るりとうわた

日常をつづる

ハリキリ運動会


昨日東京都の孫が通う小学校で、運動会がありました。
地元神奈川県の娘たちが通った小学校では秋に運動会ですが、毎年孫のところではこの5月の末の土曜日が運動会になっています。
今年は下の弟が1年生になったので、5年生のお兄ちゃんと二人も応援できるので、楽しみにしていました。
朝6時に起きて、7時過ぎに車で出掛けました、駅前で駐車場を探すつもりです。
東名を降りてから、少々渋滞と言うか通勤時間帯に巻き込まれたのですが、でも同曜日でしたけどね。
ちょうど開幕する8時50分には着くことが出来ました。
上の写真は開会式です、二人とも上手く赤組で、応援が分かれずに出来て良かったです。
赤い衣装の生徒は応援団だそうで、体操の後応援合戦で盛り上がります。
この学校では徹底的に赤白チームで勝敗を競い合うので、応援している方もついつい部外者でなく、入り込んで夢中にさせてくれます。
それに開会のあいさつで、子供代表の6年生の子も「おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、楽しんでいってください」と呼び掛けられるのも嬉しいです。(笑)

最初に、お兄ちゃんの100m走です。
正面のテントの本部席の両横全体が、立見席の見学場所兼カメラ席になっていて、演目の父兄が見れる場所で、演目ごとに交代します。
これは本当に便利です、このお蔭で、孫たちが出る時は前のロープに陣取ることが出来、撮影が出来ます。
お兄ちゃんは良く見ているのですが、大人の中で見ているのと子供たちの中で、相対的に見ることがないので、比べてどれぐらいの大きさが分かりません。
目を凝らして見るのですが、どれが孫だかわかりません。そのうちに似た子が走って来て、まさかまさかと思うと孫で、走り終わってようやく撮れた写真がこの後姿でした。
結局3位で、係りの3位の人が手招きされる後ろ姿で、迎え無しで3位の旗に座ります。
そうしてプログラムは進み、1年生の40m走になりました。

今度は何走目かを娘に聞いて、こちらもスタンバイです。
一位宣言していた孫は、たしかに一位で走っています、トラック内側の赤帽です、それがニコニコ笑顔で走って来て、ゴール近くで抜かれてしまいます。(笑)

2位の係りのお兄さんに連れていかれる孫ですが、2位の旗の前で納得できないで座る感じでした。
あとで、「1位になるはずなのに、おかしい2位だった?」と首を傾げる孫に、パパが「笑いながら走ってたろう、真剣勝負でないと」と言われていました。
この後引き上げる時も、ニコニコ笑顔で手を振りながら歩いていました。
誰に手を振っているのかな?と思えば、5年生のお兄ちゃんの友人たちが手を振ってくれるので振り返していました。
ママの話では、「5年生の中ではもう有名人だそうです」、全部お兄ちゃんのお蔭ですけれどね。
呼びかけられると、反応するので可愛がってもらえるみたいです。
はりきり1年生は、本当に学校生活も楽しいらしく、いつもニコニコしていて、こちらまでその元気が伝わってきます。

あっここだ、用具係5人だかで声を掛けていて、先生に腰を付いて座れと注意されていました。
お兄ちゃんも用具係りで頑張っています。
お兄ちゃんはいつだって、新しい世界を開拓しなくてはいけません。そういう点では2番目は楽です。
そしてお楽しみの、「みてみて☆はなまる一年生」のダンスです。

やっぱり笑顔の孫です、真ん中黒靴下です。
はじまりました。

お兄ちゃんはお尻が小さくて足が細いのですが、弟のほうはがっしりタイプで、下半身がしっかりしているので見分けます。赤ちゃん時からの身体的特徴です。
そして驚いたのが、ママが「そう言えば、今はいている体操服のズボンのサイズが2人とも同じで、お兄ちゃんに大きいサイズを買ってやらなきゃ」と言っていたのには驚きました。

孫は飛び跳ねています。黒靴黒靴下。

あれっ

あれあれっ、ばらばら

この見学席は同級生の父兄達ばかりだから、すぐに一体感が生まれます。
誰かが「これじゃ、誰が間違えたか、分からないわね〜」と言い出し、
大笑いの渦が起こりました。(笑)

これは先生が教しえてもここまでだったのか?


