天高く馬肥ゆる秋、と言える澄み切った天気の日々が続いています。
そんな中、天気予報も大当たりの雨の日、水曜日に出掛けてきました。
このところ、規則正しく月一のお楽しみとなった、以前は月二も三もあったのですが、倹約令の施行(?)で、お楽しみの観劇日でした。(笑)
久々に渋谷のパルコ劇場です。
誰が雨女で、晴れ女か?と言いながら歩いていると、雨も上がりそうな気配で、台風が消滅してよかったです、ただ風だけは少々強い日でした。
最近は、劇場近くでランチもティーも済ませるようになり、時間の有効活用と言うか、省エネとなりました。(笑)
パルコ劇場は9階なので、7階の食堂階で降りました。
すると若い方達の大行列に遭遇です、大半が女性ですが、中には男性の方もいらっしゃいました。
「ふなっしーのFUNAcafe」と看板が上がっていました。
最近は凄い人気ですよね、グッズもよく売れているそうで、友人もふなっしー語で、孫の赤ちゃんをあやしていて、赤ん坊に「不思議がられる!」と話していました。
私もそのたぐいでした。(笑)
ふなっしーのFUNAcafe
渋谷パルコ PART1・7Fレストランフロア「THE GUEST cafe&diner」では、
様々なエンタテインメントコンテンツとのコラボレーションカフェを展開。
大好評の「キキ&ララカフェ」「マイメロディ カフェ」に続き、
第3弾のコラボ企画は「ふなっしーのFUNAcafe」を開催いたします。絵本「ふなっしーのおはなっしー」(パルコ出版)に登場する『FUNAcafe』が、
ついにリアル店舗となって渋谷パルコに出現!
店内では船橋市非公認のご当地キャラ『ふなっしー』をモチーフとした、
ワクワクして楽しくなるような空間と、オリジナルメニューをご用意。
また併設するショップでは、ここでしか買えないカフェ限定グッズをはじめ、ふなっしー関連商品を販売いたします。
「キキ&ララカフェ」「マイメロディ カフェ」に匹敵するなんて、すごい活躍ぶりですね。
私はてっきり小柄で、高い声なので、女性じゃないかと思いましたが、友人は、「頭の回転は早いし、ダイビングでも何でも身体を張った仕事をしていて、凄い」と言いますから、やはり男性なんでしょうね。
とにかく7階はぐるりを行列が取り巻いていて、凄い混雑です。
それで8階に上がり、和食・えんを見つけて、そこに陣取りました。
私は和定食で、友人はお茶漬け膳でした。
舞台の前菜はいつものごとくお喋り大会です。
たまには最近余りしなくなった演劇論も話し合います。
今回の舞台はイギリス喜劇で、前回観たのも、イギリスのミュージカル「天才執事シーヴス」で、最強のミュージカルコメディとうたっていましたが、面白くなかったです。
私は半分寝ていたよ、と言われています、本当に舞台に失礼な話なんですが、引き付けられないと耐え切れなくなります。
友人ともどちらかが、こっくりしている舞台が最近は多いけれど、これは舞台が面白くないからか?それとも、加齢からくるどうしようもないものか?一体どっちなんだろうか?と言う重要な問題にぶち当たりました。
さて開演ベルが鳴りました・・・
パルコ・プロデュース
イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー
It runs in the family 〜パパと呼ばないで〜公演日程
2014年9月20日 (土) 〜2014年10月13日 (月)
作
レイ・クーニー
翻訳
小田島雄志 小田島恒志
演出
山田和也
出演
錦織一清
塚田僚一 はしのえみ 瀬戸カトリーヌ 酒井敏也
池谷のぶえ 福本伸一 俵木藤汰 土屋裕一 岡村さやか
竹内都子 綾田俊樹
錦織一清、ドタバタ喜劇に初挑戦!?
