るりとうわた

日常をつづる

庭の模様替え


どこの作業現場?と言う写真ですが、我が家のしだれ桜の木です。
ここ数年懸案のしだれ桜、大きくなり過ぎて、娘からも切るように言われていて、私も夫の手に追えなくなるから、夫が70歳になるまでに、何とかしなくてはと考えていました。
蕾が付くと、もう1回花が見たいと思い、毎年その繰り返しで延ばしてきました。
背丈1mほどの苗木を買ってきて、ここに植えたのは私だから、自分が決めなくてはと決心し、ネットで注文していました。
9月末の予定は雨で流れ、本日は天気も良く植木屋が来てくれました。

私達が住み始めた頃は、まだ主流はブロック塀だったようで(?)、市でもしきりと生垣を作ろうと推奨していて、5万円ほどの補助金を出していました。(長さの決まりがあったかも)
私たちのところには、少し木も植わっていたので、その間を埋めるように木を植えたものでした。
それが今では、自治会でも見回りをして、盛んに、庭木を低く、生垣を低く間引いて、庭の中が見えるようにと注意して回っています。
時が流れて、高齢化し泥棒除けに、住宅全体で、その方向で取り組むように変わりました。
たしかに散歩してみると、こんなに庭木を茂らせているのは、我が家ぐらいかも?・・・という感じになりましたね。(笑)

先日雨の日に下見に来た年配の植木屋さんは、「これは写真で見るよりすごい、大きなチェンソーもいるようだ。」「本当に切っていいんですか?」と言われたものですが、
今日来た若い方は、「すぐ終わりますよ。」と始められました。
しかも、脚立から木に乗り、片手でチエンソーを使って、バッサバッサと切り落とします。

あっという間に、こんな姿になりました。
ただここからが大変です。根元の幹回りは前回測ったら1mありましたから。
一回り盛り上がって太くなっています。

「内の桜は上へ上へと伸びて大きくなる」と言うと、植木屋さんは「根元に日が当たらないから。日の当たる上へ上へと太陽を求めて、大きくなろうとする」と言われ、そう言えば、上に伸びて枝垂れ、年々太陽に手を広げるように大きくなりました。
ここからは大きなチェンソーに代えて、幹を刻みます。もちろん作業は1人です。

後は出来るだけ低く切って欲しいとお願いしたので、切り株を4等分にわけて切り取るのが大変そうでした。

途中で、チェンソーの刃を研いで、それからまた作業を繰り返していました。
花壇の端に植えたのに、いつのまにか全体に株が広がりました。
植木屋さんが「土と合ったのでしょう」と言われ、そう言えば思い当たる節があります。
この花壇に、沢山のチューリップの球根や、他の球根も秋明菊もぎぼうしも植えてあり、毎年ゴーヤの後の土をここに開け、腐葉土も撒いていました。
その養分を全部取っていたのかも・・・、私の所為ですね。(笑)

こんな大きな切り後になりました。
花壇の3分の1から半分近くを占めています。
球根を育てている積りが、木に吸い取られていたのかもです。

少し寂しいけれど、すっきりしました。
夏には「蝉しぐれの木」になって、しゃんしゃんと鳴いていたセミは、来年からはどこで鳴くのかしら?と、少し気にかかります。(笑)
でも庭の模様替えで、切り株の上に、大きな鉢でも置こうと思います。
枝垂れ桜に負けずに花を咲かせてみたいと思います。

木のカット代よりも、その木の処分の方が料金がお高いです。
もちろん切り株を掘り起こすとさらに費用はかかります。
でも、芝生の中に盛り上がっていた枝は切り出してくれました。

そして、「奥さん、来年の芝生は青々としていますよ。」と言って、終了です。大体2時間かかりました。
そう、庭木は太陽の取り合いですものね、楽しみです。