るりとうわた

日常をつづる

秋晴れ


第一に秋明菊が咲きだすと、秋の訪れを感じ、そして写真の金木犀の花の香りがすると秋本番という感じがします。
ここ良い秋晴れの日が続きますね。
しかし雨が降ったら豪雨となり、土石流の被害をもたらし、今度は秋晴れの下、御嶽山の噴火が起きるなど誰も思っていませんでした。
しかも日も時間も悪く、土曜日の快晴と登山日和で、多くの登山家、観光客が登り、しかも頂上付近に居る時間帯ですよね。
あれが夕方なら、下山した方も多かったでしょうと、思うと、広島の真夜中の時間帯と言い、条件が悪い方に揃い過ぎています。
自然は人間の様々な様子などわれ関せずと脅威を振るいます、油断大敵ですね。


話は変わりまして、その秋晴れの昨日、踊りの会へ出かける身にとっては、ちょっと暑すぎる天気でした。

朝は5時半に起きて、お昼用のミニ弁当(どっちみち帯をきつめに結ぶのでそんなに入りません)を作り、大きな卵焼きときのこ炒めの残り等で朝食をとりました。
8時の電車に乗り、次の駅で3人の先輩たちに合流です。
ただ駅まで送って行ってくれる夫が、昨日の夕方に急遽ゴルフを入れてしまい、私を駅へ送るとギリギリだと言います。
7時50分の約束だったのに、もっと早く出たいらしい、「じゃ40分に」ということで、着物を着てお太鼓を結びを済ませなくてはいけません、1時間を当てる予定でした。
玄関に姿見があるので、そこを利用するのですが、会でお揃えの着物はMサイズだと、私には少し大きいので、おはしょりが程よい長さになるために、少し高い位置で締めます。
自分の着物の時は、おはしょりを出すために低く腰の位置で結ぶのですが、今回は逆で高い位置に結ぶので、裾の長さに気を付けながら結びます。
その私の脇を表にタバコを吸うために通りながら、「まだか?まだか?」と言って通過します。

もう〜、うるさい、うるさい。のですが、それに乗ると焦るので、逆に「順調、順調、いつもよりペースは早い」と返答します。(笑)
とにかく着くずれしないように、しっかり結ぶこと、着物も帯も畳んで折って結ぶだけですから、そこはずれないように、いつもより気合いを入れてしっかり結びます。
帯のお太鼓の幅をもう少し小さくしたいのですが、これ以上手が後ろに回りません。
時計を見たら、25分でした。
もう一度化粧と髪型を見たかったのですが、「えいっーと」決心して、30分に家を出ることにしました。
夫は大喜びで、「着いてから余裕が出来た」と言い、私は次の駅で降りて、先輩たちをお出迎えする時間が出来ました。(笑)

途中駅で、もう一人の方と合流し5人で会場に着きました。(10人いるので参加率は5割です)
今回は教室ごとに踊るのではなく、曲目ごとに、他の教室の方達とグループを組み、それで発表します。
でもそれは昼からで、その前に基本動作と、新しい曲の勉強をします。
お昼休みに、踊るグループで顔合わせをして、すこし練習をしました。
出番は3番だったので、早く解放されるので、後は気楽です、いつもは、曲がさっーと頭の上を通り過ぎて行くのですが、今回はいやにゆっくりと曲が聞こえて、頭の中で、ためを作って・・・と、いろいろ考えている自分が怖かったです、逆に乗れてないのかな?と言う気がしたり・・・。
でも終わって人のを見ているのは本当に楽ですね。
最後にお手本として先生が、それも”うちの先生”が踊られました、もうそれは優雅で美しく、全くの別物でした。

秋は芸術の 秋とも言うし、いろいろと行事がありそうです。
夕方には家に着きましたが、11時間も着物を着たままでした、身体には紐の跡が付くくらいで、ようやく紐を解いて、本当に解放されました。