るりとうわた

日常をつづる

消毒


夏の終わりを告げるように玉すだれの花が咲いています。
この玉すだれと、千両の種は、私がいつも庭にばら撒いているので、あちこちに咲いています。
千両の実のなる時期と同じなら、赤と白の紅白になるのですが、時期が違うので、そういう具合にはなりません。
千両の実も暮れには、お友達に差し上げるぐらいに実をつけて、オレンジ色のほうが珍しいと大人気でした。
それが昨年から、実をつけず、不思議に思っていました。
今年はしっかり観察しました。
春の花の時期には、可憐な白い花を咲かせていました、その後小さい実の原型のようなものまでは見届けました。
それから、突如その実の子供たちが消えました。
その周りに、小さい蜘蛛が、蜘蛛の糸を張っていましたので、どうやら小さい虫が実を食べてしまったようです。
今では実はすっかりなく、玄関の植木鉢の中にある千両にのみ実が残っています。
こういうことだったのかと、がっかりしました。

そう言えば今年は虫が多く、毎年収穫するブラックベリーも虫が来て、周りは蜘蛛の巣だらけになり、収穫するのを断念しました。
ピラカンサスの実もすっかり、やられてしまいました。

3年ほど前までは、春に消毒をしていたので、そういう虫が出なかったのかも知れません。
業者さんから、「毎年近所を取りまとめてもらえるか?」と聞かれ、「それはできません」と、答えたら、しかもご近所皆そうだったらしく、その後立ち消えになってしまいました。
それは業者が、毎年「やりますか?」と電話をくれれば済むことなのに、何故自分のところでしないのか不思議でなりません、それも営業という仕事だと思うのですが。

それが、ラジオ体操をしているお仲間の方が、私たちとは家が離れているのですが、ご近所30軒近くで消毒に来てもらっているそうです。
その方がまとめ役をされているそうですが、今回声を掛けてもらうことにしました。
ご近所に声を掛け、4軒でしてもらうことになりました。
「あなた作る人私食べる人」の友人は夏中、割り箸を持って、葉を裏がえしながら、幼虫と格闘し、その姿を見ないぐらい追い込んだそうです。
その成果もあるし、間もなく柿の収穫になるのと、青じそが茂っているので今回はパスしました。

その業者が昨日来たのですが、消毒に要した時間はほんの10分ほどで、威力のある消毒器でさぁーと散布するだけです。
もちろん人間には優しいというもので、臭いもしません。
今日庭を見まわすと、虫けら一匹いない、と言うか、張った蜘蛛の巣が開店休業状態でした。(笑)
お隣は、金ブンが10数匹転がっていたそうです。
本当は消毒もしたくないのですが、今年のようにこれだけ多いと虫が仕方ありません。

本来は春が一番なのですが、来年は春に来てくれると言うので、お願いしました。
10分の仕事で3000円でした。
それが30数軒分ですから・・・
電話を個別に掛けても、お得な仕事だと思いますが。(笑)