るりとうわた

日常をつづる

タイムリーな観劇

f:id:sasameyuki47:20191226073402j:plain

これは24日のことです。

中々その日に書けなくて、話が溜まりはしょるのですが、クリスマスイブの日に戻ります。(笑)

この日生劇場でのチケットがしかも前々楽日のチケットで、B席だけど中央席が取れました。それが、『オリバー・ツイスト』『二都物語』で有名なイギリスの文豪ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』をベースにしたミュージカル・ファンタジーの傑作『クルージー』を観劇してきました。

下は劇場内のクリスマスツリーです。

f:id:sasameyuki47:20191226073247j:plain

 ストーリー


 19世紀半ばのロンドン。クリスマス・イブを迎えた街は賛美歌が流れ、陽気な賑わいを見せていた。しかし、金貸しを営むスクルージはひたすら不機嫌だ。クリスマスなんか大嫌い。金、金、金!ドケチな彼は今宵も借金の取り立てに勤しみ、献金を拒み、人々に嫌われるばかり。
そんな彼のもとに深夜、かつての親友の亡霊とクリスマスの精霊たちが現れた。彼らはスクルージを過去、現在、未来の旅へと連れていく。幼い頃の楽しかったクリスマス、愛する人との幸せな日々と別れ、身近な人々の慎ましい暮らし、そして思いもよらない未来の自分…。
クリスマスの朝、スクルージは新たなスタートを決心する。
 夢と希望、愛を胸に街へ向かい、おもちゃや七面鳥、「借金帳消し」のクリスマスプレゼントを人々に贈る。大切な人と心からクリスマスを祝うスクルージは、幸せな笑顔に満ちていた。
 

キャスト・スタッフ
 
キャストエベネザー・スクルージ市村正親
ボブ・クラチット:武田真治
ハリー/若き日のスクルージ:田代万里生
イザベル/ヘレン:実咲凜音
トム・ジェンキンス:畠中 洋
ジェイコブ・マーレイ:安崎 求
クラチット夫人/過去のクリスマスの精霊:愛原実花
フェジウィッグ夫人:今 陽子
 現在のクリスマスの精霊:今井清隆

 阿部 裕、 板垣辰治、 高橋ひろし、中西勝之、藤田遼平、 松井慧夢、

萬谷法英、家塚敦子、 伽藍 琳、小島亜莉沙、七瀬りりこ、三木麻衣子
 森 加織、横岡沙季、 飯田汐音、加藤憲史郎、 川原瑛都(Wキャスト)
 小林百合香、瀧澤拓未、 鳴海竜明(Wキャスト)、 持田唯颯。

 山田樺音 (五十音順)
スタッフ原作:チャールズ・ディケンズ
脚本・作曲・作詞:レスリー・ブリカッス
演出:井上尊晶

 訳詞:岩谷時子
 音楽監督:鎮守めぐみ
振付:前田清実
 美術:横田あつみ
照明:塚本悟
 音響:山本浩一
 衣裳:スー・ウィルミントン
衣裳コーディネート:沼田和子
ヘアメイク:佐藤裕子
 指揮:森 亮平
 演出助手:坂本聖子
 舞台監督:中村貴彦
 技術監督:小林清隆 

 市村正親さんは1949年生まれの御年70歳です、団塊の世代です。

演じられた舞台は数知れず、私は「ミス・サイゴン」「モーツアルト」のお父さん役が馴染みがありますから、主役としてこんなにじっくり見たのは久しぶりです。

きっと実年齢に近い役ではないでしょうか。

市村さんは出ずっぱりです、その演技力と体力に感心します、フライングもあります。

もう筋書きが読めちゃいます。意外性はないし、思った通りに話は展開する定番中の定番です。

ストリーにある通りです。ただこの年になると身につまされるというか、気が付いた今から、即直していかないと、もう時間がないと気が付きます。

そういう意味では年寄りは深く感動するかもしれません?

でも子供が6人も出ているので、そういう年齢の子もチケットを持って、親とですが観に来ています。

帝劇では未就学児は入れません、理解できるのはそれぐらいからだと思うのですが、こちらはこの公演は、4歳以上から観劇可能でした。

夜中に精霊が出るので、暗闇に怪しい声が聞こえると、その子が泣きだして、お父さんは連れ出していました。楽しいシーンもあるのですが、そのお父さんは3度ほど出たり入ったりを繰り返していました、お気の毒でした。

1864年ぐらいのロンドンのクリスマスイブからクリスマスに掛けての世相が良く理解できたのが良かったです。クリスマスというのはこういう捉え方だというのが良くわかりました。

日本のお正月みたいなもので、愛すべき家族や恋人たちと祝い合う、招きあう、ご馳走をふるまう、1年の総締めくくりのような一日を過ごす。

それまで、お金一途だったスルージーが、ようやく街の皆や、甥っ子や、従業員と同じように、クリスマスを楽しめるようになっての大団円を迎えます。

めでたしめでたしです。

f:id:sasameyuki47:20191228210117j:plain

外に出て、日比谷ミッドタウンの前には青いツリーが、輝いていました。

そして25日は、この日から孫が来る予定でしたが、保育園時代のクリスマス会がお泊りで、(マンションのゲストルームらしい)あるというので、順延にしました。

ケーキは先に作り、頂きました。

f:id:sasameyuki47:20191223182049j:plain