るりとうわた

日常をつづる

富士山


この写真の撮影は日曜日の20日の朝です。
年賀状のに載せる富士山の撮影をしています。
この日は習字の日だったのですが、先日の三島行きが不発に終わったので、朝の天気で、撮影決行です。
習字の先生には少し遅れますと連絡を入れて、撮影に向かいました。
これは弘法山から撮影した写真です。
幽玄の世界です。もう少しくっきりれ晴れてくれるといいのですが、これはこれでまた趣があります。

富士山の手前に見える山の右側は丹沢山系で、左側は、良く撮影に行く松田山です。
手前の街は秦野市で、盆地なのがよくわかります。
松田山から見える街並みは松田町から小田原の街まで見えます。

この後、すぐに雲が増えて富士山は見えなくなりました。

すっかり冬景色の富士山で、被写体としては最高ですが、夫は空の青さが、出ていないということで、候補にならない様子でした。
またチャンスを見つけないといけません、次回に期待します。

習字の方も11月の提出を済ませ、来月はもう書初め競書の退出です。
早いですね、1年があっという間です。
来年になるとアメリカ大統領はトランプ氏になります。
アメリカも大変ですね、投票数はクリントン氏が上回ったそうですが、代表者の数で、トランプ氏に決まるという、アメリカの民主主義でもこういうことが行われているのですね。
世界の傾向が、グローバル化からナショナリズムへと向きを変えて行きます。
このまま進むとどこへ向かうのか?気になるところです。
毎日新聞に、アメリカの大統領選は共和党ドナルド・トランプ氏が勝利した。これから世界はどのような方向に向かうのか、日本はどうすればいいのか。浜矩子・同志社大学大学院ビジネス研究科教授に聞いた。【聞き手は経済プレミア編集部、平野純一】


 ──米大統領選はトランプ氏が制しました。この結果をどう見ますか。

 ◆浜矩子さん 最悪の結果ですね。これはやはりアメリカの魂が病んでいるという印象を受けました。そもそもトランプ氏が大統領候補になる段階で阻止できなかったことからして、アメリカという国が病んできているのだと考えざるをえません。

 問題は、このようになったアメリカをどうしたら治癒できるのか。治癒するためには何が必要なのかを、誰かが考えていかなければならないのだと強く思いました。


不寛容で閉鎖的な社会が広がった

 ──治癒すべき部分というのはどこですか。格差の問題でしょうか。

 ◆格差の問題ももちろんありますし、アメリカという国が非常に不寛容で閉鎖的になってしまっています。現状に不満を持つ白人男性労働者たちがトランプ氏を支持したと象徴的に言われましたが、その人たちの発想の貧しさという問題ももちろんあるものの、彼らをそこまで追い込んでしまったアメリカの経済社会をどう改善していくのかに、大きな課題があることがはっきりしました。

 ──この問題はそう簡単には解決できません。

 ◆そうですね。しかし不寛容、閉鎖的というものが「反グローバリズム」という形で世界に広がっていってしまうと、私たちがかつて経験した暗黒の「戦間期」(第一次大戦と第二次大戦の間)に引きずり戻されかねません。分断の世界に戻ってしまうということです。

 分断の世界に向かおうとする強いエネルギーがトランプ氏という人物です。欧州においても差別や不寛容が前面に出るようになってきました。そうさせてはならないのであって、現代のグローバル化は、ちゃんと人類の役にたつのだというように、政治の方向感を修正しなければなりません。

「強い者が一層強くなればいい」は間違い

 ──しかし、グローバル化が進んだ結果として、格差や排外主義を生んでしまった面もあるのではないでしょうか。

 ◆いえ、そうではないと思います。グローバル化ベルリンの壁が崩壊し、冷戦体制が終わった1990年代から始まりますが、それがイコール格差や貧困、中間層の喪失などを生み出したと考えるから「反グローバリズム」につながってしまうのです。

 グローバル化によって、経済活動は国境という枠組みを越えて相互につながっていくようになりました。しかし、そのような変化に対して、国々の対応が非常に稚拙だったことが、格差や貧困、そして差別や排外主義を生み出していったのだと思います。ここは明確に区別して考えなければなりません。


 ──それぞれの国が国内政策として対応を間違えたということですか。

 ◆国内においても、強い者が一層強くなることが「グローバル・ジャングル」化した世界経済の中で勝利することにつながると考えたことが間違いでした。そのように考えたから、誤った規制緩和などが行われ、弱者救済が非常に手薄になり、格差を拡大させてしまったのです。

「まさか」は禁物、希望的観測は危険

 ──その結果としてトランプ大統領が生まれたのかもしれませんが、彼は選挙中に言っていたような極端な政策を本当にやってくるでしょうか。

 ◆多くの識者は「実際に政権を取れば、さすがに選挙中に言っていたことは過激すぎてできないだろう」と言いますが、それはちょっと甘いというか、希望的観測というか、現実逃避なのではないでしょうか。

 メキシコとの国境に壁をつくるとか、国内にいる不法滞在者は出ていけとか、確かにひどいと思いますが、でも、やらないと逆にトランプ支持者から非難されます。とりあえず現時点では、トランプ氏が言っていたことを素直に想定しておいた方がいいと思います。

 もはや「まさか」は禁物です。「まさか」と考えていた「ブレグジット」(英国の欧州連合<EU>離脱)も起きました。逆にトランプ氏が全面的に路線転換してマイルドになってしまったら、支持者の暴動が起きると思います。トランプ氏はやはりトランプ的な筋を通していこうとするのではないでしょうか。

 こういう時に希望的観測というものは非常に危険で、ひどいヤツがひどいことをやる時代がきたと考えておいた方がいいのだと思います。

「ひどいヤツがひどいことをやる時代がきた」とは、困った時代です。
何をすれば良いのか、考えなくてはいけません。