るりとうわた

日常をつづる

昼が短い


綺麗に咲いたカニバサボテンです。
以前はもっと茂っていたのですが、サボテンと名がつくからには夏に強いのかと思い、外に出してあったのですが、今年の猛暑で、葉が抜けてしまい、5〜6本しかありません。
それでも咲いたので、感激しました。
この時期に咲くので別名クリスマスカクタスとも言います、こっちの方がいいですね。
そして例年なら、この時期満開のはずなのですが、今年は剪定し過ぎて花が見えません。

ようやく見つけた花が一つ、ヒイラギの花です。柔らかい香りがするのですが、花が少なくて香りません。
真っ赤に紅葉した向かいに柊があるのですが、漢字で書くとヒイラギは冬の木と、相応しい名前ですね。
ご近所の方が、ずいぶん高くなったわね、この木にクリスマスのイルミネーションをつけるといいわよ。と言われたのですが、とてもそんな気になりません。
そう言えば子供が小さい時は、ワンポイントのサンタをかたどったイルミネーションをサンデッキに下げて、灯していました。
でもこの柊の木には無理です、大きくて飾りが沢山必要だし、何しろ棘がある葉で痛いですから、近づく気にもなりません。
でもそういう時期になりましたね。

ラジオ体操で集まった時に、日の暮れが早いわね、すぐに暗くなるからと話題がでました。
何しろ冬至が近いのですから、昼の時間が今は一番短い時です。
詳しく調べた方が、日の出は遅くなっているけれど、日の入りは少しずつ伸びていると教えてくれました。
そして冬至が過ぎれば、昼の時間は少しずつ長くなっていくのですから、嬉しい気持ちになるわね、と話し合いました。
こうして同じ場所で同じ時間に空を見上げていると、日の移り変わり、空気の様子、草木の変化が気になります。
人間も大きな宇宙空間の一物資でしかないのでしょう。
こんな図を見つけました。

こんなに太陽の動きが季節で違うのですから、昼の時間が短くなります。
でもまだ冬ははじまったばかりですね、厳冬かも?と言われますが、どうか普通の冬でありますようにと願うばかりです。


朝日新聞の15日の分ですが、秘密保護法案で小説さえも、書きにくくなるかも・・・と、

(どうする?秘密法)萎縮せず書き続ける 真山仁さん
2013年12月15日23時02分朝日新聞

 ■作家・真山仁さん

 日米の宇宙開発競争をテーマにしたスパイ小説「売国」を週刊誌上で連載しています。特定秘密保護法案の動きを知って、この小説で法案を題材にしようと準備していたら、あっという間に成立してしまった。あぜんとしました。

 安倍晋三首相は、第1次政権からの宿願だった国家安全保障会議(日本版NSC)を機能させるため、特定秘密保護法を急ごしらえで持ち出した。目的と手段が逆転した典型例です。

 国家公務員の機密情報漏洩(ろうえい)を防ぐなら、すでに国家公務員法がある。スパイ対策なら、それに特化した法律にすべきでした。しかも条文に具体性が薄く、ときの権力者が思惑通りに解釈・運用できるスキがいくらでもあります。

 マスコミを牽制(けんせい)する効果もあるでしょうが、官僚の萎縮効果は大きい。わたしは現実を相対化させたフィクションを書くため現役の官僚や検事にも取材しますが、これから情報は得にくくなるかもしれません。

 こんな危険な法律に対し、私たちは書くことで「表現の自由」の意味を示していく以外にない。来年2月ごろ、「売国」の主人公の地検特捜部検事は公務員の機密漏洩事件に切り込む予定です。特定秘密保護法を取り上げる小説の第1号になるでしょう。法律ができても作家は同じ仕事が続けられるのか、という実験です。萎縮してゆるい小説を書いたり筆を折ったりしたら、それこそ敗北ですから。

こんな不自由な日が来ないことを願います。
表現の自由」は憲法で保障されているのに、蔑にしようとしているのでしょう、声を上げなくては。