るりとうわた

日常をつづる

初観劇


今日は関東地方は雪の予報が出てていて、どうなることかと思いましたが、雪は降らず一安心でした。
友人は晴れ女と言っていたので、影響したのでしょうか、ならよかった。
今日は2014年度の初観劇で、青山劇場「真田十勇士」です、
これが日本テレビ開局60年特別舞台ということで、このところやたらとテレビで宣伝しているものです。
テレビ局が、特別番組なら分かりますが、何故特別舞台を組むのか謎ですが?お互いに宣伝が出来る利点はあります。(笑)
私たちも大体チケットは3カ月ぐらい前に取るのですが、これはついこの間、急遽取れたものでした。
結構1階席も入っていたので、これはテレビの宣伝が効いたのかも知れません。
私もこれまでの舞台の半券は残してありますが、実際数えたことはありませんが、友人がメモしていて、2人(ほかの人がいても)行った舞台は有に100は超えているというから、びっくりです。
積もり積もるとそういう数になるのですね。

でも10年ぐらい経っているから、それぐらいにはなるでしょう。
それと旅行と、残らないものばかりです。

これは着る物も、持つ物も持たず、要するに興味の向かうところが共通で、そっちの溜まらない方向に、物も溜まらないけれど、お金も貯まらないですが・・・
それが趣味ということなのでしょう。
毎年同じ季節になると同じものを着ています、舞台を2回行かなければ服も買えるのですが、お互い仕方ないね〜、と話しています。(笑)
まあ、これが一番ストレスが溜まらず、痛快なのですから、楽しみましょう。

今日の舞台はまだ始まったばかりかな、簡単に新聞記事から紹介します。

真田十勇士
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■出演
中村勘九郎 松坂桃李 比嘉愛未 福士誠治
中村 蒼 高橋光臣 村井良大 鈴木伸之
青木 健 駿河太郎 石垣佑磨 加藤和樹
音尾琢真
加藤雅也 真矢みき

■スタッフ
脚本:マキノノゾミ
演出:堤 幸彦
=============================
ユニークな「真田十勇士」…中村勘九郎松坂桃李
 歌舞伎俳優の中村勘九郎と、伸び盛りの若手・松坂桃李

 それぞれ猿飛佐助と霧隠才蔵の役で初共演する舞台「真田十勇士」(脚本・マキノノゾミ、演出・堤幸彦)が、東京・青山劇場で始まった。親子の情、恋、友情に虚実の駆け引きが絡む戦国の人間ドラマだ。

 徳川家康が、大坂城淀君真矢みき)と豊臣秀頼福士誠治)を攻めた大坂冬の陣、夏の陣。豊臣方の頼みの綱は、名将・真田幸村加藤雅也)と、彼を支える佐助、才蔵ら、腕に覚えのある十勇士だ。劣勢の中、秀頼を救うことに知略を尽くす十勇士の死闘を軸に、忍術あり合戦ありのスペクタクルが展開する。

 「最初に台本を読んだ時は、これがマキノさんの本?と、びっくりした」と勘九郎。冒頭、主要人物の名乗りがあり、松坂演じる才蔵は「お待たせしました。あなたの霧隠才蔵です」のせりふでポーズを決める。その松坂も「才蔵を、陰の部分が多いクールな存在かなと想像していたら、いきなり『お待たせしました』。度肝を抜かれた」と笑う。

 徳川、豊臣方それぞれの思惑、才蔵の命を狙う幼なじみの忍者・火垂(ほたる)(比嘉愛未)の恋心、幸村と淀君の思いが渦巻き、物語は大きくうねりだす。そんな本作の特徴の一つは、人物のユニークな描き方だ。

 例えば佐助は、ひときわ明るいお調子者。勘九郎は「一言で言えば、バカです」。智謀知略をうたわれた幸村も、そうでない設定になっている。「どこまでがウソでどこからが本当か、わからないのがこの作品。幸村は果たして名将だったのか、という新しい物語になっている」と勘九郎。「実は、本当はこんな感じだったのではと思わせる説得力がある」と松坂は語る。

 年頭を飾る舞台。勘九郎は「こんなでかい舞台で1年を始める。よーし、やるぞと思えるし、いい感じで1年を過ごせそう」。歌舞伎については「こけら落とし興行を終えてからが本当の勝負」と気を引き締める。一方、松坂は「ここで学んだことを血肉にして、これからやる作品がそれぞれにいい出会いだったと思える1年に」と意欲を見せる(読売)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ■華やかな娯楽スペクタクル

 「歴女」人気ナンバーワン、真田幸村が率いる真田十勇士。戦国末期の英雄を、スターと映像をふんだんに使い、華やかな仕掛けでディズニーランドのアトラクションのように彩った大娯楽スペクタクルだ。

 マキノノゾミ脚本で特徴的なのが、幸村(加藤雅也)を「作られた英雄」という虚像に困惑する等身大の男に描き、嘘つきで通った猿飛佐助(中村勘九郎)と“嘘”で結びつけた点だ。「嘘もつき通せば真になる」というお調子者の佐助が、徳川と豊臣最後の決戦を前に、霧隠才蔵松坂桃李)と組んで、幸村というカリスマ武将の“振付師”となる。十勇士の命がけの“嘘”が、真になっていく奮闘を見せる。

 登場人物が多い分、人物整理が難しいが、堤幸彦演出は映像をふんだんに使い、俳優名や役名、大坂冬の陣、夏の陣の布陣もテロップのように舞台上に流し、分かりやすさに徹する。背景や転換でも映像を駆使。石垣のような大型ブロックを縦横に動かし、そこに画像を写して転換を早め、スピーディーに展開する。

 出演者もアドリブ込みで飽きさせない。殺陣では宙乗りや分身の術で見せ、勘九郎は歌舞伎の手法で沸かせる。幸村役の加藤が笑える二枚目。映像出演の家康役、平幹二朗とナレーションの坂東三津五郎がごちそう。各十勇士の見せ場が必要なのだろうが、3時間半の舞台は、殺陣でカットの余地あり。2月2日まで、東京の青山劇場。2月7〜19日、大阪・梅田芸術劇場。(飯塚友子)

というもので、私も脚本のマキノノゾミさんって、こんな脚本を書く人?とびっくりしました。
名将・真田幸村は虚像で、噂で作り上げられたもので、この舞台はついて行けるかな?と思ってしまいました。(笑)まあ、新感線風かな〜とも思いましたが・・・
1部は十勇士が揃うまで、2部は冬の陣、夏の陣、と、長い舞台でした。
ややこしいところはすべて映像と解説で説明してしまいます。
友人が紙芝居を見ているみたいと言っていましたが、そんな感じがします。
展開は説明で、場面を演じるという具合です。
内容は「どこまでがウソでどこからが本当か、わからない」につきるのですが(笑)、最後はハッピーエンドで終わるので、正月に見るのに相応しい娯楽作品と言えると思います。

会場を出たら、雪が積もっていたりして・・・と、おそるおそる出てみると、なんのことはない、穏やかな夕方でした。
気分よく帰りました。