るりとうわた

日常をつづる

今日の収穫物


本日の収穫物です。
今頃になって、ゴーヤが2階のベランダの手すりで、実を付けています。
でも何れも小さくて、10cm前後の長さです。
写真の一番小さいのはすでに黄色くなり始めています、早熟です。(笑)
2階のベランダに上がって見ると小さいゴーヤが7つほど出来ていました。

でもすでに下の葉が黄色くなり始めているので、大きくなるかどうかはわかりません。
日照時間も短くなるし、気温も低くなりそうですが、一応追肥して頑張ってみます。

ミニトマトの方もますますミニミニトマトになりましたが、未だ沢山の花を付けています。
これはやはり数えておけばよかったと今頃思いますが、優に100個は超えています。
これも追肥をしてもう少し大きな実になるか試してみようと思います。

この間はお隣の方に、栗の渋皮煮を頂きました、初物です。
もうお店に栗も登場しているようです、以前は私も何時間も掛けて栗の皮を剥きましたが、もう手が痛くなるので辞めてしまいました。
少しましなゴーヤを探して、差し上げたいです。
1人暮らしの方には、ちょうどいい大きさで、我が家では2つを使って、ゴーヤチャンプル風にしました。


この写真はシェードガーデン用のギボウシが良く見えると思います。


さて、多くの方が首を傾げたであろう「汚染水は完全にブロックされている」と言う首相発言ですが、
東京新聞

七日のIOC総会では首相が汚染水問題に触れ「汚染水の影響は原発専用港内で完全にブロックされている」と表明、対策に全力を挙げる考えを世界に示していた。

 これに対し、東電の今泉典之原子力・立地本部長代理は九日の会見で、首相の発言趣旨を、経済産業省資源エネルギー庁に確認したことを明らかにした。

 その上で、1〜4号機の取水口などにはシルトフェンスと呼ばれる薄い幕が張られているものの、港湾内の海水は毎日半分が入れ替わり、放射性物質の流出は完全には止められないと明言。「外洋への影響が少ないという点では、(首相と)同じような認識」と苦しい答えに終始した。

 首相の「汚染水問題の状況はコントロールされている」との発言に対する考えを問われると、今泉氏は「一日も早く安定した状態にしたい」と言葉を濁した。

とあります。
総力を挙げて、解決してほしいですね。
そして、今日の毎日新聞の「鳥の目虫の目」のコラムには

鳥の目虫の目:「汚染水」に見る人間の愚=大島秀利

毎日新聞 2013年09月11日 大阪夕刊


 原発を動かしてきた世界の国々が頭を悩ませているのが、高レベル放射性廃棄物だ。核燃料の燃焼に伴い必ず生じる厄介なごみで、どこに、どう処分するか難問になっている。

 高レベル放射性廃棄物は専用の容器や緩衝材で覆って地下に処分する計画があるが、10万〜100万年間、環境と隔離する必要があるとされる。この想像を絶する期間にわたって、最も遠ざけるべきものが、「水」だ。容器を腐食させたり、物質を移動させたりするためで、処分は地下水との戦いとも言われる。

 高レベル放射性廃棄物と同じものが今、福島第1原発の原子炉建屋のどこかにあって、放射性汚染水の原因になっている。2011年3月の炉心溶融事故で、核燃料が高温となり、原子炉を溶かして突き抜け、外界と隔てていた何重もの壁が破れてしまったからだ。

 高レベル放射性廃棄物と同じものがむき出しの状況で、東京電力や政府が「地下水」との戦いを強いられている。これが、福島原発の「放射線汚染水問題」の基本的な構図と言っていいだろう。

 東電は当初、原発からみて海側に汚染水が出ないように壁を作った。しかし、今年7月になって高濃度の放射性物質が海側に漏れていることが発覚した。1日400トンの地下水が原子炉建屋に流れ込んでいると推定され、それを防ぐために、陸側にも遮水壁が政府主導で作られる基本方針が今月決まった。

 2年以上前の11年5月、高濃度を含めた地下水汚染の拡大を予測し、原子炉建屋の周りに地下遮水壁を張り巡らせるようMBSラジオで訴えていた研究者がいた。京都大原子炉実験所の小出裕章助教だ。深くコンクリートの壁を打ち込んで、地下水を避ける考えだった。政府による壁はいつできるか分からない。

 事故の契機となった地震津波、海へと放射性物質を運ぶ地下水。結局、科学の粋と信仰されてきた原発は自然に敗れ、事故後も自然に翻弄(ほんろう)され、収束できないでいる。10万年後を見るまでもなく、今、自然が人類に高レベル放射性廃棄物をこれ以上、生み出してはいけないと教えているかのようだ。(社会部編集委員)=次回は10月9日

ようするに「2011年3月の炉心溶融事故で、核燃料が高温となり、原子炉を溶かして突き抜け、外界と隔てていた何重もの壁が破れてしまったからだ」ということで、容易な問題ではないこと。
そして例え使用済み核燃料棒を地下深く閉じ込めても、10万〜100万年、地下水との戦いに勝てるかどうかはわからないということで、これ以上の高レベル放射性廃棄物を増やしてはならない。

もう、廃炉を産業とするしかないようですね。