るりとうわた

日常をつづる

大山寺(2日目も)


3連休は本当に良いお天気が続きますね。
実は、昨日また大山へ行ってきました(笑)、大大混雑になるのは分かっていながら・・・
というのも、22日行った時に買った大山フリーパスが2日間有効のチケットでした。
もちろんそれは知っていましたが、2日間も行く気はなかったので、1日で充分と思いました。
ところが、大山寺が良かったので、これは昼間の景観も是非見ておきたいと思うようになりました。
なにしろ、電車、バス、ケーブルカーと、この日の運賃はすべて無料、つまりフリーなのですから。
娘も六本木2時集合に間に合えば行くというので、もちろん夫も誘いましたが、あの人出にうんざりだそうです。
ロープウェイの始発が9時ですから、その時刻にたどり着けば、混雑も何とかなるのでは?と言う予想の下に、8時15分に伊勢原駅に到着しました。

またまた前日に引き続きその予想が甘かったことが判明します。
伊勢原駅から北口バス乗り場を見下ろすと、バス待ちの列が、とぐろを巻いて階段まで続いています。
そう言えば昨日ケーブルカーの係員の方が、「明日は2時間待ちですよ」と言っていました。
ただこんなに朝早くからとは思いもしませんでした、昨日の5〜6倍はあります。
それでも係りの方は「30分待ちです、5分ごとに臨時便のバスが出ます。」とアナウンスをして回っています。
よかった、とにかく運んでもらえるようです。
またケーブルカーでは、1時間少し待ちました。
今回は大山寺に焦点を絞ります。

大山寺の概要

真言宗大覚寺派寺院の大山寺は、雨降山(あぶりさん)と号します。
大山寺は、奈良東大寺別当良弁僧正が天平勝宝7年(755)創建、聖武天皇より勅願寺の宣旨を賜ったといいます。華厳・真言天台宗修験道場として僧坊十八ヶ院、末寺三、御師三百坊を擁し、また大衆からも大山不動参りとして数多の崇敬を集めたといいますが、明治維新神仏分離により、現在大山阿夫利神社下社のある地より、当地に移転して再建したといいます。
関東三大不動(他は高幡山金剛寺成田山新勝寺)の一つに数えられるほか、関東三十六不動霊場初番霊場、関東八十八ヶ所霊場60番、真言宗大覚寺派の準大本山となっています。

この紅葉のポスターが大山寺の紅葉の写真で、今回はこんな風に、撮ってみたいと思っています。
まずは階段の横から、眺めます。

そして階段の下から大山寺を見上げると、

真ん中の灯篭が昼間は良く見えます。
人がいない状態では無理ですが、上りが多いので、下りのいない時に。

真ん中に灯篭、脇には像が置かれています。

階段の上から眺めると、

紅い紅葉の海が広がります。

そして、大山寺の中には鉄造不動明王童子像(重要文化財)があり、「日本では鉄造の仏像は鎌倉時代を中心に制作されているが、鉄は銅に比べて衣文などの細部の鋳造がむずかしく、鋳造後の表面の仕上げも困難なため、優れた作品は比較的少ない。本作は、鎌倉時代の鉄仏のなかでも秀作の1つに数えられるものである」そうです。

一昨日に続き、昨日も素晴らしい紅葉を見て来ることが出来ました。

紅葉狩りも花見も四季のある日本の文化でしょうか、

お土産に甘酒と地の柿300円を無人販売所で買い、帰ることにしました。
5分間隔でバスは上って来るのに、臨時便はすべて回送車になり、空で帰り、通常便しか乗せてくれないそうで、そのうち道路が混み始めたらしく、20分間隔の通常便が上って来ず、30分待っても来ない、相変わらず臨時便は空で帰るし、バス待ちの人数は長い列になるし・・・
みなさん口々に、「行き先が同じだから乗せてもいいのに」「応用が利かないのかしら?」「誰が指示を出しているの?」「一斉に、『大山へどんどん運ぶのに、下ろしてくれない』と呟くか?」と、不満が・・・
結局11時42分のバスが、12時16分ぐらいに来て、積み残しを出して出発しました、もう少し臨機応変に出来るとスムーズだったのですが・・・
バスで下りながら、上りの車の渋滞はそのまま駅まで続くのでは?と思うぐらい混み合っていました。

さらに駅に着くと、北口のバス停からとぐろを巻いた長い列が、駅の階段を上り、南口を出て、小田急OXのお店に巻き付いていました。
時間はまだ1時です、私たちは一昨日は2時ごろに来ましたから、まだまだ増えるでしょう。
ご苦労様です。
紅葉狩りも忍耐あるのみです。(日本人だから出来る?)(笑)

でも、私たちは素晴らしい二日間を堪能することが出来ました、本日の運賃はすべて無料、フリーパスを有効活用することが出来ました。(女はこういうのに燃えるのかしら?)(笑)