るりとうわた

日常をつづる

ラジオ体操と、政府の汚染水対策


昨日からラジオ体操が復活しました。
多い時は20人ぐらいになっていたのですが、7月の末に猛暑で6〜7人と激減したので、8月は孫たちも来るし、出入りが激しい時期でもあるのでラジオ体操の集まりを1か月の夏休みにしていました。
ラジオ体操は本来夏休みにするものなんですが。(笑)
9月から再開ということで、お休みにしていました。

ある意味ラジオ体操のカセットデッキ運びとしては、時間に気にすることなく自由に過ごせました。(笑)
それでも仲間意識というか、道で会うと「9月からまたね」と挨拶して懐かしがっていました。
上の公園が私たちがラジオ体操をする公園です。

中に入るとこんな感じで、真ん中に円形の花壇があり、それをぐるりと取り囲むように広がってラジオ体操をしています。
暑さの残る再開日の昨日は9人の参加で、皆で順繰りに「お元気でしたか?」と声を掛けあいました。きっと忘れている人もいそうですね。
昨日、終わってから写真を撮ると夕暮れ時で暗く映りました、日の暮れがどんどん早くなります。
まさに秋の日はつるべ落としでしょう、まだ気温は高いですが、家の中よりは風が涼しく感じられます。
それで、今朝写真を撮りました。


さて、昨日の続きで、今日発表された五輪招致にも配慮した、政府の汚染水対策です。
五輪招致がなければ、まだほったらかしだったかもですね。

福島第1原発:政府の汚染水対策 柱は「アルプス」増設
毎日新聞 2013年09月03日 19時42分(最終更新 09月03日 20時29分)

 政府が3日決めた東京電力福島第1原発の汚染水対策の柱は、地下水が原子炉建屋に流入するのを防ぐ「凍土遮水壁」の建設と、汚染水から放射性物質を取り除く多核種除去装置「ALPS(アルプス)」の増設・改良だ。両事業に計470億円の国費を投入し、汚染水問題収拾へ「国が前面に出る」(安倍晋三首相)姿勢をアピールする。

 事業費の内訳は遮水壁320億円、除去装置150億円。今年度予算の予備費(総額約3500億円)から遮水壁に140億円、除去装置に70億円を充て、事業を前倒しで進める。

 組織体制も強化。経済産業省原子力規制庁に加え、国土交通省農林水産省も入る関係閣僚会議を設け、汚染水を増幅している地下水対策などに政府一丸で取り組む。また、福島第1原発近くに現地事務所を設けて国の担当者が常駐、東電や地元との連携を強める。風評被害防止を狙いに海洋での放射性物質の監視を強めるほか、在外公館を通じた国際広報体制も充実させる。

そしてそのアルプスとは?について同じ毎日新聞の「質問なるほドリ」に質問形式で出ています。

質問なるほドリ:汚染水の新浄化装置「アルプス」って?=回答・奥山智己
毎日新聞 2013年09月02日 東京朝刊

 ◇特殊吸着材で放射性物質を除去
 なるほドリ 東京電力福島第1原発の地上タンクから漏(も)れた高濃度汚染水が問題になっているね。そもそも、東電はタンク内の汚染水をどう処理するつもりだったの?

 記者 原発の敷地には限りがあり、汚染水をためるタンクを無尽蔵(むじんぞう)に増やすことはできません。東電は、汚染水を「ALPS(アルプス)」と呼ばれる装置で浄化(じょうか)した後、海に放出できないかを検討しています。装置は東芝(とうしば)が開発し、3月末に試運転が始まりました。

 ◇修理のため停止中
 Q 汚染水って、どうやって処理されているの?

 A アルプスの場合、汚染水を7種類の特殊な吸着材(きゅうちゃくざい)に通し、放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)を次々と取り込んでいきます。嫌なにおいの元となる分子を含んだ空気が、活性炭(かっせいたん)を通ると取り除かれていく仕組みと、基本的に同じです。汚染水には、これまでにプルトニウムストロンチウムなど63種類の放射性物質が含まれているのが確認されています。東電は、トリチウムを除く62種類の各濃度を、国の排出基準以下にする能力があり、1日当たり最大500トンを処理できると説明しています。ところが、6月に部品の一部に腐食(ふしょく)などが見つかり、現在も点検で停止しています。タンクの汚染水を処理できなくなり、汚染水は、たまるばかりです。東電は9月中の試運転再開を目指しています。

 Q ALPSという名前には、どんな意味が込められているの?

 A Advanced(高度な) Liquid(液体の) Processing(処理) System(装置)の頭文字から取りました。名が示す通り、早く修理が済んで、高度な技術が実際に機能することを願うばかりです。

 Q でも、トリチウムが除去できないなら、心配だな。

 A トリチウムが出す放射線の一種「ベータ線」のエネルギーは非常に弱く皮膚を通過できないので、体の内部まで入っていきません。体内に取り込んでも、組織に蓄積せず、尿と一緒に排出されます。10日もすれば、最初に取り込んだ量に比べ半減します。肺や骨に蓄積して発がん性のあるプルトニウムストロンチウムなどに比べ、健康影響が小さいとみられます。もし、アルプスで処理しても濃度が基準値(1立方センチ当たり60ベクレル)より高い場合には、希釈(きしゃく)して濃度を下げる方法などが考えられています。(科学環境部)

現在も点検で停止中のものが、大丈夫なのでしょうか?大きなお金が動きますね。
高度な処理のようですが、名前負けしていないといいのですが。