るりとうわた

日常をつづる

花菖蒲(2)


花菖蒲その2です。
こちらは明治神宮の花菖蒲です。
金町から、千代田線に乗り入れている代々木上原行きに乗り、明治神宮前(原宿)で下車してすぐです。
以前は駅を出ると、すぐに陸橋があり、その下がどうなっているか、考えたことも見たこともなかったのですが、神宮橋という橋になっていました。

そこを渡るとすぐに大きな鳥居が見えてきます。

ここは外人観光客も多いですね、ただ日本在住の外国人という感じで、身軽な成りで、家族で季節の花を見るという感じで、私たちと同じスタイルです。
あの、スタイルは全く違いますが、花見という生活スタイルが同じという意味です。(笑)
花菖蒲というのは

花の色は、白、桃、紫、青、黄など多数あり、絞りや覆輪などとの組み合わせを含めると5,000種類あるといわれている。大別すると、江戸系、伊勢系、肥後系の3系統に、原種の特徴を強く残す長井古種(長井系)を含め、4系統に分類でき、古典園芸植物でもある。

そして、水元公園は無料でしたが、こちらは菖蒲園に入るのに500円の維持・管理費を払いました。
夫とも自ずとその違いはあるだろうな〜、と話して入りました。
HPの案内には

御祭神と花菖蒲

 御苑の花菖蒲は、明治26年(1893年)、明治天皇の思し召しにより昭憲皇太后のために植えられたものです。
 明治神宮御造営当時は、江戸系の48種があったと伝えられており、その後、堀切(葛飾区)など東京近郊から江戸系の花(※注1)が集められ、現在では約150種1500株が咲き競います。
 明治の御代(みよ)から、仙人洞(せんにょのほら)、九十九髪(つくもがみ)、都の巽(みやこのたつみ)などの菖翁花(※注2)が大事に育てられています。
 新緑で輝く雑木林に囲まれ、清正井(きよまさのいど)から湧き出た清らかな水によって潤う菖蒲田は、比類のない気品をたたえております。

※ 注1 花菖蒲には「江戸系」「肥後系」「伊勢系」などがあります。
※ 注2 江戸後期、「花菖蒲中興の祖」といわれる松平定朝(通称・菖翁)が作出した品種をいいます。
http://www.meijijingu.or.jp/hanashobu/index.html


池が見えて来たので、その先です、松があったりと日本庭園になっています。

もうその佇まいが違いますね。
景観が日本庭園で、その中に花菖蒲が植えられています。
花菖蒲だけを味わうのでなくて、景観も含めて情緒が味わえます。それが、「菖蒲田は比類のない気品をたたえております」と言えるのです。
それに花がら摘みも出来ているので、花がとても綺麗です。

この日も3人の庭師の人が入って、花がら摘みをしていました。

日差しは弱くなってきたので、光が足りない気はしますが、それも日本的な光景でしょうか。

ここで写生している方もおられ、覗いてみましたが、皆さんとてもお上手で、並みでないことを実感しました。(並みぐらいじゃ、こんなところで描けないのかな?と、思うぐらいでした。(笑)
美しい景色に、花に、季節を感じる一日でした。
良い国日本を残さなくては・・・人は花に負けないで