るりとうわた

日常をつづる

大地康雄と映画「じんじん」

先週踊りの練習に行った時、お仲間さんから、「これ行こう」とすすめられた映画があります。
何でも丹沢で撮った映画だということで、私たちは毎日北を向けば大山や丹沢山系を見て暮らしているので、親しみがわきます。
林業に取り組む話もあるとか・・・
ちょうど夫と土曜日は空いているので2枚のチケットを買いました。
すると娘は土曜日なら家に居ると言うので、映画が上映される文化会館まで行き、もう一枚追加で購入しました。
その時、窓口で、混みますから早くいらしてください。と言われましたが、会場が30分前なのでそれぐらいで良いだろうと思っていました。
甘かったですね、1500席あるから大丈夫と30分前に行ったのですが、すでに駐車場はいっぱいで、夫は探しに、私と娘は席を取りに入ると、ほぼ埋まっていました。
前の席だけが開いていたので、前から5番目に夫の席を取り、娘は他の開いている席へ行きました。
その映画は大地康雄さん企画・主演の「じんじん其の二」で、其の一は三年前北海道で制作されたそうです。
それはスローシネマというそうで、
映画館が地方都市から姿を消し、都市と地方の格差が進んでいるいま、
『じんじん』は劇場公開だけに頼らず、(こちら「ジンジン」公式ページです。http://www.jinjin-movie.com/
ひとつひとつの県・市・町・村などで実行委員会を立ち上げ、
数年をかけてゆっくりと各地のホールや公共施設で地域上映会を行っていく
“スローシネマ”という公開方式をとることにしました。というものだそうです。

「じんじん〜其の二〜」

監督:山田大樹
脚本:坂上かつえ
絵本作家:あべ弘士
企画・主演:大地康雄
出演:福士誠治鶴田真由・佐藤B作・中井貴恵・津田寛治・永島敏行
あれから四年、舞台を名水の里神奈川県秦野市に移し、丹沢の麓、親子の絆to、林業を通した環境保護を一つのキーワードに地域の人との繋がりや心の優しさ、困難に立ち向かうことに意味を描き、「一歩を踏み出す勇気」を与える応援歌として紡がれます。
ストーリ:主人公立石銀次郎は大道芸人。今は神奈川県秦野市で居候の身。ある日、一人の若者、山下哲生が現れ、ふとしたことから世話を焼くことになる。

昨年四月に撮影され、この日は先行公開で、出演者の舞台挨拶もあるということでした。
家族全員初体験です。(笑)

前日の金曜の夜の上映の時には鶴田真由さんも来られていたそうですが、土曜日はおられませんでした。
その分永島敏行さんが来られていました。
それぞれ挨拶もあり、俳優さんなだけに皆さん上手いです。大地さんは笑いを取っておられ、映画でも寅さん風でしたが、本人も寅さんは大好きな先輩で、毎回振られ役という難しい役をやっておられその苦労が分かると言い。自分も実生活では振られたことがなく、役作りに苦労したと、言われ。会場は大笑いでした。(笑)
山田大樹監督の挨拶では、この映画其の二が秦野になったのは、自分が住んでいるところだからと仰り、秦野市民で、今日会場が開いてすくなかったら、もうこの町に住めないと言、われていて、満席な事に感激し胸をなで下ろしておられました。(笑)

大地さんの話では今の若者が、親が言うからとか、みんながそうするからとか、仕方なく自分の道を決めているが、この映画を観て、若者がやりたいことに進めるよう、人の温かさや親子の絆を感じさせてくれる映画でした。
今年の六月頃から、映画館で上映されるそうですが、お近くに来た時は是非ご覧ください。
瑞々しいまでの新緑の候、眼も心も安らぐような映画でした。

会場を出たら、まだ発売前の絵本と其の一のDVDを売っていましたので、応援の積りで買いました。
孫に見せてやらなくては〜と、出費しました。
娘はわかるだろうけど、孫も夏休みには丹沢の山裾に連れて行くのですが、分かってくれるかな?と期待しています。