それとも自由奔放でいい主義でこうなったのか?みんな真剣に踊っているのですが・・・
色んな恰好があって、観客は大喜びです。
他のクラスに目をやる暇がなかったのですが、お兄ちゃんの時は、全体が揃っているのに、孫だけ微妙に半テンポずれてると、寒い思いをしましたが。(笑)
こちらは大いに自由です、弟は前乗り気味かも知れません、フライイング気味?(笑)

でも最後は揃いました。観客席は大いに笑い、活性化されました。
可愛いダンスで、大きなはなまるです。
今度はお兄ちゃんたちの5年生「ソーラン〜2016〜」です。
これまた力強くて、かっこいいですよ。

お兄ちゃんは真ん中で踊っているので、探すのが大変でした、弟は3クラスですが、お兄ちゃんたちは4クラスあります。一番右端です。

一番後ろです。色黒ですが、逞しくなりました。
パパが最近「寝ぐせを気にして学校へ行くようになった」と言っていましたが、女の子を意識するようになったのかしら?
私が見ても児童抜けしてきて、少年期に差し掛かった、漫画の主人公チックに感じることがあります。
サッカー姿なんか、かっこいいですよ。(笑)成長期です。

お昼に紅組は100点近く負けていました。

午後からは、5年生は「心を一つにレッツゴー」で、お兄ちゃんは、難しい3人4脚の真ん中の位置ですが、上手く走れました、一位で通過しました、3人の息もぴったりでした。練習の成果が出ましたね。
これも紅組が勝ち、弟の「フリフリ玉入れ」です。
これは「チェッコリー」の歌が流れたら、お尻フリフリダンスをして、歌が止まったら玉入れをして、歌が始まったら、またダンスをするというもので、1年生にはぴったりで、尻振りダンスが可愛いでした。
まあ小さいものには何をさせても可愛いということでしょうが、

孫は混雑の中に加わらず、後方から狙い定めで、6球も籠に入れることが出来ました。
頭脳作戦か、はたまた歌が流れるとすぐに踊れる位置を確保か、踊るのが好きみたいです。
2回玉入れをしましたが、孫の居る籠が2回とも60個を超えて最多でした。
これで赤組も白組に追いついてきたことでしょう。
50点差ぐらいになりました。
6年生の組体操は毎年圧巻です。6年間の仕上げということもあり、最高学年としての花形プログラムで、私たちも毎年楽しみにしていました。

ところが、今年になって、色々と問題が起き、中止されるところもあります。
こちらの学校では結論が出ていなくて、今回は2mの高さまでと言う制限つきだそうです。来年はお兄ちゃんは6年生ですが、もうやらないかも知れないそうです。
それで今年はいろんな工夫がされていて、今流行っているオリラジのパーフェクトヒューマンの踊りの一部を入れたり、下は踊っているところです。

高低差を出すために、地べたに寝たり、下もそうです。

最後は、人で大きな花が開く様子を演じていました。

そしてこれが最後のピラミッドです。

色々と工夫されていました。
そして、大いに感心したのは、次の高学年の選抜リレーでした。5,6年生の選抜の子たちのトラック1周のリレーです。

みなさん足が速くて見応えがあり、会場全体が応援団でヒートアップしました。
一時、競争は避けようという風潮で、順位をつけることを辞めたり、最後は皆で手を繋いでゴールする運動会などがあったと聞きましたが、それが平等と言うのは大きな勘違いでは、と思います。
人はもともとそれぞれ違うのですから、お互いの違いを認め合いながら、人としての価値や敬意は平等であって、そういう教育を受けるという点で人は平等に機会を与えられるということが大事なことだと思います。
こうして、競争をし合い、点数をつけあって、結果が見える中で、人は協力や仲間意識が育つのでしょうね、みんなが一生懸命でしたから。
そして最後は全員参加の「大玉送り」です。

どうやって全員でやるのかと思っていましたら、トラックの周りに赤と白で並び、大玉を、1〜2年生は転がし3年ぐらいから、勢いをつけて上に上げ、人の上を転がしていきます。

3回戦あり、2回戦で、1対1の勝負でした。

3回戦目、順調に赤が頑張り、ボールを台に乗せたと思った瞬間に勢い余って落ちてしまいました。
その瞬間に白のボールが台の上に乗せられ、そこでボールは停まったので、白の勝となりました。
リレーも赤が追い上げたので、これで赤の逆転優勝が確実と言うところで残念な悲鳴が上がりました。

いや〜盛り上がりました。

最後の成績発表では620対555だったと思います。
若返れた楽しい運動会でした。

この子たちの未来が、戦争のない明るい未来であることを願わずにはおれませんでした。