るりとうわた

日常をつづる

3月1日


今日から弥生3月です。

弥生は弥生(いやおい)が変化したもので、弥(いや)はいよいよ、ますますという意味で、生(おい)は、草木が生い茂る様子を意味し、まさに芽吹きの季節を表しています。
ただ例年なら庭の椿に、沈丁花が咲いている時期ですが、今年は寒さが厳しいので、まだつぼみの状態です。

それに、クリスマスローズが、今年はチビで、地を這って咲いていました。

そして今日は、米国の水爆実験で島民や日本漁船の乗組員らが被ばくした「ビキニ事件」から60年を迎えました。

第五福竜丸事件:ビキニ事件60年式典 核利用、猛省を 元乗組員「原発にも反対」
毎日新聞 2014年03月01日 東京夕刊

マジュロマーシャル諸島)山田奈緒】太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁で1954年に行われた米国の水爆実験で島民や日本漁船の乗組員らが被ばくした「ビキニ事件」から1日で60年を迎えた。首都・マジュロの国会前では追悼式典が開かれ、参加者は黙とうをささげて犠牲者を悼んだ。日本からは被ばくした「第五福竜丸」の元乗組員の大石又七さん(80)=東京都大田区=や福島県の大学生らも参加、島民らとともに核廃絶を訴えた。

 1946〜58年、米国は統治下にあったマーシャルで計67回の核実験を実施した。ビキニ事件で使われた水爆「ブラボー」の威力は広島型原爆の1000倍とされ、周辺で操業中だった第五福竜丸の乗組員らが被害に遭った。実験場の風下のロンゲラップ環礁では、死の灰を浴びた島民80人以上が被ばく。全島民が無人島へ避難したが、甲状腺がんなどで亡くなる人も多くいた。米国の資金で除染作業と帰島計画が進められたが、放射能への不安などから今も多くの島民が故郷に戻れずにいる。

 式典のスピーチで大石さんは「戦うための核兵器を作るため、多くのマーシャルの人たちが犠牲になりました。指導者たちの猛省をうながしたい」と述べた。東京電力福島第1原発事故にも触れ「核兵器原子力発電も私は断固反対します」と訴えた。

日本は広島、長崎、第五福竜丸と、被爆したのに、54基もの原発を作ってしまったのですね。
そして福島原発事故を経験しながらも、安倍政権は再稼働に踏み切ろうとしています。
それらの原発も不安が一杯のままです。
九州の川内原発では、

川内原発:市民団体、断層調査を要求
毎日新聞 2014年02月28日 19時54分(最終更新 02月28日 20時08分)

九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に絡み、同県の市民団体が28日、九電と県に対し、原発近くの断層を調査するよう求めた。原発から約800メートル離れた地点で、活断層の可能性がある地層が見つかったためという。

 団体によると、市が林道拡幅で山の斜面を削った部分に破砕帯が見つかった。破砕帯は、断層運動で砕かれた岩石が帯状に広がっているもので、かつて地震があったことの根拠となる。また航空写真によって、原発直下に向かうリニアメント(断層運動などによって生じる構造線)も見えるとし、リニアメントと破砕帯との関係などについても詳細に調査するよう求めた。【山崎太郎】

そして、青森の東通原発でも

東通原発:「活断層ある」で一致 規制委調査団の評価 /青森
毎日新聞 2014年02月25日 地方版

東北電力東通原発東通村)の敷地内断層を調べている原子力規制委員会有識者調査団は24日、昨年5月以来9カ月ぶりとなる第7回会合を東京都内で開いた。東北電が断層の活動性否定の材料を得るために実施した独自調査の最終報告書が、今年1月に提出されたことを受けて開かれた。しかし、調査団側は活動性否定の根拠が不十分との姿勢を維持。一部の断層の評価は分かれたが、「敷地内に活断層がある」との評価では一致し、「活動性が否定できない」との評価書案が確定する可能性が高まった。【酒造唯】

こんなに危険なものが、危険な状態の台地にあって、再稼働は無理だと思います。
直接被爆経験のない国が、脱原発に向かっているのに、これだけの経験をしながら、まだ再稼働と言うのは、何とも非人道的としか言いようがありません。
ひどい政府をもったものです。
「君子危うきに近寄らず」とはならないものでしょうか・・・

2日も雨が降ったのに、まだある雪。

でも、明日には消えそうです。