るりとうわた

日常をつづる

リサイクル

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こちらは水曜日にリサイクルに出した編み機類です。

普通の編み機に、電子編み機(自動編み機)に、着けるゴム編み機です。

もう30年近くかな物置に眠っていました。

子供達の幼稚園・小学校時代に家から8分ぐらいのところに編み物教室を見つけ、通いはじめ私は夢中になりました、ですからそのころのお宝です。

夫が「これ投資だけでも相当額だな」と言います。

が、その時の家計にその余裕はなく(夫には悪いけど)、地産地消ではありませんが、先生のところに来るメーカーの製品を月10着程制作しましたし、個人的にも頼まれものを編みました。

メーカー品と言うのは、糸が市販されていない独特の糸を使うので、形はシンプルなのですが見栄えがするというか、既製品でないと買えないということです。その糸屋さんと先生が友人で来る仕事でしたが、使い終わった糸は二度と使わないから、安く分けてもらいました。色々と面白い経験をさせてもらいました。

資格も取って、先生の助手として、新規購入者の指導にも行っていました。

春や秋の展示会には、マネキンに着せた作品をそのまま値段をつけて売りました。毛糸を使いながら、いかに布のように、または穴あきでレースのような作品を創るかと言うことに重点を置き、日常とはl離れていきました。

それに、次第と裏が見えてくると,資格と言ってもメーカーが出している資格で、どうしてもノルマが出てくる事もわかってきました。

近所で、友人たちが教室を開いたら、行くからね、と言ってくれ、真似事のようなこともしました。

でもやはり自分は消費者なんだということを強く感じました、新しい糸で編むよりも、古い糸をほどいて、それを工夫して蘇られさせたい。

でもそれをしていては、経営はなりたたない、機械も糸も売りつつ、拡大しなくては。

それと、家で編むということは、内職と同じことで、切り上げられない、家族を巻き込み、きりの良いところ終える、のに葛藤する。

それでは家族も楽しくないので、やめました。

子供が中学生になった時、パートで勤めに出ました。それを理由に先生とも縁遠くなりました。

子供たちが巣立ったら、一部屋専用にして楽しむことにしましたが、予定外のことは起こるもので、一人独立しないのがいて部屋があきません。それと目が悪くなったことが大きいです、細かいことは苦手になりました。

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それでもこっそり、まだ1台、太編み機を確保してあります。これは手編み用の太糸を編む機械で、目が大きいので、まだ使えると思いました。

リサイクルで一台千円、まとめて2600円と言われました。

私が「鉄くずですね?」と聞くと、「いえ、探している人がいるのですよ」との返事にお驚きました。

まあ処分するのが目的だったから、値段は交渉しませんでしたが、あとでnetを調べると意外と需要があるらしい、手の空いた私たち世代かな?昔取った何とかで、始めてみようとか・・・

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もう昔を振り返らない女なので…、その時、編み機のそばから出て来たのが、真ん中2本に分けた飴色の梅酒です。

30年物?香りも味も抜群です。毎日オンザロックの楽しみが増えました。

左の容器に入っていて、容器を使うために出しました。

そして、梅1キロ1380円、ホワイトリカー1280、氷砂糖650円で合計2600円は超えましたが、梅酒にばけました。

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梅と氷砂糖の位置が逆転しました。

3か月後、いや1年後、いや5年と漬け込めば、どんな色合いになるか楽しみです。

え~、また30年後?

100才いってるよ!

 

3月の初めに偶然その先生に会って、整形外科の帰りとか、膝が痛くて1週間も動けなかったと、私は腰痛で気を付けながらの散歩中でした。瞬く間に昔の距離で「年は取りたくないわね~」と話しました。懐かしかったです。