るりとうわた

日常をつづる

閏日


私の好きなつばきの花も咲きだしました。
単衣のピンクで、ラッパ型の花でシンプルな美しさがあります。

今日は4年に一度の閏年で、2月が29日まである、閏日です。
29日生まれの方は、28日の深夜日付の変わる時刻が誕生日ということだそうです。
平年は1秒もないと言う誕生日ですね。
一日誕生日があるのは、4年に一度ですから、それこそオリンピックイヤーかアメリカの大統領選挙のある年に、4歳分祝うと言う感じですね。

そして明日から3月ですが、3月と言えば、3,11の東日本大震災がありましたが、あれからもう5年が過ぎます。

東日本大震災:福島第1原発事故 爪痕、5年前のまま

東日本大震災から5年を迎えるのを前に、毎日新聞は12日、事故を起こした東京電力福島第1原発に入った。炉心溶融した1〜3号機周辺は依然として放射線量が高く、4年11カ月経過した今も、津波や水素爆発の爪痕が残る。


 4号機の使用済み核燃料プールから核燃料の回収が終わり、全面マスクを着用せずに作業できるエリアが拡大するなど廃炉作業には一定の進展が見られた。しかし、水素爆発があった3号機周辺では鉄骨をむき出しにした施設が今も残る。

 事故前の拠点だった事務本館周辺は放射線量が高く、手つかずのまま。内部は当時の地震のためか天井に穴が開き、ロッカーなどが置き去りにされたままだった。【鳥井真平】

しかもメルトダウンしたところには依然近づくことも出来す、その様子はわからないままということです。
放射能汚染水は溜まる一方ですし、復興のための除染作業もはかどっていないそうです。
それらに掛かる費用も莫大なものになって行っていることでしょう。
そして5年経って、メルトダウンに関するマニュアルが出て来たとか・・・
どういう先端技術と先端知識で運営されていたのか??
原子力発電のすべての安全神話は消え去ったのに、まだ懲りずに原子力発電所の再稼働が行われています。

まさにその高浜原発での今日のニュースです。

高浜原発4号機が緊急停止 再稼働直後、発電機トラブル

2016年2月29日15時47分

関西電力は29日、高浜原発4号機(福井県高浜町)が発電機のトラブルで緊急停止したと発表した。現在、原因を調べている。

 関電によると、午後2時1分、発電と送電開始の作業中に、高浜4号機の発電機が停止するトラブルがあった。それに伴い原子炉が自動停止したという。

 高浜4号機は26日に再稼働し、29日から発送電を始める予定だった。関電の広報担当は「原子炉の起動作業からやり直す必要がある」と話し、3月下旬としている営業運転の開始は遅れる可能性が出てきた。

しかも発電を送電線に繋ぐところをニュースに取り上げてもらおうと、取材陣を入れて、スイッチを押したところ、緊急停止のブザーが鳴り、係りの方達は大慌でした。(報道ステーションを見ていて)
4分もしないうちに、「今日はお帰り下さい」と、追い出す姿まで映っていました、「後程、詳細を報告します」、ということでしたが、本当に安全なのでしょうか?
しかも、再稼働すれば、使用済み燃料棒は増え続ける訳で、その処理の仕方も場所も確保できていないまま、溜まり続けるなんて危険すぎると思います。
さらに使用年数40年を60年にしても良いと・・・風呂釜・桶の話でなくて、危険な原子力を扱う炉の話なんですけど。
福島の原子力発電所の事故はどこへ行った?という感じです。

同じ過ちを繰り返さないためにも、経験から学ぶ政治をして欲しいと思います。