早くも11月になり、残すところ今年も2カ月となりました。
本当にどうして月日はこうも早く去るのでしょうか?
しかも霜月なんて聞くと、途端に震えが来ます。(笑)
その通り、昨日は気温が低くて、暖房が恋しくなりました。
雨の中の踊りの稽古で、今まで暑い暑いと言っていたのに、「今日は寒いね」なんて会話で始まりました。
良い季節は短いものです。
ところが、昨日も「こんなに雨が降っても明日は晴れるよね」「間違いなし!」なんて話になりました。
さすが晴れの特異日の「文化の日」です。それに暖かくて気持ちがいいです。
そして文化の日と言えば、菊の花が盛りです。
あちこちで菊花展が開かれたりと、菊が似合う日です。
庭の小菊も、もう古株になっていますが、咲いています。
上の写真は菊の御紋のような花です。
その中でも一番元気な感じで咲いているのが、ツワブキ(石蕗 )の花です。
菊科なだけに同じ時期に咲きます。
「ちまちまと した海もちぬ 石蕗(つわ)の花」 小林一茶
話は変わりますが・・・
ニュースで、「米東部の原発 採算性悪化で廃炉へ」ということです。
アメリカで天然ガスの普及により、電力価格が下がるなか、東部ニューヨーク州にある原子力発電所について、アメリカの大手電力会社が採算性の悪化を理由に再来年の初めまでに、運転を停止して廃炉にすると発表しました。
廃炉が決まったのは、アメリカ東部ニューヨーク州にある、ジェームズ・A・フィッツパトリック原発です。この原発は、1975年に営業運転を開始した出力83万キロワットの発電所で、運営する大手電力会社、エンタジー社は、来年末から再来年の初めにかけて運転を停止するとしています。
廃炉の理由について、エンタジー社は、天然ガスの価格が記録的に低くなっている影響で電力価格が低下しているほか、安全対策にかかる費用が増えて運転コストが上がり、採算性が悪化したためだとしています。エンタジー社は、「地元のニューヨーク州当局と2か月にわたり、廃炉を避けるために協議を続けてきたが、不調に終わった」と説明しています。
エンタジー社は、先月中旬にも、別の原発を廃炉にすることを発表しています。世界最大の原発大国アメリカでは、現在、4基の新しい原発の建設が進んでいますが、その一方、この数年で、採算性の悪化を理由に、古い原発の廃炉が相次いでいます。
アメリカでも3・11以降安全対策が重要視されるようになったことや、シェールガス開発で安価な天然ガスを使った火力発電が急増し、原発のコストが高くつき、競争力が相対的に下がっていることが要因とされています。
それで、40年経った原発の廃止などで、104基あった原発は、現在99基だそうです。
やはりこれは、安全対策をしっかり考えれば、原発が安い電力とは言えないことを物語っていると思います。
もっとも、アメリカには輸出出来るぐらいのシェールガスの産出があるけれど、日本は資源の輸入に頼らざる得ません。
それでも、原発が廃炉、停止の傾向に世界は動いています。
やはり一番問題なのは、使用済み燃料棒をどう処理するのかが決まっていないことだと思います。
それに未だ、福島原発の溶けた燃料棒が、現在どこで、どういう状態になっているかさえ、状況がつかめないままだということでしょうか。4年経っても。
放射能が自然界に垂れ流しのまま、ということかも?
地震国の日本では、また同じようなことが起こりうるわけですから、ちゃんと問題を解決した上で、再稼働に入るのが当然で、それさえもうやむやになっていることが怖いです。
六ヶ所村再処理工場も、まだ夢の話で、どこまで、それにお金を流すのか・・・
もちろん停止してもお金はかかりますが、人間が自然と共に生きることが出来ると思うし、未来は残る。
来年4月の電力の自由化が上手くいくといいですね。