るりとうわた

日常をつづる

ロシア旅行1(キジ島)


今回のロシア旅行はキジ島にある昨日の写真の木造建築の教会を見たかったので、キジ島行きのツアーは中々なく、ようやく日程が合うものを探し当てました。
一日目は昼に成田発10時間ほどでモスクワに到着しました。
その後サントペテルブルグ行きの飛行機に乗るのですが、これがゲートが2度変わり、1時間近く出発が遅れました。
日本と違って、アバウトな国の予感がしたのですが、その後はこんなに遅れることはありませんでした。
2日目は地図の様に北上を続け、サンクトペテルブルグからさらに、ロシア連邦のカレリア共和国の首都ペトロザヴォ―ツクきました。
この町の歴史は新しく、時の皇帝ピヨートルが1703年に製鉄所を造らせたことにはじまり、1777年に”ピョートルの工場”と言う意味の町の名が定められました。

そこで、郷土資料館を見学しました、ピヨートル大帝とはこんな人だったそうです。
ここで、鉄砲や大砲や、鍬や鋤も作ったそうです。

郷土資料館前にあるレーニン像を見ると、はるばるロシアに来たと実感がわきました。
ペトロザヴォ―ツクに一泊し、翌日北東にあるヨーロッパ第2の広さのオネガ湖に向かいました。
もうフィンランドの近くで、68kmもバスに乗りました。
やはり不便ですね、そこで水中翼船でキジ島に向かいました。

現在は写真の様にプレオブラシェーンスカヤ教会の下の部分は工事中です。
これは、構造を解明しながら元の工法で復元するようにと世界遺産委員会の方から言われているそうです。

小さい方の冬の教会のボクロフスカヤ教会の中には入れました。

中で神父さんたちが讃美歌を披露してくださいました、ハモリが綺麗でした。
ロシア正教というのは、このように無楽器の声のみの讃美歌です。
そして聖像は無しと言うか、認めなくて、写真の様にイコンが発展し教会美術となりました。
また写真の様に、椅子はなく、立ったままです。
ロシア正教はこのように小さな教会でも、もっと大きな教会でも同じことでした。

その他にも豪農の家や中農の家の見学をし、畑作の実演、斧一本で、この屋根葺きの木の実演を見学しました。

これ一本で同じ物を造り続けるのですから驚きです。

木は白柳と言う日本にはない木で作られているそうです。
柳系がこんなに大きくなるのか?と思いましたが、後日モスクワで大きな白柳の木を見ました。

南側にある古い建物は移築されたもので、日本の明治村の様に集められてあるということです。

一番古い教会

風向きによって小屋ごと向きを変えられる風車小屋。

そして鐘つき堂に登って、小さい教会を見ました、ネギ坊主は雪が積もり難い形だそうで、雨風に当たり、木の色が銀色に光ります。本当に美しいです。

ロシアは現在白夜なので、いつまでたっても明るいです、で夕飯を9時ごろに食べて、10時40分発の夜行列車に乗って、サンクトペテルブルグに戻ります。
2〜4人用のコンパートメントを2人で使用します。一人が2ベッドチケットを買うということです。
ですからホテルと同じ1室に二人です。

12時前になってもこんな空が明るいです、薄暗くなるのは12時から2時の間ぐらいで、本当に白夜が広がります。

翌朝6時24分に到着です。
そこから、ホテルで朝食だけを頂き、そのままサンクトペテルブルグのバス観光に出ました。
この朝が15℃ぐらいで一番涼しいでした。