るりとうわた

日常をつづる

映画鑑賞

関東は毎日青空で良い天気が続いています。
昨日の午前中の関東は南風が強く、歩くのも大変でした。
そんな中、時間があったので、一人で映画へ行ってきました。
夫も行きたそうでしたが、ゴルフのボランティアがあったので、無理でした。
それは夫が随分以前から、遠藤周作の「沈黙」の本が買ってあったからです。(でもまだ読んでいないらしい)
私は本は読んでいませんが、先に映画からです。今年は3作目と早いので、嬉しいです。

沈黙ーサイレンスー


監督:マーティン・スコセッシ


出演:アンドリュー・ガーフィールドリーアム・ニーソンアダム・ドライヴァー窪塚洋介浅野忠信イッセー尾形

パラマウント映画/ KADOKAWA


あらすじ

江戸幕府によるキリシタン弾圧が激しさを増していた17世紀。長崎で宣教師のフェレイラ(リーアム・ニーソン)が捕まって棄教したとの知らせを受けた彼の弟子ロドリゴアンドリュー・ガーフィールド)とガ ルペ(アダム・ドライヴァー)は、キチジロー(窪塚洋介)の協力で日本に潜入する。その後彼らは、隠れキリシタンと呼ばれる人々と出会い……。

久々に映画らしい映画を観たな〜という感じがしました。

はじめこそ日本人が英語を話すか??と違和感を持ったのですが、すぐに言語に関係なく引き込まれました。
土地も建物も、江戸時代の初期と感じることが出来ましたし、
中々重いテーマで、信じること、信仰も含めて、人を信じることも、また生きること、自分の命も、他人の命も・・・、弱さと強さも・・・
色々と考えさせられる 映画でした。
とにかく俳優がいい、皆うまいです。
中でも、イッセー尾形さんは快演でしたね。
メリハリにもなりましたし、暗い暗い場面の連続を明るくしてくれました。
それもそのはず、彼の役は”井上さん”で、位が一番高い役でしたね。
だから、こんなに人間的に自由な空気で振る舞えたのかな?(笑)
封建時代のあの時代に、生きていなくて本当に良かったと思いました。
物質的にも、精神的にもあんなにも束縛され、自由が利かなかったのですから。

1月17日スコセッシ監督来日会見での、1問です。

MC:映画が完成した今、改めて日本の方々にどんなことを伝えたいですか?

スコセッシ:本当にこれは長年かけてようやく完成にこぎつけた作品なわけですが、原作は実は日本で読ませていただき、その時に映画化したいと思いました。しかし、どう作るべきなのか、どうこの原作を解釈すべきなのか、なかなか自分の中で答えが見つからずにおりました。それには、自分の当時の宗教観とか、自分の中にあった疑念だったりとか、日本の文化に対する理解がまだ浅かったこともあったと思うんです。この作品と付き合っていくのは試行錯誤の旅のようでした。もうひとつ、人生を生きていく中でのさまざまな葛藤を学んでいきましたし、歳を重ねていくことでもいろいろと学んでいきました。それで作品は完成したんですが、これで終わりだとは思っておりません。今の自分の心の中に掲げていて、この映画とともに生きているという感覚でいます。

全文越しはこちらでされています。http://moviche.com/contents/conference/15336/
以前、渡辺健さんが、降板とか噂がありましたが、それは浅野さんの役なのか?尾形さんの役なのか、どちらだったのかな?と、思ってしまいました。
でも、年齢的には尾形さん、=”井上さん”ですよね・・・