笑いがもたらす劇場いっぱいの幸福感をお楽しみに!三谷幸喜が影響を受けた作家としても有名なレイ・クーニ−は、イギリスを代表する喜劇・笑劇作家です。
彼の傑作『It runs in the family【イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー】』は、世界各地で上演されており、日本では20年ほど前に加藤健一事務所が『パパ・アイ・ラブ・ユー』(演出:綾田俊樹/出演:加藤健一・角野卓造ほか)の邦題で上演し話題となりました。2004年にはパルコプロデュースでル テアトル銀座で上演され(演出:山田和也/出演:上川隆也、羽田美智子ほか)、個性的かつ魅力的なキャラクターたちが畳み掛けるようなテンポの展開に巻き込まれ右往左往する様に、客席には大きな笑いの渦が起こりました。
終演後には劇場中に〝笑いによってもたらされた幸福感〟が漂い、徹底的に観客を楽しませるためだけに作られたRay Cooney(レイ・クーニ−)の「笑劇」の力が十分に証明されました。10年経った今、あの〝幸福感〟をまた劇場中に満たしたい、こんなご時世だからこそ劇場という夢の空間で思いっきり笑いにひたってほしい。そんな思いで今夏、パルコ劇場が再び、『It runs in the family【イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー】』に挑みます。
演出は、東宝のグランドミュージカルからシチュエーションコメディまで、その確かな演出力で幅広く活躍中の山田和也。2004年時も演出を担当した彼は、志を新たにパルコ劇場プロデュースらしい大人のオシャレな雰囲気を保ちつつ、さらに抱腹絶倒のコメディに仕上げるべく手腕を発揮します。
主演には、パルコ劇場初登場の錦織一清を迎えます。最近では俳優としてのみならず演出家としても活躍中ですが、その知的で情熱的な雰囲気は主人公のエリート医師・デーヴィッドそのものです。嘘に嘘を重ねついには看護師姿(女装)にまでなってしまう主人公・デーヴィッドを熱演します。
デーヴィッドの息子役・レズリーには、やはりパルコ劇場初登場、A.B.C-Zの塚田僚一。ジャニーズ事務所の大先輩・後輩という同じ‘DNA’を持つ二人の息の合った父子をお楽しみに。
デーヴィッドの元愛人で“抱きしめたくなるほど可愛らしい女性”ジェーンに、はしのえみ。
エリート医師にふさわしい上品で美しい妻ローズマリーは瀬戸カトリーヌ。
デーヴィッドの嘘のせいでとんだ騒動に巻き込まれる同僚の医師ヒューバートに酒井敏也。
ヒューバートの優しい母親はお笑いコンビ「ピンクの電話」の竹内都子。
混乱した状況をますます混乱に陥れる入院患者ビルには初演から唯一続投の綾田俊樹。役柄ぴったりの、演劇界を代表するコメディアン、コメディエンヌがズラリと揃いしました。どうぞご期待ください!
まだはじまったばかりで、ネタバレになるのですが、書いてある通りに、面白かったです!
2人とも眠たくなるどころか、畳み掛けるようにテンポよく、小気味よく進む芝居に、引き込まれて行きました。
ドタバタ劇なんですが、メリハリがあり、演者の魅力もあって、単なるドタバタにならない。
私は、もうこのエリート医師の、自分に都合のいい嘘を次々と重ね、それに周りは振り回されるのですが、どうこの医師に決着を付けるのか、もう興味津々でした。
そして、友人医師で、すべてを受け入れることになる独身医師役の酒井敏也さんが、いい味を出されていて、愛すべき人間役を好演です。
もちろん嘘つきエリート医師にもお灸をすえて、騒動に巻き込まれた医師も大きな息子と奥さんの家庭という幸せを得る、つまり、悪者も傷つく者もいないハッピーエンドで終ります。
「こんなご時世だからこそ劇場という夢の空間で思いっきり笑いにひたってほしい。」の文面通りでした。
良かった、加齢のせいじゃない、まだ面白い舞台はちゃんと観ていることが出来るのだ、の証明になりました。(笑)