るりとうわた

日常をつづる

秋祭り


急に寒くなってきましたが、土日は良いお天気でした。
日曜日には、踊りのお稽古で使う公民館祭りがありました。
常日頃の活動の成果をぜひ発表して欲しいと毎年要請を受けます。
それまで市民会館で、市民の日の11月3日に発表会があったので、手が回らなかったのですが、昨年から市民会館の方は取り止めているので、こちらに出演しています。

私は前日の進級テストもパスしているので、出演のお鉢が回ってきました。
一緒に踊るお仲間と、先輩の踊りと、先生の踊りの3曲になりました。
お仲間と曲あわせが出来ていないのですが、先生には、しっかり練習して、自分の物にしてきてね。
と、事あるごとにうるさく言われました。(笑)

この会の踊りが終るまで、何かに打ち込むとか、例えば衣類の徹底衣替えもしたいのですが、その前にぶら下がっていて、気持ちがそういう気になりません。
まずお天気も心配なく良さそうだったので、自分の踊りだけが心配でした。
ただ、4,5年前に、市民会館で、同じ曲で踊った時のDVDがあり、それを見て練習をしました。
まことに、百聞は一見にしかず、です。
先生にチェックされるよりか、自分のヘタな踊りを見て、こうならない踊りをしようと決めました。
腰の落とし方が不安定で、決まるところが決まっていないと、何度も観て練習をしました。

当日先輩に着つけてもらい、これはもうはずせません、自分で着たのとは全然違います、さすが着付け師です。来ている本人もしゃんとするのですから、見た目が違います。
自分の着物ですが、秋はこの菊柄しかありません。
それに合いそうなオレンジ系の帯揚げと帯締めを持って行ったのですが、先生がこちらの方がいいでしょうと、緑色の帯揚げと帯締めを持って来てくれました。
お仲間は薄いピンク系でしたが、そちらにも濃いショッキングピンク帯揚げと帯締めを持って来て下さいました。帯だけ同じ物でしたが、それそれの帯揚げと帯締めが引き締めてくれました。
そしてお揃いのかんざしをつけて踊りました。
とにかく二人の踊りですから、目の端に必ず相手を入れ、揃えることに集中しました。

午前中は子供たちの出演があるので、若い親子で賑わいます。
私達は午後の出演で、急に年齢が高くなります。
当然現役世代は普段の日に公民館の利用はなく会社勤めですから、年齢は高いです。
私達の前に、ハワイアンがあるのですが、その中に今年も以前パートで働いていた時の同僚がいました。
風の便りに、フラダンスで慰問していると聞いていて、昨年初めてここで会いました。
今年も会えました。お互い手を握り合って、無言でエールを送りました。(笑)

その会の先生が、ハワイの木の実(名前は忘れましたが)の首飾りをつけて、子孫繁栄、子宝に恵まれますようにと言う踊りだと、でも、私達にはもう無理ですが、とユーモアたっぷりに話されました。
その会では友人が一番若く見えました。
午後の会は、男女とも私たち世代でいっぱいです。
同世代のお仲間たちなので、応援の歓声も上がり、雰囲気は踊りやすかったです。


私達が終ると、先輩と先生が、良かったわよ。踊れてたわよ。と声を掛けてくれてほっとしました。
先輩は男踊りで、カッコよかったです。
昨年「全然違う」と男性に呟かれた一押しの先生の番になりました。
もう舞台上の空気が一変します、シロウトとクロウトの違いです。
少し踊ったところで、先生の踊りがストップしてしまいます。
「あれっ、どうしたのかな?」と思うと、
頭を、下げて、もう一度初めから、と手ぶりを、観客もうなずいて拍手を送り、音楽が初めから鳴り、情緒たっぷりに踊り終わりました・
最後の挨拶で、また「失礼をいたしました。」と付け加えました。

先生が言うには、「頭が真っ白になって」「あなたたちの踊りがよくてホッとしたら、忘れてしまった」と・・・
先輩が、「人間味があって、それぐらいが良い」とうまいこと言います。
本当に先生も同じ人間だったと、再確認が出来ました。(笑)
でも、それだけ心配を掛けました、私たちの帯が、お太鼓結びにすると連絡があったのも前日の午後9時でした。
それまで半幅帯の予定でしたし、演出すべて考えてもらいましたから、そのお蔭です。

この後に、詩吟や空手やコーラスがあり、ほぼ同世代の男女たちでした、最後にカラオケがありましたが、それは抜けて来て、お花の展示をみたり、家族への買い物をしたりしてして帰りました。
良い天気のもと、ようやく今年の秋の公民館祭りも終了することが出来ました。

近所の方が庭で育てたほうずきをくれました。
ほうずき風船を作ろうかな〜。