るりとうわた

日常をつづる

森林浴


2日前に電話をもらって、今日は久々にかつてのパート仲間4人と会って、山歩きです。
山歩きと言っても、登るのではなく、ちょうどアイルランドのハイキング並み(こちらはかなりハードでしたから)の散策という感じです。
ここ2年ほど、秋と春に再会して、”生きてる”確認と、”何か健康になること”、つまり歩くことをしています。
車で拾ってもらい、山の近くに住む友人宅も4人目を拾い集めて、コンビニでお茶とお弁当を買い、羊が飼われている近くの駐車場に車を停めて、そこから歩きます。
日向は炎天下ですが、木陰は快適です。

そう言えば、まだ5月でしたね、風薫る5月です。
小高い丘の頂上で、下界を見ながら、
「なんかぼやけているね」
「春霞みたい」
「ほんと、眠たくなる景色」
「日差しは夏だね」
「これで、野菜は値が上がるわね」
と、話が始まり、木陰の下のテーブルと椅子に座り、少し早いお弁当を食べながら、怒涛のおしゃべりが始まりました。
「昨日の地震は久々に驚いた」
「箱根はどうなるのか?」
「3,11以降、地殻変動で日本列島の地下が動き始めた」
etc・・・
家の近くはホワイトカラーがほとんどなので、似たり寄ったりの生活ですが、パート仲間は職業が色々なので、違う視点からの話が聞けて面白いです。
1人は、3か所もふるさと納税をしているそうで、そう言えば、自動車税と固定資産税をやっと昨日支払った私は、もう納税なんて、支払いたくもありませんが、その利点を聞きました。
3口3万支払って、2千円は支払うことになるけれど、2万8千円相当は品物でって返って来るそうです。
それに税金の対象からもその分は控除されるそうです。
それで思わぬ現地の美味しいものを頂くことが出来て、お得感が満載だそうです。
でも、誰かが「それ、お金がある人が、すること」と言ったので、「たしかに」と、税金の控除の対象になるだけで、2万8千円が現金で戻るわけではありませんから。(笑)
それから、年金をどこで受け取っているかと言う話になり、農協の会員になると、1年に千円券がもらえるとか、信用金庫だと、毎年ショッピングバッグとか何かしらのプレゼントがあるとか・・・、知らない話が出て来ました。
私は郵貯だけど、何もありません。「知らなかった」ということを初めて知りました。

それから、向こうの丘の立派な老人ホームを眺めながら、「あのホームは東京の人が家を売って、何千万の入会金を払い、それでも月20万の会費を払うそうで」
私達は家を処分しても到底そう言うところには入れないし、特養老人ホームはもう満杯で入れなくて、きっと自宅で過ごすしかない。と切実な話になりました。
「そうなったら、皆で住もうよ。炊事を当番制にして、今みたいに喋りながら食事が出来るし」
「若い人のシェアハウスを老人でして、銀さんの娘たちみたいな暮らしが一番よ」
「女性ばかりなら、その可能性はあるけれど、男性はどうするの?」
「そうよ、男性の方が、残ったら問題よね」
「一人で暮らしてもらうよりないよね」
と色々話を煮詰め?いや煮詰まらないが、「とにかく自分のことは、ずっーーと自分で出来るようにして暮らすしかないよね。」と言う話で終わり、
子供たちの年金がどうなるかの?話に移りました。
明るい話は何も出て来ません。
こんな庶民の暮らし、安倍さんには、わかんないんだろうな〜〜
その後場所を山近くの彼女の家に、移し、美味しいコーヒーを入れてくれ、話は続きました。
まあ結論は出ませんが、皆色々と考えているんだね、ということが判るとともに、気晴らしになりました。
1人が携帯を見て、8800歩も歩いたと言うので、拍手をしたら、もう一人が、6300歩と言うので、先の彼女が、「そうだ、朝歩いた分が入っていたんだ」と言うので、6300歩が正解でした。
歩いた歩数より、口の回転数の方が上回ったかもしれません。
それも大成功でした、次回は紅葉見物になりそうですね。