりをして放出することになると思う」と話した。

 また「世界中の原子力施設から、そういったものは通常の場合でも出ている」と説明。「歴史的には核実験などで大気中の放射能レベルが今より数万倍高かった時期もある」とも指摘した。

 原発内のタンクから汚染水が漏れ出した問題に関しては「一番大事なことは国際社会に適切な情報を伝えること」と指摘。「状況は日々変わっており、客観的な情報を丁寧、的確に提供することを原子力規制庁の職員にも指示した」と述べた。

この会見中、海外特派員から鋭い質問が出ました。
やはり再稼働に目が向いているから福島のことを無視しているとか、世界が注視しているから世界の手を借りて、とか今夜の報道ステーションで少し流れたのですが、良く覚えていません。
オリンピックの招致どころではないはずとか、考えてみれば当たり前の事ばかりです。

安倍総理も日本の国民の意見は無視で、海外からの注目(批判)と言うか国際社会の不信感にようやく、対策を講じようとなったようです。
遅すぎます。