るりとうわた

日常をつづる

ロシア旅行2(エルミタージュ美術館、ほか)

テレビでは都知事選の話でもちきりですが、(石田純一氏は都知事と言うより、参院選に一石を投じたのかな?)参議院選挙が気になって仕方がありません。
ロシアへ行った時は、友人とずっと気にしていて、自民と公明に3分の2を取らせてはいけない選挙だよね。
でないと憲法が変えられてしまう、大事な気になる選挙だとずっと話していました。
安倍さんは、憲法法案に関しては一切発言をしません。
きっと一般民衆は寝ていてくれ、目先のお金の経済問題だけ気にしてくれればいいだろうとでも思っているのに違いありません。
安倍さんの”私は総理だ、日本のことは私が決める”では、国民は困るのです。

そして自民党公明党と、第一に口をついてくるのは、野党共闘の批判です。
いわゆる反共というもので、共産党と組んでも、何もまとまらないという批判です。
たしかに野党の力も魅力も小さくなりましたが、ようやく共産党は独自候補でなく、共闘と言う形を取ったのですから、私は少し期待しています。
それが新聞では、「改憲勢力3分の2うかがう」と出ていて、ショックを受けています。
この大事な選挙で、そんな馬鹿な!と言う思いです。
ただ4割は態度未定とありますから、ここに期待したいです。
参議院まで3分の2の勢力にしてしまったら、私たちの自由が奪われてしまうことになるのではと思っています。
今以上に討議もせず、国民に説明しないで、自分たちのしたいように国を持って行けるのですから、その時は本当に安倍さんのしたい放題の国になるということです。
それでは困ります。清き一票を自分のために投じましょう。

さて、ロシアは一日目はモスクワに着いてサンクトペルブルグに行くだけ、2日目はペトロザヴォ―ツクへ行き、3日目はキジ島巡りでした。もう4日目の日はサンクトペテルブルグに戻り、その観光です。
ここはロシア帝国時代の首都でした。
サンクトペテルブルグの創設は1703年、ピョトール大帝がバルト海に開かれた港と要塞を築いたことにはじまります。
上の青銅の騎士像はピョトール大帝で、ネバ川越しにスェーデンに睨みを利かしている像です。

宮殿広場にあるアレクサンドルの円柱を見たら、早く美術館にと急ぎます。

この日はあいにくの雨ふりで、その上にハプニング続きでした。
美術館内の現地ガイドが当日に病欠で、エルミタージュ美術館のチケットが届くのを1時間近く待ちました。
その結果事前予約の「黄金の間」の予約が取れなくなり入れなくなりました。
別館をサッと見学し、それから急いで、本館へ行き、行列に着いたのですが、大雨が降りしきる中1時間以上も並ぶことになりました。
運悪くバルト海にクルーズ船が到着したらしく、何百人単位のヨーロッパ人の方と、ロシア各地で遭遇した大量の中国人観光客と一緒になりました。
最初4列で並んでいたはずが、入り口近くになると16列ぐらいに膨れ上がり、私たちは中国人観光客の中にサンドされる形になり、どこから急にこんなに人が増えたのか不思議でした。
ぎゅうぎゅう詰めの中、美術館のスタッフの方が出て来て、車いす用の通路ににまで並んでいる中国人を排除し始めました。
普通はこんなところには並ばないし、注意されたら退きますよね、それが大声で泣き散らし、拒否するので、こんどはスタップの方達は1人1人の手を掴んでごぼう抜きを始めました。
そうしてようやく開いた道に車椅子の方を通していまいした。
その車いす用の通路が階段の上で、少し下に隙間が出来ています。そこを中国人の小母さんが潜り抜け、入り口の近くになりました。
すると大声で連れを呼び、ここをくぐれと叫びます。呼ばれたおじさんは嫌がって、また大きな声で、それは出来ないと、怒鳴ります。
まったく周りなんか目に入らないのですね。大声で顔を真っ赤にして仕方なくくぐって行きました。

(↑これは退場してから撮りましたが、この辺も列が出来て凄かったです)
それから中国のガイドの人がまた凄い、1人でゲートを閉めているスタッフのもとで、喋りまくり、1人ならという感じで通してもらいます。
すると上に上がって別のスタッフに今度は、仲間が別にいるというようなことを言い、今度はゲートに来て、そのスタッフが何人か手を上げさせ、ゲートを通させてしまいました。凄い作戦です。
私達はようやく階段の下まで来たので、階段の上の様子が手に取るように見えます。(笑)
私達のロシア人ガイドの方は?と見回すと、私達より後ろではありませんか?何と奥ゆかしい。(笑)役に立ちません。
ゲートの前まで来たとき、後ろから押されるので、このゲートが倒れたら、将棋倒しと同じことになるよな?と、ちょっと想像すると怖かったです。
もっともこれは、ロシアのエルミタージュ美術館の管理能力の不足です。この行列で、最後札も出していないのですから、横入りされるのは当然です。
まだ慣れていないのか、急に観光客が増えたのでしょうか。
ようやく入れたのは3時過ぎてからでした。

ルノアール

ゴーギャン

これはピカソ

マチス

階段の上、豪華です


孔雀の時計

ガラス箱の中に入っているのはレオナルド・ダ・ヴィンチの絵です

こちらも、そうです

この辺がレンブラントです。

彫刻も沢山あります。


この方たちはクルーズ船で来られたヨーロッパの方でしょうか?
私たちはアジア顔だから、中国の方と同じに見られているのでしょうか?
まだ日本人グループには一組ぐらいしか会っていません。

もう見ても見ても終わりが来ません、300万点以上です。
6時に閉館なので出ました。結局5時間の観覧時間が3時間になりました。

そしてロシア正教の寺院、イサク寺院の見学です。
世界で4番目に大きなドームを持ち、赤い大理石の石の柱が沢山あります。
全体の重さ30万トン以上だそうです。サンクトペルブルグは湿地帯ですから・・・13000本の杭を打ち花崗岩を敷き詰めてあるそうです。

ドームの内側です。
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それから、血の上の教会へ行きました。
1881年アレクサンドル2世が暗殺された場所に建てられた教会です。
名前の割には可愛い教会です。

中は同じくイコン画で、椅子もテーブルもありません。

追加

エルミタージュ美術館展、日本で開催へ
2016年7月8日 04:16

世界3大美術館のひとつ、ロシアのエルミタージュ美術館の大規模な展覧会が日本で開催されることになり、調印式が行われた。今回の展覧会では、レンブラントルーベンスなどの傑作85点が公開される。来年春から東京で、その後、名古屋、神戸で開催の予定。

確か2012年にも新国立美術館に来ましたよね。